こんばんは、デザイナーのブンです。
みなさまゴールデンウィークはどのように過ごされましたでしょうか?
私は2日〜5日の4日間、東京へ行ってきました。
元々、特に何か目的があるわけではなく、東京の街をフラフラしてみよう、東京オフィスも見てみたいし…程度の旅でした。
しかし先月の昼休憩中、休憩中のスタッフたちの所に黒田くんがメディアチームからやって来ました。
- ちょっと今いいですか?
- ディズニー行きたい人!!
一同「?!?!?!」
- 5月4日が期限のチケットがあるんですけど、欲しい人!
- はいっ!!(前のめり)
- すごい偶然ですが私ゴールデンウィークに東京に行こうと思っていまして今回特に何のプランもたてていませんでしたので4日期限でしたら到着日出発日を除いても3日と4日のどちらかに行けばいいということですしそもそもこの場にいる方々は5月4日までに東京方面に行く予定がございますでしょうかイヤイヤまさかきっとワタクシめだけでございましょうつまりこの場でそのチケットをお譲り受けられるのは私しかいないのではないでしょうかどうぞよろしくお願い(以下略)
ということで、ディズニーに行ってきました。
ランドにはかなり昔ですが行ったことがあったので、今回はディズニーシーに行ってきました。
そこで、この旅で一番印象深かったキャスト(スタッフ)さんの行動についてお話します。
ゴールデンウィークのディズニー
当然ながらゴールデンウィークなので園内は物凄い人の数です。
一番人気のアトラクションは、開園1時間でファストパスは閉園分まで発券終了、待ち時間最大280分という驚異的な混み具合です。
ファストパス
入場券のバーコードで各アトラクションごとに発券出来る、少ない待ち時間で乗れる便利なファストパス。
一度発券すると数時間は次のファストパスを発券出来なくなる。
もちろん遊びに来た人たちは皆、少しでも短い待ち時間でアトラクションに乗りたい気持ちです。
そして、自分が取ったファストパスの時間に間に合うように、他のアトラクションに並びます。
園内の待ち時間を随時更新している掲示板を見たり、ディズニーのサイトにアクセスして待ち時間を見ながら、次どこへ行こうかと考えているわけです。
ディズニーフリークな友人数名から「絶対に当日の行動をしっかり計画たてておかないと、後で後悔する事になる」と酸っぱく言われたのも後で納得いきました。
当日、この「待ち時間を常にチェックする」事がものすごく重要になってくるんです。
待ち時間に見たとあるシーン
さて私はというと、前日の夜友人に1時間ほどディズニーシー攻略のレクチャーを受けていたので、非常に効率よく行動できていました。
それでも待ち時間は必ずあるもので、午前中に50分待ちのアトラクションに並んだ時でした。
私の後ろに並んだ2人組の女の子に、キャストさんが声をかけました。
- ちょっとお姉さんよろしいですか?
- はい〜
- 今こちらのアトラクション50分待ちなんですね
- そこで、本当にこのアトラクションが50分で入れるか、調査隊になってくれませんか?
- えっ!はい!大丈夫です!
- それではここに50分、と今入力したので、これを入り口のキャストに渡して下さい!
- わかりました!
- それではよろしくお願いします!
Googleで検索してみると、やはり待ち時間を調査する調査カードというものが存在するみたいです。
こうやって待ち時間を計算していたんですね。
「待ち」への工夫
この出来事を見ていた私は非常に感心しました。
感動と言ってもいいかもしれません。
普通に考えれば、「待つ」というただでさえ億劫な所に、待ち時間計算のお手伝いをさせられているのです。
重要な事は、「調査隊になってくれませんか?」という一言。
これはキャストの方全員がそう言ってるのでは無いようなので、そのキャストの方が選んだ言葉なんだと思います。
しかしこの一言で、2人の女の子たちは他の待っている人たちとは違う「特別感」を味わえたでしょう。
ちなみにディズニーの待ち時間は、ほとんどの場合は開示されている1〜2割少ない時間で乗れるそうです。
そして、このディズニーの待ち時間はかなり正確なものらしいです。
ディズニーの「待ち」への工夫についてはこちらの記事をぜひ読んでみてください。
→なぜ待ち時間ばかりでも、ディズニーランドに満足するのか?
記事の中でもある「なくせる・減らせる待ち」と「なくせない待ち」について。
私もそうですが、効率化、効率化!!!と、「なくせる・減らせる待ち」をどこまでゼロに近づけるかの努力はしてきました。
しかし、「なくせない待ち」について、どれだけの努力をしてきたでしょうか?
ディズニーでは待っている間も作りこまれた小物や世界観を楽しめます。
※スタンバイ(通常のアトラクション待ち)の通路に置かれていたもの
ディズニーから話は逸れますが、今回、東京にはAirbnbで宿泊しました。
宿を決める際、とあるホストの方へ予約の前に確認したいことがあり、連絡して返信待ちでした。
その時Airbnbから来たメールにも「待ち」への工夫を感じました。
ホストには返信を促すメール、待っているゲストには上記のようなメール。
この1つの気配りで、待っている間の不安な気持ちを解消してくれるこのシステムには感嘆しました。
結局こちらのホストの方から連絡は無く、別のホストの方と連絡が取れ、無事お洒落なお部屋をお借りすることが出来ました。
効率化はもちろん、なくせない「待ち」に「イライラさせない」「待ち時間を楽しむ」ように工夫する事をもっと意識していくべきだと思いました。
あとで来た女の子たちのご家族の方たちに、「何を持ってるの?」と聞かれ、事の顛末を話す女の子たちの少し誇らしげな顔は「お手伝を頼まれた人の顔」ではなく「ディズニーの調査隊」でした。
とりあえず
ミッキー、いや、ミッキーさんのドラム、カッコ良すぎでした。
絶対また行くぜ。
あでゅ〜!!