こんばんは!
未来電子人事マネージャーの川崎です!
今日はインターンに関するお話です。
インターンには、短期と長期のものがあり、みなさんそれぞれ参加していると思います。
その中でも今回は長期のインターンに焦点を絞り、「長期インターンをなぜ続けることができたのか」についてインタビューしてきました。
インタビューさせていただいたのは、
未来電子テクノロジー営業統括責任者の黒田圭一さんです。
人生のターニングポイントや継続できた要因、考え方などをお聞きし、まとめました。
(インタビュー:川崎)
危機感がエンジン
ーよろしくお願いします!
(黒田さん、以下黒田) よろしくお願いします。
ー今回黒田さんにインタビューさせていただきたいテーマは、「なぜ長期インターンを続けることができたのか?」です。
率直に、黒田さんは学生時代に休学をして本当に長い期間インターンをされていたと思うのですが、続けることができた要因は、 何かありますか?
(黒田)
あります(笑)
それが何かという話ですか?
ーはい。
(黒田)
その部分に関して言うと、誰に対して聞かせたいのかによって変わってくるかなと自分的には思っています。
例えば、京大や阪大の子達にはマッチしないと思うんですね。
それを前置きとして言った上で、話そうと思うんですけど、
当時、自分が大学の時に就活が始まるのが、3回生の10月でした。
ちなみに今っていつから?
ー4回生の4月からですね。
(黒田)
今はどんどん遅くなっていっているんですね。
当時は3回生の10月からスタートしてました。
それで、「よっしゃ!就活するぞ!」と意気込んでやっていて、10月、11月、12月からの説明会とかに結構行っていました。
面接も何個か行ったこともあったけど、結論、どこも受からなかったんです。
それもそのはずで、面接を受けていた会社も基本的には何も知らなかったので、
名前を知ってる超一流の会社ばっかりに行っていました。
今だから思うんですけど、その会社に具体的に行きたい理由もないまま受けても、普通に考えたら受からないじゃないですか。
でもそのまま受けていて、2月、3月になっても決まっていない状態でした。
その時期になってくると周りの学生は、内定をいくつかもらっている人もポツポツいて、それと同時並行ぐらいの時に、たまたま同志社の大学生とすごく仲良くなったんですね。
その同志社の友達が学生イベントとかを精力的にしていて、その友達が僕を頻繁に誘ってくれていたんです。
その時に初めて関関同立とか京大、阪大、神大の学生とも触れ合う機会が増えてきて、そこで感じたことが、圧倒的に考えてるレベルが違いすぎると気付きました。
そして、このままたぶん就活をしてても絶対にこの人たちには勝てないだろうと思ったんですよね。
じゃあ他の手段で何ができるかと考えて、やろうと思ったのが、インターンでした。
質問からそれちゃいましたね(笑)
すみません(笑)
ー全然大丈夫です(笑)
(黒田)
なぜ長期インターンを続けることができたかという話なのになぜしたかのきっかけの話になったんですが、
他大学の学生と自分を比べて感じたことが根底にあり、絶対違うことしないと勝てないと思ったんです。
その時、たまたま社会人の知り合いの方がいて、その方がインターンとか就活に関わるキーワードを言っていたので、自分もキャッチして先輩の紹介で、あるWebの会社にインターンとして参加したのが1回目です。
そこで営業して、始めはちょっとだけ成果が出たんですね。
ビギナーズラックというか感じで。
「これいけるぞ!」と思いました。
今から営業のスキルを磨けば、阪大とかの学生に勝てるぞと本気で思いました。
むしろ自分はそっちでしか勝負する道はないという感じでしたね。
それでそのインターンを続けているうちに営業にハマっていっていったので、
今のまま大学出ても意味ないかなと思い出して先生と親に大学を辞めると言ったら猛反対されたんです。「何を言ってるんや。」と。
特に僕は機械工学科で、研究して先輩が行ってる会社に就職していくのがルートだったので、正攻法のルートがあるにもかかわらず、やめたいと言ったので余計反対されたと思います。
猛反対されたんですけど、自分は今の正攻法のルートでやっていても絶対に勝負できないと思ったので、「インターン」、「営業」という道で生きていきたいと誓いました。
その道で生きるにあたって、今の大学は自分には不必要だと思ったのですが、
親と先生がこれだけ僕が言っても反対してくるので、「じゃあ1年間だけ休学させてください。卒業はちゃんとするから。今は営業に打ち込みたい。」という感じでその時は収まりました。
休学をしてまで打ち込むと言った手前、それを途中でやめてアルバイトとかしてたら、自分の言ったことに完全に反することになるじゃないですか。
なので、その時点で自分には、インターンを続けて何としてでも成果を上げないといけないという選択肢しかなくなったわけです。
これが長期インターンを続けたというか、インターンを苦しくても続けることができた根本にある、ある種のコンプレックスというか、続けるしかなかったというWhyですかね。
そんな感じです。(笑)
ーそのWhyは、インターンを始めて以降の学生時代もずっと根本にあったんですか?
