組織においてメンバーを『平等』に評価し、『平等』に接することはとても重要なことです。
しかし、『平等』の意味を勘違いしている方が多くいるのではないでしょうか。
『平等』とは?
かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。
※頻用:goo辞書
上記に述べられていることは
全員に対して差別するな
ということだと思います。
但し、ビジネス社会で全員に対して差別なく平等に接することは
危険なことだと思います。
※勘違いが生じていてはいけないので補足説明をしておくと、
人によって態度を変えたり、そういった小手先のことをいっているわけではない。
なぜ、危険なのか?
それは、僕が常々意識していることですが、
優秀なメンバーがしらけてしまうこと
例えば、
A君の営業成績がNo.1
B君の営業成績がworst
A君もB君も全く同一の『評価』をするとどうなるのか?
当たり前ですが、営業成績No.1のA君がしらける。
本来であれば、
A君は称えられる必要がある。
B君には、なぜ、このような結果になったのか?を考えてもらい、
改善点を見つけ出して改善してもらう必要がある。
これが『平等』に評価すること
『平等』にするためには『選別』が必要
ジャック・ウェルチは選別が大切だといいます。
“ジャック”・ウェルチ・ジュニア(John Francis “Jack” Welch Jr., 1935年11月19日 – )は、アメリカ合衆国の実業家。1981年から2001年にかけて、ゼネラル・エレクトリック社の最高経営責任者を務め、そこでの経営手腕から「伝説の経営者」と呼ばれた。
※引用:Wikipedia
「選別を大切にする」という考え方を信泰?する人は、
その効果に絶大な信頼をおき、
これを基礎にして会社を経営をする。
逆に、その考え方を毛嫌いする人は、卑劣、残酷、実践的ではない、
やる気をなくさせる、とジャック・ウェルチは言う。
当然ですが、
会社には限られた資金と時間しかありません。
経営者であれば、見返りのもっとも
高い分野に投資をする。
選別はもっとも効率的で効果的な経営手法だと思います。
プロのスポーツでは常に『選別』される
プロ野球、プロサッカーなど、出場できるメンバーが限られています。
メンバーはレギュラーをとるために、
日々練習を重ねて評価されます。
つまり、常に『選別』されている。
ビジネスでは、それぞれがそれなりの役割があるので、安住してしまう傾向にある。
例えば、未来電子のインターンは他の企業と比べて研修が少ない。
そのかわりに、実践を早くから繰り返し行う、実践的インターンシップを推奨している。
しかし、メンバーによっては未来電子のインターン生として
出勤することが目的になり、
本来の目的からズレているメンバーが過去にいた。
真剣勝負をしているインターン生からすると邪魔な存在でしかない。
目的がズレているメンバーをきちんと
『選別』する必要がある。
僕が思う平等
冒頭でも述べましたが、
一般的に平等とは皆に対して分け隔てなくすることと認識されていますが、
これは全く間違いだと思っています。
出来るメンバーと出来ないメンバーへの報酬が均一なんていうことは
あってはいけないと思うし、寧ろ均一にすることで不平等になる。
そのため、マネジャークラスには伝えたいですが、
出来るメンバーと出来ないメンバーに対して同一の時間は割いていませんか?
同一の時間を割いているのであれば、すぐにやめるべき。
きちんと『選別』をして出来るメンバーに対して
圧倒的に時間を使うべき。
『選別』せずに、分け隔てなく『お金』
『時間』を使うのは出来るメンバーに対して不平等だ。
もう一度いいます。
時間は有限です。
出来るメンバーと出来ないメンバーに対しての
時間の使い方を考えてみよう。
未来電子では『平等』に『評価』する環境がある
先日、弊社の黒田が「評価を高めたい!」と思っている人に贈る、
「それ自体が間違いだよ」というお話のエントリーでもありましたが、
未来電子では大未来通信簿があります。
大未来通信簿の詳細はこちらのエントリーをお読みください。
成長人材を発見し成長を加速させる未来電子の「未来型人事考課システム」まとめ
最後に、
『平等』とは『選別』することから始める
気をつけなけばいけないことは
『平等』という言葉を勘違いして、
優秀なメンバーが報われない組織になること。