こんにちは、インターンの海地です。
以前、「インターン」ってなんやねん!そんなコトバいらん!っていう記事を書きました。
インターンって言っても、
- ガツガツ系インターン
- 就活系ゆるゆるインターン
があるから住み分けして、言語化していきたいという話。
でも、今回は、その住み分けができている前提で
「スキルアップ系インターンの働き方」について。
スキルアップ系をインターンをする学生の特徴
そして、働きたい会社の制度について考えていきます。
スキルアップ系インターンをしたい学生
まずは、長期インターンやスキルアップ系インターンをしたい学生について。
何を求めてインターンをしているのか。
一言でいうと「スキルアップのため」
でも、ここをブレイクダウンしていくと、
・本気で将来のことを考えていて、どこでもやっていける力をつけたい
・起業したいからそのためにスキルアップ、勉強したい
・自分のやりたいことをできる力をつけたい
・このままだとやばいという得体のしれない危機感に襲われているため力をつけたい
・Fラン大学だけど、ここから巻き返してやるよっていう精神
など、色々種類があると思います。
そして大きく分けたら、2つのタイプに分かれます。
目次
起業家タイプ
自分でこれからもやっていくから、その力をつけたい!
他人からの評価なんて関係ねぇ!
起業家タイプの人は、主体性が強く、
自分で課題を見つけて、それに対してコミットする力がある人。
だから、他人の評価にとらわれず、
自分が正しいと思うこと、自分の信念にしたがって行動してる。
ワクワクできる課題があるだけでいい。
会社に対しては特に何も求めていないようにみえるのがこの起業家タイプ。
この人達は本当にすごい。なかなかいません。尊敬します。
エキスパートタイプ
将来のためにスキルアップしたい!
独立というより、会社の1員として戦えるスキルが欲しい!
たぶんこっちが圧倒的に多い。
起業家タイプって思ってても、他人視点での評価を求めている時点でこっち。
エキスパートタイプは、
与えられた課題に対して120%のパフォーマンスをすることを目指しているタイプ。
もちろん、未来を見据えて自分が選んだ課題について取り組んでいるが、
正直どこについていけばいいのか分かっていない。
会社や組織からの評価や、やりがい、働きがいなど他人から「理由」「意味」を求めるので、めんどくさいタイプ。
なんか頑張ってる時は頑張ってるけど、
なにこれ意味あるん?、環境微妙やねんけど、評価されてんの?
とか言い出すめんどくさいヤツ。
完全に私。
会社は学生エキスパートをどのように育てたらいいのか
起業家タイプの人は、勝手に成長して、独立していきますよね。
ではエキスパートタイプの人は、どのように成長していくのでしょうか。
そんなことわかりません。
でも、インターンとしてやっていくにあたって
おねがいします、これをサポートしてくれたら最高のモチベーションで働けます。
っていうのだけ5つ列挙してみます。
1,評価基準がちゃんとしている
自分がどの位置にいつのか、
できているのかできていないのかをはっきりさせたい。
だから、評価をしてくれたら喜びます。
バリバリ系インターンの感想で言われているのが、
「フィードバックをもらえてためになりました!」
「自分のレベルをしれてよかったです!」
ってこと。
自分で自分を評価できないし、
他人からの評価、社会的価値を上げるために頑張っているんですね。
そして、評価も正当な評価じゃないと意味が無い。
「最近頑張ってるねー!」
「マーケティング力のびたね!いい感じ!」
とか、ふわっとしすぎで、実感も何もありません。
数値化、見える化してほしい。
あと、評価をする人も、関係ない人まで入っていたら無効ですよね。
正当な評価をしてもらいたいなと思います。
2,スケジューリングしすぎない
学生で色々活動している人はなんやかんやフットワーク軽くて、学生のうちに色々やってみたい!
