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なぜ、「やりたいこと」は見つからないのか?


「就活が近づいてきているのに、まだやりたいことがないんです。」

 

こういった不安混じりの声をよく聞きます。

そういう筆者も、やりたいことがないまま彷徨っていた学生の1人でした。

どうせ働くことになるんです。だったら、「やりたくもないことをやるのはいやだ!」と思うのは当然でしょう。

これから仕事に費やす時間は、人生の大半を占めることをすでに私たちは知っています。しかし、それでも簡単には見つからないのが「やりたいこと」なんです。

この苦しい状況から少しでも多くの人が逃れられるように、「なぜ、やりたいことは見つからないのか?」というアプローチから、「どうやってやりたいことを見つけるのか?」という1つの解決策を導き出していきたいと思います。

少しでも苦しい状態にあるなら、そこから抜け出すヒントになれば、と思います。

「やりたいこと」は、2つある。

やりたいことが見つからない根本的な理由は、「やりたいこと」を間違えて捉えているからかもしれません。文字通り「やりたいこと」と捉えてしまうと、「自分の好きなことを仕事にする」かのように聞こえてしまいます。もちろんこれも1つのやりたいことでしょう。

ただ、このパターンで「やりたいことが見つからない」と言っている人は、あまり多くないように感じます。もしこのパターンでやりたいことが見つからないというのであれば、答えは極めて単純。やりたいことにあたるまで、いろんなことをやればいい。このことに関しては、ホリエモンも同じアドバイスを送っています。

しかし、筆者はこの問題に対して、もう1つの側面を投げかけたいと思います。

 

 

学生の言う「やりたいこと」とは、

自分の好きなことではなく、「自分のできること」を指すのではないだろうか。

自分が最も高いパフォーマンスを発揮できて、周囲の人から評価されることを求めているのではないだろうか。こう捉えたとき、前者の「やりたいこと」と後者の「やりたいこと」では、探し方が異なっているような気がするのです。

まず自分の言うやりたいこととは、どちらを指すのか。今回の記事は、後者の「やりたいこと」を探す人に向けた記事です。当てはまると少しでも感じたのであれば、見つからない苦しみから抜け出すお手伝いができるかもしれません。

ここではやることを4つのステップに分けて、やりたいことを仕事にするまで進めていきたいと思います。

 

ステップ1「場所を見つける」

さて、「やりたいこと」を整理できたあなたは、やるべきことがはっきりしている状態になっています。

それは、「自分が評価を受けられる場所を見つけること」です。

このパターンのやりたいことの問題は、評価主体が自分ではないことです。つまり他人がいなければ一生見つからないのです。評価するのは他人なのですから。

まずは評価主体のいる場所をどこでもいいから見つけることです。そしてこれから働くことを考えれば、評価主体は社会人であることが望ましいです。社会人からの評価を受けて、自分はどの領域で働いていけばいいのかをはっきりさせるために、まずは場所を見つけます。

 

とにかくまず1度応募してみましょう。自分1人では、絶対に見つけることはできません。

 

ステップ2「フィードバックを受ける」

場所が見つかれば、とにかくなんらかのフィードバックを受けることです。

自分のどういう資質や行動が評価されるのか、あるいはされないのか。できないことが見つかることも、1つの前進です。いろんな場所で評価を受けるために動き回ってみると、自分がこれから進んでいくべき方向性のようなものがぼんやりと見えてきます。ぼんやりと見えるだけで、何をすればいいかわからない状態から抜け出して、進み出すことができます。

 

フィードバックを何度も受けて、自分の価値を感じることがキャリアのスタートになります。

ステップ3「やりたいことを決める」

フィードバックを受けて客観的な評価がわかってきたら、いよいよやりたいことを決めていきます。やりたいこととは言っても、明確に1つである必要はありません。「だいたいこんな感じの方向に進んでいきたい」というぐらいで構いません。

 

何も見えず一歩も進めないことが問題だったので、これだけでもぐんぐん進んでいくことができます。

最終ステップ「キャリアの1歩目を決める」

最後に、自分のキャリアの1歩目を決めます。

自分の人生のすべてを描くことは難しくても、やりたいことに照らし合わせて、「この会社や仕事は、自分のキャリアの1歩目にふさわしいか?」はわかります。

キャリアの1歩目と呼んだのは、「あくまで1歩目だよ」と強調したいからです。キャリアという言葉は本来、「時間的持続性ないしは継続性を持った概念」だそうです。簡単に言えば、「結果ではなくプロセスである」ということです。

キャリアとはプロセスであると考えると、1歩目で二の足を踏み続けることにあまり意味はなさそうですよね。

すべてのステップを終えたあなたなら、そんなに迷わなくても大丈夫です。ぐっと1歩目を踏み出して、あなたの社会人としてのプロセスをスタートさせてください。

 

 

ここにきてようやくわかりました。

やりたいこととは、「どんなプロセスを歩みたいか?」ということだったのです。

 

ゴールはまだわからなくても、方向性がわかっていればプロセスを歩み続けることはできます。誰よりも早く進む方向を決めた人は、誰よりも先に進んでいく人です。

例えばフィギュアスケートの羽生結弦さんは4歳でそのキャリアをスタートさせています。さすがに真似できませんね。しかし、社会人のキャリアスタートは、一般的にとても遅い。いまからでも、みんなよりも早いキャリアのスタートを切ることができます。みんなよりも先に進むことができます。

1歩目の見えない不安をなくすことができれば、あなたのキャリアははじまります。

あなたはどんなキャリアを歩みたいですか?答えがまだ見つからなければ、一緒に探しにいきましょう。

 

GOuniteでやりたいことを見つけよう。

ステップ1の「場所」は、実は日本ではあまり多くありません。インターンへ行っても多くは採用のために作られた現実とはかけ離れたプログラムをやらされて、実際の仕事を評価してもらうことはできません。

GOuniteでは実際の企業の現場で8日間の体験をすることができ、受け入れ企業から評価を受けることができます。短期間のプログラムを複数の企業で体験、評価を受けることで、効率的にキャリアの1歩目を見つけることができます。

 

どこでやりたいことを探せばいいのか迷っているのなら、まずはGOuniteでさまざまな体験と評価を集めてみましょう。

いろんな学生の体験ブログが集まっていますので、ぜひ読んでみてください。

 

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