2015.4.24

職場における「協調性」とは「なれあい」なのか

インターンOB インターン

海地 円香


こんにちは、インターンの海地です。

最近、「協調性」ということについて考えることが増えました。みなさんは職場における協調性がある人とない人って何を基準に判断していますか?

私は職場はあくまでも仕事をすることが大前提にあると思っているし、目的は仕事で成果を上げることだと思う。もちろん職場の仲間といい関係を築いていけたらいいと思うけれど、「おともだち」になりに来ているわけではない。そもそもの目的が違うと思っている。

だから、仕事中にもぺちゃくちゃしゃべっていたり、オンオフの切り替えができていなかったり、職場の人の噂話や愚痴や、そういうのに巻き込まれたくない。でも、特に女社会では、そこに入らない者=自分たちの仲間ではない、と認識され、変わり者扱いされ、協調性がないと言われる。

もちろん、人間的に信頼関係ができていたら、仕事もしやすいし、悩みやキャリアに対応できるという人もいるだろう。私もそう思う。でもそういう意味での「協調性」と「なれあい」とは全くの別物だと思うのだ。

悩み 2015-03-20 16.37.39

私が思う協調性とは、対個人的なものではなく、組織全体を考えたもの。自分が組織の中で過ごしやすいように、自分の居場所を確立するためにしていることは、協調性とはずれているのではないだろうか。

たとえ、仕事中の雑談に加わらなくても、忙しそうにしている人の仕事をサポートしたり、今会社が必要としている資料を作成したり、悩んでいる後輩の話を聞くためにミーティングをしたり、そういうことが真の協調性ではないのか、と思う。また、そこに自分が入っていなかったとしても、他の人達がうまくコミュニケーションをとれるようにサポートするのも協調性がある人なのではないだろうか。

女性が社会で働いていく上で、男尊女卑などよりももっともっと問題だと思うのがこの社内での「なかよしグループ」に加わるかどうか、ということであると思う。確かに、ひとつの組織に属していると、そこの組織でうまくやっていこうという心理が働くのは理解できる。だが、本来の目的を忘れてはいけないし、ただの「なれあい」と協調性をはきちがえるような人間になりたくないと思った。

協調性 2015-03-20 16.37.39

もし、そこを間違ってしまった場合、そこは「会社」ではなくなるような気がする。表面上キャッキャしながらでないとやっていけないような薄い関係を作る。これは簡単だと思う。大学のサークルなんてまさにこういうタイプで、そういう協調性は殆どの人ができるのではないだろうか。その中で立場の強いひとに媚びて、場を盛り上げたらいいだけなので、それを協調性と言ってしまったら、それは社会人として浅いのではないかと思うのだ。

それよりも、仕事の話も真剣にできるし、仕事をするときには腹を割っていいあえる、そういう関係を築く方が絶対に難しい。そこには自分たちの信念が入っているから、そういうことがぶつかったら、とことん話しあったり、わかりあう姿勢が必要だから。でも、前者のような薄い関係だとそういう意見のぶつかりはない。そうならないようにお互いにしているからこそ、何か不満があったとしても、ちょっと注意したいことも言い合えず、他人に愚痴をいうようになる。

そうなったら、それって協調できていると言えるのだろうか。私はできていないと思う。

協調性とはなにか。みなさんはどう思いますか?

 

この後読まれている記事

バイトやインターンの上手な辞め方教えます。
バイト敬語を見直そう!「こちらビールになります」はどこが間違い?
「了解しました」は使ったらダメ!?使いがちな5つの大名言葉


この記事を書いた人

インターンOBインターン

海地 円香