でも、こういう面白い話って急に入ってきたりもするし、
ギリギリまで予定が分からなかったりもする。
だから、あまりガチガチにスケジューリングされるのは窮屈です。
もちろん、会社として稼働時間がはっきりしていない人間は使えないので、
お互いいい感じにできたらいいですね。
インターンの求人を見ていると、
1ヶ月の中で、80時間働いてください。
これる時いつでもいいです。
みたいなのがありましたが、これめっちゃいいですね。
多分、インターンとしてのプログラムがしっかりしているんだと思います。
やることを明確化してから時間を決めた方がいいのかな。
難しいですね。
3,テンションの上がる要素をちりばめるよりも、下げる要素を排除すること
すぐにテンションあがるので、
・ランクが上がったら特典がある
・社長との会食
・名刺ができる
など特典があったら、テンションあがるのは事実です。
でも、それよりもっと大事なのが、
テンションを下げさせないこと。
例えば、日本代表としてサッカーの世界大会で戦う!ってなったらめちゃくちゃトレーニングにはげみますよね。
でも、それは実は世界の幼稚園のサッカー大会だったら?
別に出場していいって言われても、頑張る気なくなりますよね。
優勝したら、トロフィーに賞金に・・・ってテンション上がる要素はあるけど、
それ以上にテンション下がる要因が大きすぎる。
これは、大げさな例ですが、
会社に当てはめて考えてみてください。
「あ、そのレベルでおっけーなんや・・・」
「あ、こんなに頑張らなくていいんや・・・」
ってなったらそこからまたテンションを上げるのは難しいです。
テンションが下がる大きな要因は予め排除しておいて欲しいです。
4,組織、給与が分かりやすいこと
上下関係や、誰に相談していいのかというのがはっきりしてて欲しい。
このことは誰に言ったらいいのかな?
A先輩がB先輩にい言うと言っていたが、
B先輩まで伝わっていなかった
実はこの件はC先輩に言わなければいけなかった
とかなったら混乱です。
全員共通認識の役割や担当が見える化されていたら嬉しいです。
また、お金に関しては労働者側はいつでも言いにくいのではないでしょうか。
大学生はお金を稼がないとキツイっていう人も多くいます。
給与については、はっきりとした基準を提示していただければ安心して働けます。
ちゃんとした契約ができたらいいですね。
5,楽しいこと
なんか色々文句を書いてきましたが、最終的にはこれにつきます。
短い学生生活。
楽しいことはたくさんあるのに、わざわざ楽しくないことを選択する必要はありません。
楽しい!って思えるように、お互いに改善しあえればいいなと思います。
おわりに
どうでしたか。
ただの甘えだと思われる方も多いと思います。
私もそう思います。
でも、インターンの中で話をしていたら、メンバーが変わっても出てくる不満は同じことだったりします。
そして、やはり辞めていく理由で、本当のことを言わないことの方が多いし、
もっとこうなったらいいのにっていうことは自分のわがままで会社にいうことではないと思うので、なかなか言わないですよね。
同期でしか話せない話ってたくさんあると思います。
私も一番イヤだったこととか絶対に言えません。笑
でも、会社側も、「こんなん学生に求めるのはちゃうから言えんけどもっとこうなったらいいのに」っていう要求はあると思います。
うまくやっていくためには付き合い方を考える
会社との関係は、彼氏との関係と同じと考えているのですが、
嫌なところを言わずに我慢するんじゃなくて、
お互いにうまくやっていくために指摘していく。
もちろん、言い方やタイミングも考えて。
喧嘩をしないカップルより、
いっぱい喧嘩して、話し合って、仲直りして
を繰り返したカップルの方がいい意味で安定して、深い関係になれると思います。
不満をためてためて勝手に爆発して、「もう別れる!!」ってなっても
向こうは理由さえ言ってくれたら、改善できたことかもしれない。
お互いに本当に付き合って行きたいのであれば、
言うってことも大切かもしれませんね。
もうすぐ春。
出会いと別れの季節です。
自分が何と、誰と、付き合って行きたいのか。
冬の間に考えておきたいですね。
おしまい。