2014.12.5

まだ上がらない固定給で消耗しているの?これからの会社と個人そして報酬の関係を考える

インターンOB インターン

海地 円香


こんにちは、インターンの海地です。

 

タイでの出来事からお金の稼ぎ方について色々感じたため

「報酬」と「自分の価値」について最近考えていました。

 

昨日のメディアチーム黒田さんのブログで、

少しもやもやが晴れたので私も自分の考えをまとめてみたいと思います。

 

TIME IS MONEY

時は金なり、とはよく言ったものですね。

「時間は価値があるから有効に使うこと」という意味らしいです。

金銭によって定量的な価値判断をしていることが当たり前になっているというのもみえますね。

ですがこのままだと、お金の方が時間よりも価値があると思ってしまいそうです。

 

時間は人間全員が毎日平等に与えられる資産

私はお金よりも時間のほうが価値があると思います。

そして、その時間こそが資産。

 

毎日24時間、1440分が私達に与えられる。

それをどのように使うか。

 

お金を生活費、交際費、交通費、投資などと分けるのと同じです。

時間も生活に当てる時間、つまり睡眠の時間や食事の時間

自己投資としての時間、つまり勉強や情報収集の時間

など分けることができ、そしてどこに時間を使うかというのは

自分で決めることができます。

 

バイトは、自分の60分を850円で売る、というイメージ。

自分が60分で作ったサービスが100万円でバイアウトされたら、

同じ60分でも価値が変わります。

だからこそ、時間が価値であり資産。どう使うかは自分次第です。

 

固定給は自分の時間を1パックいくらと値札をつけているのと一緒

ここで、給与の話に戻します。

固定給というのは、1ヶ月の稼働時間に対して給与をもらっているのと同じですよね。

8時間パックを毎日売っているようなもの。

そこには1分1秒コストがかかっています。そこに対する金銭が発生しています。

 

自分の時間はコストがかかっていると認識すべき

ですが、自分のこと1分に対して給料がいくら支払われているかなんて認識しないですよね。

時給が1200円だった場合は1分20円です。

1分で20円ってめちゃくちゃ高く感じませんか?

正社員だったらもっとですよね。

 

会社は時間の使い方まで指定できない

自分の時間だけど、自分の自由な時間ではなく売った時間です。

だから会社の時間。

 

スケジューリングの立て直しに2時間も3時間もかける?

指示を待つ?

他の人の時間を奪ってまで何回も聞かないといけない?

 

おかしいでしょ。

それってコスト。

自分が社長で、自分がお金を全部出すと考えてください。

普段から仕事把握してたら自分1人のスケジューリングにそんな時間かからんやろ!

指示待ってる間にできることやれ!

2人以上の時間を無駄に使うな!

って思いませんか?

私は思います。

そんな時間に対してお金払いたくないです。

 

固定給はわかりやすく安定しているからこそ使いやすい、けど、冷める

無駄に使っていた時間にはお金を払いたくない。

でも、そんなことできないですよね。

多分それすらも全て込みの給料設定なのだと思います。

そして固定給は最初は皆ほぼ一定からスタートですよね。

1年に3000~5000上がるのが相場だというデータがあります。

ですが、仕事量を見てください。

 

同じ給料からスタートしたバリ男とゆと男

スクリーンショット 2014-12-05 15.45.10

仕事を始めて3ヶ月。

ゆと男が1時間かけてやる仕事を、バリ男は30分で終えることができます。

他の仕事もバリ男はスピードもクオリティも高い。

 

当然給料もバリ男は上がります。

ゆと男よりも月収3000円上がりました。

「わーい!!」ってなりますか?

  

なりません。

よね。

 

倍の働きができるのなら倍の給料になって欲しい。

評価と報酬が目に見えて現れない。

 

努力して、それに対する結果を出したのに、報われている感じがしない。

冷める。

やる気なくす。

 
 

「バリ男くんは元々すごいからしかたないよー」

「ゆと男くんもできるようになってるよ!」

は?冷める冷める。

 

元々努力してるねん。それでさらに努力してるねん。

差が出るのは当然。

なのに給料はほぼ変わらない。だって固定給だから。

どんだけパフォーマンスをあげても一定だし、あげられなくても一定。

扱いは同じ。

 

判断の仕方は難しい

この例だけ見ると「なんや、数字で出るなら簡単やん」ってなります。

でも、バリ男がめっちゃ周りに悪影響を与えながら仕事を与えていたら?

バリ男がめっちゃいい影響与えていたら?

 

わけわからなくなりますよね。

だから能力給は難しい。

 

もし後者の場合、このままだとバリ男は冷めます。

それは会社にとっても不利益です。

ではどうしたらいいのでしょうか?

 

世界全体でFA(フリーエージェント)化

プロ野球は、今契約更新シーズンです。

大幅増や大幅減などとニュースで取り上げられるので野球ファンでなくても知っている方も多いと思います。

プロ野球選手というと高年俸なイメージがあるかと思いますが、

最低年俸は240万円。

完全に能力の世界です。

 

項目は明らかにされていないのですが、

数字で出てくる実力だけではなく、チーム感や、人気度、チームへどのように貢献したのかが総合的に評価されています。

 

このように評価されると、

出来る人が冷めることもなく逆に燃え上がれるのではないでしょうか。

会社からの評価はやはり報酬に出ると思います。そしてそれが自分の会社からみた価値。

 

だからこそシビアに評価して欲しいし、

その厳しい世界で戦いたい。

もし、契約内容に不満があるなら、FA宣言すればいいと思います。

1球団に居続けなくても、違う球団に行く道もある。

野球界はそれが普通になっていますが、まだまだ転職が一般的になっていないし

ネガティブな印象があるのでそこが変わればいいですね。

 

でも、それなら今の制度と変わらないでしょ。

ある期間ごとに契約内容の見直し。 これだと変わらないと思われるかもしれません。
 
確かに今のままじゃそう。
 
多分全然上がらないし、下がらない。
 
会社に「いる」時間でなんか評価されなくていい。
 
 
もっと!もっと! 能力がある人が評価される世界になっていってほしい。
 
そして、そこでクリエイティブにバリバリやりたい!!!

  
みなさんは、能力給、月俸・年俸制、固定給、それとも他のアイディア
どのシステムで働きたいですか?

  
能力を評価されながら自分のスキルを上げたいという方。
ぜひ一緒にやりましょう!!


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海地 円香