こんにちは、未来電子テクノロジーの岩崎です。
普段自分は、交流会やセミナーに参加しないのですが、
久しぶりに、先週土曜日に交流会兼セミナーに参加させて頂きました。
その中で講演されていた
とある企業の社長の販促戦術が非常に面白かったので、
今回そこから学んだ自分なりの考えを記事にしてみました。
興味があればどうぞよろしくお願いします。
徹底的な自社コンセプトとストーリー
そのとある企業は
鯖、一点に絞った事業展開を営んでいる企業です。
鯖という食材は、完全に個人の主観ですが、
そこまで好んで食べようとは、なかなか思わないかと思っていました。
なので、序盤は「??」でした。
ただ、20代の僕でさえ今は死ぬほど食べたいです。
どの商品でも当然ですが、まずは知って興味を頂けない事にはその良さも何も起きません。
知らないんですね。ユーザーは。
だからこそ!そこに対しての販促戦略があり、以下の基本購買プロセスの流れがあります。
認知→調査→行動→体験
この認知と調査の部分に対して
こだわり抜いたコンセプトとストーリーがあり、それが素晴らしく機能していると感じられました。
認知させるための違和感を加えたコンセプト
こだわりのコンセプトの一部を言うと、
・鯖=38と読めるので、店舗のメニュー数など開店時間など38に全て徹底。
・鯖の模型を積んだデリバリー用バイク「サバイク」作成
・販促用キャンピングカー「サバス」作成
・テーマソング「サバばばーん」作成
などなど、少々変わった面白い取り組みになります。
人は、面白い=違和感のある価値観を投げつけられるとその対象物を注目してしまいます。
また、そういった違和感ある価値観を今の時代であれば、
面白いため、スマホなどソーシャルメディアによる拡散が起きる事が予測されます。
認知は嫌でもしてしまう。笑
その機能としてのこだわりのコンセプトは大きな役割を担いますね。
調査される際の相手に痛みを与えるストーリー
認知後の調査において商品を知り始めます。
つまり対象物に対して個人の主観でイメージを持ちはじめます。
その企業の商品の一部を言うと、
最高級の八戸前沖とろ鯖(脂質量が20%以上ある)のみ使用!!
と知れます。
その情報で少しだけ商品をイメージできます。
ただ、それだけでは感情が落ちていないので、人は動かない。
なので、工夫として自身のその商品開発に至るまでの苦難のストーリーを加えられています。
また、メジャーな品=マグロとの比較と現在の市場出回っている品との差別化のストーリーから、
なかなか食べれない!捕れない!貴重な品と認識させ、一気に商品価値をレベル引き上げていきました。
その情報を与えられた上で、それが簡単に身近で食べられる場所があると知らされて、
ここで一気に食べたくて仕方ない状態に陥り、味まで想像してヨダレが垂れてしまう。
※僕です。
では自身に置き換えると?認知と調査の定義が重要
その社長は、常に鯖をどう魅せるか?しか考えていないとのこと。
非常にシンプルな思考ですが、それが本質ですよね。
一点へ注力する事で自然発生的にストーリーとコンセプトを構築している。
すばらしいですね。
これは経営者であれば、
当たり前で、構築しやすいのかと思います。
なぜなら会社=自身なので!
ただ、僕ら社員は経営者でない。
なので、ここから一つ上の思考フェーズに到達するためには、
コンセプトとストーリーをしっかり定めた行動が必要。
僕は会社の社員ですが、商品でもあるという考えです。
自身を商品として考えた時
認知させるための違和感を加えたコンセプト
調査される際の相手に痛みを与えるストーリー
ここを認識して伝えられているか?これが重要なのかもしれません。
ヨダレを垂らさせたい!
自分=商品なので、
同様に対象者に自身を認知させイメージさせ「この人!」だと思わせ、ヨダレを垂らさせる必要があります。
相手の主観のイメージを操作させる事。
身なりへの意識は勿論、発言等々の気配りは必須です。
ただ、その前の根底のストーリーとコンセプトが必要。
このコンセプトが、なかなか見つけにくいんです。
その中で僕なりの答えとしては、自身の過去のストーリーから引っこ抜くしかないと考えています。
僕であれば以下のストーリーがあります。
就職活動に違和感を覚えて自分で自分説明会を開いた→その結果内定もらった→ただ内定先の人が「しんどいしんどい」と言ってるから「違うな」と思って辞退→インターンした→入社するための高いハードルを設けられた→結果を出して入社権利を勝ち取った→マネージャーとなった→大阪の責任者になるため成長中(←今ここ)
ここから読み取れる自身のモットー=コンセプトを 超ポジティブに捉えると
・【自身が納得しない事は提供しない】
・【追い込む事で成長する】
などなど。
これを基に自身を商品化して伝える事が出来れば、ジブンブランドができ、
相手にジブンをイメージさせる事ができるではないか?ヨダレを垂らさせられるのではないか?
と考えています。
ただこれ自体もすごく個人的なモノなので、どのような意味を成すか、成さないかはわかりませんが
これをきっかけに、自身のコンセプトやストーリーを見つめてみるのもいいかもしれません。
結果的にこういった部分が辛い時や危機的状況で
爆発的な力を発揮するからです。
少なくとも僕はそう思います。
終わり。