こんにちは!森高です。
今月の前半はチームとして非常に調子が良い状態で、たくさんの方とご契約いただいております。
ありがとうございます。
ただ、その一方で後半にかけて営業チームの数字が落ちてきています。
ここで起こってくるのが行動の管理です。
- 今日はここにいってこれをやってこれをやりました。
- 数字のあがらない理由はこれとこれとこれで。
- ちゃんと日々の数字追えてる?1日単位であげないといけない売上っていくらか知ってる?
こんなやりとり、企業に勤めていた経験のある方は経験があると思います。
そして、それに当たってある矛盾が起きてきてしまいます。それは「社内に対しての対応が増えてしまうこと」です。
結果、そこにとられ、お客様に対しての接触が減ってしまいます。じゃあどうすればいいのか。
今日は僕自身がその状況について思うことについて書いていきます。
性善説と性悪説
いろいろな人の管理の仕方があるかと思いますが管理するにあたっての考え方として、以下の二つがあげられると考えられます。
それは、
「性善説」と「性悪説」
です。
性善説(せいぜんせつ)とは、人間の本性は基本的に善であるとする倫理学・道徳学説、特に儒教主流派の中心概念。
wikipediaより参照
性悪説(せいあくせつ)とは、紀元前3世紀ごろの中国の思想家荀子が、孟子の性善説に反対して唱えた人間の本性に対する主張。「人の性は悪なり、その善なるものは偽(ぎ)なり」(『荀子』性悪篇より)から来ている。wikipediaより参照
僕自身の言葉でまとめると、
性善説は「人は全て善人であり、放置をしておけば自然と良い方向にむかっていくはずだ」
ということで
性悪説は「人は全て弱い生き物であり、放置してしまうと大変なことになってしまうので、正さなければならない」
ということです。
この二つの説を一つの考え方として心の中に持っていて、人を管理するとなったときに如実に現れてきます。
今回はその事例を混ぜてお伝えしようと思います。
性善説編 〜完全放置〜
実際の例
- みんなやるべきことを各々考えて、やっていこう。
やるべきことは、◯◯と◯◯と◯◯。この三つを徹底して各々頑張ってください!
頑張っていきましょう!!
- お〜!!
二週間後
- ん〜調子下がってきたないかんな〜。みんなちゃんと数字追えてる??
◯◯くんどう?
- ん〜できてないですね。なんかいろいろ用事が入っちゃったりとか、
思ったより作業に時間がかかったりとか。すいません。
- そっか〜まぁじゃあしゃあないな。
ただ、自分で決めた目標やから、それを達成するためにどうすべきか考えてやっていこう!
メリット
管理コストがいらない。
社内の空気が悪くならない。
常に自分に対して焦点が向く。
デメリット
なめられて搾取される可能性がある。
自制心のある人材しか役に立たなくなる。
性悪説編 〜徹底管理〜
- やるべきことは、◯◯と◯◯と◯◯。この三つを徹底してやっていきましょう!
みんなの力が必要です!!よろしく!!
- わかりました!!頑張りましょう
1日目終了後
- ◯◯くん 今日どうやった??数字の目標達成できてる?どう???
- できてますよ〜!
それが毎日続いたのちの 7日目終了後
- ◯◯くん 今日はどう?達成できた??
- できてません。すいません。
- えっ。それってなんでなん?
- いや。ちょっといろいろあって・・・(しんどい。毎日窮屈すぎるわ〜。)
- えっ。ってかいろいろってなに?というか、自分で決めた目標やろ?なんで約束守れへんの??
- すいません。(・・・たしかにそうやけど。。。)
メリット
数字の管理が徹底され達成まで向かっていく
部下に恐怖感を与えることができるので、なめられない。
自分の思い通りに部下をコントロールしやすい
デメリット
管理コストがかなりかかる
他人に対して焦点が当たってしまい、自分の仕事がおろそかになる。
社内の空気が悪くなる。
部下から嫌われやすい。
真の性善説とは
今日では、性善説は「人間はみな善人だからほっておけばみな良いように向かっていく」というように捉えられていることが多いと思います。
でもちょっとwikipediaをみてみると、意外なことが書いてありました。
それがこちら
なお、今日「性善説」という言葉は「人は本質として善であるため、放っておいても悪を行わないとする楽天主義」という意味で用いられることが少なくないが、本来は正しくない。以下に解説するように、孟子も朱子も、人の「性」は善であっても放っておけば悪を行うようになってしまうため、「聖人の教え」や「礼」などによることが必要であると説いている。
僕も、これを完全に勘違いしていたのですが、性善説を唱えたとされる孟子も
「ちゃんと、決まり、教えがないと悪に向かってしまう」
ということを伝えているとのことです。(にわかの知識ですいません)
つまり、ほったらかしではなく、ある程度ちゃんとした決まり、管理をしている中でその人を信じてあげることが大切なのではないかなと思いました。
まとめ
このマネージメントに関しての答えは僕自身まだ出せていません。
ただ、なんとなくこうしたらいいのではないかなというのはあります。
①人を段階に分ける。
例えば、
lv1 まだ、学生気分の抜けておらず、力たらずな子
lv2 力や礼儀的にはしっかりしているが、あと一歩足りない子
lv3 完璧社会人として通用して、自分自身で考えて行動できる子
といった明確な基準を決める
②その段階においてマネージメントを変える
例えば、
lv1 徹底的に管理をし、自分がいったことを守ってもらう。
lv2 ある程度管理をしながら、自分でチームにとって何が必要かを考えて行動してもらう
lv3 完全に管理をせず、自分自身で動いてもらう。
といった二軸で走るべきだと思っています。
そして、ベンチャー企業で活躍したいとおもったら、少なくともlv3の段階にはいないと活躍できないのではないかなと思っています。
なぜなら、人が少なくて管理をしている暇がないからです。
特にベンチャー企業では一人一人の自立性が死ぬほど求められていて、僕自身もそういう人材になっていかなければならないなと最近つくづく感じています。
もっといいマネージメント方法があれば、アドバイスいただければ幸いです
それでは!あざした!!