とは言っても、やめたいとかはなかったんですか?
(黒田)
やっぱり営業なので取れる時、取れない時があるので、取れない時は営業するのも嫌になったり、なかなか進んでできなくなりましたね。
けれども、そんな時も親と先生にそれだけ反対されたのにも関わらず、この道でやっていくのなら何としてでもやらないと、という思いはどこかにあったので、ネガティブになっても耐えれたと思います。
ーいろいろな支えがあったんですね。
やっぱり支えになるものは必要ですね。
(黒田)
支えというか、なぜ自分はここに来ているのかという強烈なWhy。
これってたぶん、こうなりたいというものと比べた現状の自分に感じる苦痛やコンプレックスが、大きければ大きいほど原動力になると思います。
僕の場合だと、高学歴の学生に対して感じる自分のコンプレックスが大きいかったのが、原動力だと思いますね。
なので、そういう意味では、今の未来電子に来る学生ってみんな高学歴じゃないですか。
たぶんみんな普通に就活したら、それなりの会社から内定をもらえると思うんですけど、なぜそこまで頑張れるんですか?
ー僕が感じるのは、学歴があるだけで簡単に就職できるとは思わないからですね。
(黒田)
確かにそうだとは思うんですけど、
とは言っても関関同立とか京大、阪大、神大って履歴書に書けるじゃないですか。
ーそれはそうなんですけど、何ができるって聞かれたときに何もできないなと思うんです。
未来電子に来た理由もその理由で、
何もできないまま逃げてしまったら自分に負けてると思うので、やらないといけないと感じるんです。
今もできる状態とは言えないですけど、成果を残して「自分はこれができる!」
と言いたいから頑張れていると思います。
あとは、未来電子の環境と学校での環境が違いすぎて、学校の甘い誘惑がある環境に居続けるのかというと違うなと思うので、今もお世話になっているという感じです。
(黒田)
その自分がこのままじゃやばいなと思ったきっかけが僕の場合だと就活や同志社の友達なので、自分が大学1回生、2回生で出会わなかった世界に出会えたから今のままじゃやばいって気づけたんです。
これって立命とかって何をきっかけに自分はできないと気付くもんなんですか?
ー僕の場合でいうと、大学の先輩ですね。
イベントとかに行くと、立命の3回生、4回生と結構一緒になって、話してる内容とかプレゼントかを聞いて「すごいな」と思うんですけど、自分は何もできなくていつも受け身の状態だったです。
それで今の自分はやばいんじゃないかと思いました。
そして周りの友達も僕と違って、いろんな活動をしていたので、僕も何かやらないとという気持ちになりました。
(黒田)
その1回生、2回生の時って中高が一貫であれば、狭いコミュニティなのでつながりがあると思うんですけど、大学って基本的に誰が何回生かってキャンパス歩いていてもわからないじゃないですか。
なんでわかるんですか?
ー学外のイベントに行っていたからです。
学内のものもありますが、学外のものもいろいろな場所で宣伝されてるので、見つけて行ってました。
そこでいろんな先輩と出会いました。
(黒田) その先輩はできる人だった?
ーそうですね。できる人です。
他大学でも有名なぐらいです。
(黒田)
じゃあターニングポイントになるのって
やっぱり自分にとってキーマンになるような人といかに出会えるかですね。
たぶんそういう人と出会うと、自分ショボショボやなって思うきっかけだったりとか学びがあって、コンプレックスが強烈になるんでしょうね。
そこで一歩踏み出せる人が、長期のインターンや厳しい環境であっても続けられるのかもしれないですね。
ーそう考えると、今の未来電子もそういう人ばかりですね。
(黒田)
やっぱり営業なんでね。
基本的には辛い仕事だと思うんです。
いや、でも何でも辛いか(笑)
ーどの仕事もそうですね。(笑)
いかに辛いと感じずに楽しめるかだと思います。
(黒田)
話が戻って、インターンの営業をしていて、最初2、3件取れたんですけど、半年後ぐらいになったら全然取れなくなって、このまま1年終わるとやばいなと感じたんです。
その時、たまたま初めインターンをしていた会社の営業部長が大阪でFacebookを使った商品を売ってる会社に行くというのも聞いて、「おもしろそう」と思ってついて行ったんです。
その会社が未来電子でした。
何も接点もないところから偶然出会ったんです。
ー本当に偶然ですね。(笑)
たまたまついて行ったのは、Facebookなど何かに惹かれたんですか?
