前編〜実行委員準備編〜:目次
- ブン、本気のハロウィンプレゼン
- 実行委員の準備
- パーティー前日の悲劇
ブン、本気のハロウィンプレゼン
9月某日。
わたくしモリブンはカレンダーを見ていた。
「あ〜もうすぐ10月やな〜…」
「10月…」
「10月!!」
「ハロウィンやん!!!」
まともにハロウィンパーティーをしたことがない私。
数年前、家から張り切って仮装してUSJに行ったら入場規制で入れず、泣く泣く帰ってくることになったハロウィン。
「今年こそ…ちゃんとしたハロウィンパーティーがしたい!!」
そこで、実行委員としてひろきち・海ちゃんを誘う。
2人は快諾してくれました。
今回のテーマは、
「オシャレなカフェを貸し切って、ガチ仮装のパーティーをする」
会場はミーティングによく使っていたオシャレなカフェに、仮予約。
そして役員3人にアポイントを取りました。
そう。
今回の私は、去年の私とは一味違う。
役員3人に、本気のプレゼンをすることにしました。
前日までにプレゼン資料を徹夜で作り、いよいよ当日。
30ページを超える資料と共に、役員への本気の「ハロウィンパーティープレゼン」が始まった。
一昨年、昨年のハロウィンパーティーの振り返り。
何が問題だったのか?
このパーティーで会社にこんなイイ事があるぜ!
会場、予算、スケジュールなども詳細に提案!
とにかく、やらせてくれ!
見守る海ちゃんとひろきち。
真剣に聞いてくれる役員たち。
そして…。
「うん、いいよ!やろう!」
ブ海ひ「よっしゃあああああ!!」
実行委員の準備
そこから実行委員の準備が始まりました。
当然ながら、業務に支障をきたすわけにはいかないので、業務外の時間で進めていきます。
Facebookでイベントを作り、参加者には定期的にパーティーの情報を解禁。
Googleドライブで、参加者・当日のタイムスケジュール・予算の配分を管理。
また今回は、仮装大賞・チーム対抗戦のチーム優勝賞品を準備。
一番時間を掛けたのは、何のゲームをするか?
全部で20案ほど出た中から、話し合って話し合って、4案まで絞り、更に内容を詰めていく。
3人で買い出しに行ったり。
そして、パーティーの迫った10月某日。
実行委員より参加者に1通のメールが送られました。
ハロウィン参加者への招待状です。
ひろきちが頑張って作ってくれました。
その後も、当日使うものの制作は、毎日業務後、終電まで作業は続きました。
パーティー前日の悲劇
準備も佳境に入った、パーティー前日。
それは一本の着信履歴から始まった。
その時、海ちゃんは移動中で、社内にはひろきちと私がいました。
ふとiPhoneを見ると、着信履歴が。
「ん?気付かんかった、カフェから電話かかってきてる…」
「前日の最終確認かな」
プルルルル…
ブン「あ、もしもし、明日予約してる森ですが」
スタッフさん「え?あ、森様、なかなか来られないので電話を…」
ブ「え?」
ス「え?」
ブ「予約したのは明日なんですが…」
ス「えっ…本日、30日の20時から…」
ブ「え?」
ス「え?」
ブ「さんじゅういち…」
ス「さんじゅうにち…」
ブ「・・・。」
ス「・・・。」
ス「すみません!あの、10分後にかけ直してよろしいでしょうか?」
ブ「あ、ははははは、はい!」
ブ「・・・。」
ひ「・・・。」
その時の海ちゃんとのやりとりのLINEがこちら。
ひろきちは隣でヒヤヒヤしていました。
文面から漂う悲壮感をご覧下さい。
その後、ひろきちと私は普段メディアチームが使っているデスクへ。
近隣のカフェで貸しきれる所が無いか、電話をし続けました。
しかし…。
「申し訳ございません、明日は他の貸し切りが…」
「まぁ、明日はねぇ…ハロウィンですし、さすがに…」
ハロゥイン前日の夜、貸し切りが出来るカフェを探すのはかなり難しい…。
ここまで準備してきて…。
こんなことって…。
その時。
プルルルル…
ブ「はい!」
ス「森様の携帯でしょうか?」
ブ「そうです!」
ス「近くに仲良くさせて頂いているカフェがありまして、明日、貸し切り出来るそうです」
ブ「本当ですか?!」
ス「よろしければ、ご予約こちらから入れさせて頂きます!」
その後、無事にほぼ会社からの距離も変わらず、予定していた予算のまま出来る事に。
貸し切り、コースの準備など、全てパーになったのに、丁重な謝罪と、その後の全力のフォロー。
本当に、感謝してもしきれません。
ホッとしながらも、当初予定していた配置などを大幅に変更するため、最後の準備は予定以上にドタバタとしていました。