2015.5.13

無意識で玉ねぎを作っていませんか?

インターンOB インターン

海地 円香


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こんにちは、インターンの海地です。
タイトル意味不明ですよね。でもあえてこのわかりにくい例を使って話を進めたいと思います。

私たちは生きている上で、色んな物を作り上げています。そして、いろんなことが出来るようになっていますよね。生まれた時にはできなかった様々なことが今はできるようになっていると思います。そして、毎日毎日少しずつできることが増えて、玉ねぎの外見をいっぱい作っている状態です。

自分はプログラミングができるんだ!自分は英語がペラペラなんだ!自分は料理が得意なんだ!自分は野球が上手なんだ!こんな、自分のできることを自分のまわりにいっぱいくっつけて、自分を大きくしながら、成長しています。

「これの何がいけないの?」と、思われる人もいるでしょう。それは、玉ねぎだからです。

みなさん、玉ねぎを料理したことはありますか?あるでしょう。ありますよね。では、料理するときに、どの部分を使いましたか?まさか、一番外側の茶色い皮を使ったという人は少ないですよね。少なくとも、私は使いません。一番外側の茶色の部分は剥きます。そして、白っぽい玉ねぎの実っぽいところを使います。

この時に、外側の皮は剥いても、それ以上の実だと思われる部分まで剥く人ってあんまりいないんじゃないかな、って思うんですね。(切って調理していたらなんかポロポロはげてくるけど、意図的に一枚一枚剥いたわけじゃない。)

でも、むいても、中身ってなにもなくないですか?

これが自分だと置き換えたらどうでしょうか。外は立派に実になっているように見えて、しっかりと固くて大きくて美味しそうでも、中を一枚一枚剥いていくと、最後には何もない。

私は今は玉ねぎです。パッと見たら、少しずつ大きくなっているように見えます。でも、剥いたら何もないのかもしれません。それはそれで成立しているんです。だって、玉ねぎおいしいし。でも、私は玉ねぎにはなりたくない。外側ばかり取り繕って、どんな料理にもつかえますよ、どんな料理とも相性いいですよ、ってなるよりも、中身にしっかり1本筋がしっかり通しておきたい。

キャベツは芯があるけど、どんな料理にも使いやすいじゃないですか。一枚一枚使うことができない玉ねぎよりも、一枚一枚違う料理にも使うことができる、一つで何種類の料理にも登場するキャベツになりたい。

もちろん、野菜としてどちらが優れているのかという話ではありません。ですが、自分は知らず知らずのうちに、自分を大きくすることばかり考えるあまり玉ねぎを作っていたのだと気づきました。自分の芯をしっかり持って、生きていきたいです。


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海地 円香