(黒田)
そうですね。
当時Facebookは流行り出したぐらいで、就活するんだったらFacebookいいよみたいに言われていて、普段日常で触れているツールだったので、それを使って営業できるっておもしろそうやなと惹かれましたね。
ー黒田さんの時代からもFacebookってそういう立ち位置だったんですね。
今はやってなかったら引かれるぐらいですからね。
(黒田)
絶対必須だと思う。
なので、普段自分が使っているものをお客さんに提案できるのは面白いんじゃないかなって感じましたね。
しかも一発目のインターンでは取れていなかったので、もし未来電子で「これだ!」と思ったら移ろうと思って行きました。
価格も安いですし、流行ってるし、自分も使ってるものですし、当時は飲食店とか店舗に売っていたので、売りやすかったですし、これを売れなかったら営業をやめようという覚悟でした。
これもまた自分の進退をかけて追い込んで決断しました。
ーなぜそんなに自分自身を追い込めるんですか?
(黒田)
それもやっぱり根本にある危機感の部分と、復学しても就活をしないと決めていたので、何もできなかったらフリーターだという選択肢だったからですね。
なので、今後も営業を続けるのかの賭けの勝負にでました。(笑)
ーそれは、意地でもやらないといけないですね。(笑)
今の話は少し意外でした。
というのも、去年の年末に黒田さんは自分でそこまで徹底した人間じゃないとおしゃっていたので。
何か自分の中で切り替えるスイッチみたいなのがあるんですか?
少し話は逸れてしまうんですが。
(黒田)
インターンをしてたときは何も考えていなかったけど、最近すごく思うのが、「多重人格マネジメント」です。
いろんな場面で自分の人格を切り替えることができたらすごく良いというのを感じてますね。
例えば、家族や彼女、友達と接する時ってキャラが全部違うと思うんですよ。
で、ダメなタイプはキャラが変わってることを認識できていない人で、
「おれってここのときはこういうキャラで、あそこではこういうキャラなんやな。」って自覚して、適切に使い分けることができれば営業でもすごく強くなるなと思います。
そういう意味では、自分の中にいろんなスイッチを作って使い分けるように意識していますね。
でもこれは、最近の話なのでインターンの時はとにかくがむしゃらに取り組んでいました。
ー僕は今まで思わなかったのですが、危機感ってすごく続くんですね。
(黒田)
本当に続くと思います。
この話をするとかなり長くなるので、話を元に戻します。
営業に関しては、人生は営業活動だと思っていて、例えば良い彼女作るにも自分を売り込まないといけないので、それなりの営業力がいると思うんです。
自分は良い彼女が欲しいと思っていたので、そこには営業力が必要だなと感じていました。
営業力こそが人生を豊かにする最短最速の手段だと思っていたので、営業に注力できたというのはありますね。
不純な動機なんですけど、それは誰でも心のどこかにあって、その不純な動機が強ければ強いほど良いんじゃないかなと思います。
ー不純な動機がない人なんていないですもんね。
不純な動機が出てこない人は嘘ついてるんじゃないかなと思うぐらいです。
(黒田)
それは嘘ではないと思うけど、あくまで表の欲求だと思います。
裏の欲求もちゃんとあるけど、それは本音で話さないと出てこなくて、かつ自分自身が目を向けないとわからないものなんです。
その辺の内容はブログに書いてるので、是非読んでください。
こんな感じのちょっと不純な動機とこのままじゃ勝てないという危機感の双方が
上手く行っていたから良かったんじゃないかなと思います。
たぶんどっちかだったらきついですね。
表の欲求ばかり言う人は、ちょっと叩かれるとドロップアウトするし、不純な動機ばかりの人は、変な方向に進んでいきそうなんで、この2つがバランス良くある状態が理想です。
ー何事にもバランスですね。
黒田さんからもよく「バランス」いうキーワードを聞きます。
(黒田)
そうですね。
バランスで言うと、仕事の中の自分と他人、プライベートの中の自分と他人に分けて考えるのも良いですよ。
例えば、プライベートの中で自分に焦点を当てた場合、仕事を通じて何を成し遂げたい?
成し遂げたいというと難しいのであれば何が欲しいとか何がしたいでも大丈夫です。
ー僕は常に新しいものが欲しいですね。
なので常に新しいものを手にするということを成し遂げたいですね。
自分の身なりを気にするタイプなのでこれが強いです。
あとは、人に好かれたいとも思います。
(黒田)
じゃあそれを本当にどれだけ強く思えるかが重要で、あとは、プライベートの中の自分と他人、仕事の中の自分と他人のそれそれで成し遂げたいことをいっぱい持つことですね。
こういう考え方はすごく大切で、こういう考え方を取りにいく人が100人に一人、これを実行するのが100人に一人、継続する人が100人に一人だとしたら、100万人に一人になるんで、これが1000位でも相当上じゃないですか。
こういう考え方を継続してるんだという自信があれば、何か上手くいく根拠にはなると思います。
そもそも長期インターンはどうでもよくて、もっと上の概念で考えて、継続できるものが長期インターンであれば、長期インターンをすればいいですし、その考え自体をみんなで共有しあって高め合ってもらえたらなと思います。
(黒田)(川崎)
結論、長期インターンを続ける秘訣はどうでも良い。(笑)
ーありがとうございました。
(黒田)
ありがとうございました。