おはようございます。にしです。
突然ですが、みなさんは社内の立ち位置を明確に意識していますか?
一般的に社長以外であれば、育てる人と育てられる人の関係があると思います。
この育てる人と育てられる人の関係性が一致したときに
『人』は圧倒的な速度で成長するんだと、
未来電子のあるメンバーを見ていて思いました。
逆に、育てる人と育てられる人の関係性が良くない場合は
当然のことですが成長速度が遅い。
若しくは成長しない状態になりますよね。
これを避けるためにも、育てる人と育てられる人の関係性を 考察していきたいと思います。
育てる人と育てられる人とは?
育てる人と育てられる人の関係性ですが、
スポーツではわかりやすいですよね。
監督と選手であれば、
監督=育てる人
選手=育てられる人
しかし、ビジネス社会では上司と部下という関係はありますが、
必ずしも上司が部下を育てるということが合意されているわけではありません。
職場における上司は、『仕事の報告をする人』となっている場合もあります。
そのため、上司は『今からあなたを育てますよ』部下は『育ててください』と
お互い意思表示をする必要があります。
そして、当たり前のことですが上司と部下がお互いに信頼関係がないと
育てる人と育てられる人の関係性は成り立ちません。
信頼関係を構築するには?
これには、様々な考えがあると思いますが、
相手に対して半歩踏み込むということが
信頼関係を構築する上で重要だと思います。
それでは、半歩踏み込んだ状態とは?
半歩踏み込んだ状態の説明をする前に、
人と人と距離感について説明します。人と人の間にはちょうどいい距離感があります。
アメリカの文化人類学者エドワード・ホールはこれを
【パーソナル・スペース】と名付けています。それより近づくと不快に感じたり、ストレスを感じたりします。
親密な相手ほどパーソナル・スペースが狭くなる。家族や恋人の距離は0.15〜0.45メートル「密接距離」
友人や同僚の距離は0.45〜1.2メートル「個体距離」
顧客と関係の距離は1.2〜3.6メートル以内「社会距離」
プレゼンや講演の距離は3.6〜7.7メートル以内「公共距離」
※引用 マネジャーのための人材育成スキルより
そのため、半歩踏み込んだ状態とは「密接距離」と「個体距離」の間になり、
その部分の距離関係を狙うことですね。
それでは、半歩踏み込むためには何をしたらいいのか?
これには2つの視点があります。
上司の視点、部下の視点です。
この2つの視点ですが、上司側と部下側で異なります。
上司から半歩踏み込む場合は、 仕事だけの目標をヒアリングして、
それを実行するためのサポートだけでは 踏み込めないと思うんですよね。
部下には家族がいたり、恋人がいたりと仕事以外の人間関係があります。
そのため、プライベートの目標(プライベートの目標を決めてもらう)も把握し、
それを叶えるためのプロセスを部下に考えてもらい、
サポートしていく必要があります。
仕事上だけの関係で半歩踏み込むのは中々難しいということですね。
上司はプライベートと仕事の2つ視点を把握することです。
参考に下記ブログを見て部下の目標を把握してみてください。
逆に部下から上司に半歩踏み込む場合は、
部下から「教えてください」だけでは半歩踏み込んだ状態を 築くのは難しいと思います。
上司も暇ではないので、その場で学べても継続的に学ぶのは難しいです。
それでは、どのように半歩踏み込むのか?
上司の思考を把握する必要があります。
そして、上司との会話の中で上司の発言内容などを会話に盛り込んでいく。
誰かに認められることで否定的になる方は少ないと思います。
つまり、上司からこの部下を「育てたい」と思わせることですね。
上記2つの視点を記載しましたが、会社(組織)を成長させたければ
上司側からしっかりと踏み込む必要があると考えています。
未来電子でも圧倒的スピードで成長したメンバーを見ると、
自分1人で成長しているのはなくて、
そこには上司がいて、上司がそのメンバーをサポートし、
上司は部下を信頼し、部下も上司を信頼している。
そして、明確に「育てる人」「育てられる人」の関係が構築されています。
まとめ
◯育てる人と育てられる人を明確にする。
◯育てる人と育てられる人の関係を構築するには半歩踏み込む。
◯半歩踏み込んだ状態とは「密接距離」と「個体距離」の間。
◯上司から距離を縮めるには、仕事とプライベートの目標を把握する。
◯部下から距離を縮めるには、上司の思考を把握する。
以上、未来電子で圧倒的に成長しているあるメンバー(部下)と上司を
思い浮かべながら更新しました。
それでは、今日も持ち場でがんばっていきましょう。
ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。