先日のブログにも書きましたが、
今年の4月からアントレプレナーとベンチャーキャピタリストのための
ベンチャーファインス実践塾に11期生として受講しています。
受講内容はとても面白くて知識が溜まっていき、
実際にビジネスで使える内容ばかりです。
しかし、受講している中で知らないことがたくさんあるので
受講以外の時間で知らないことを調べています。
つまり、たくさん「input」 している状態です。
本来、自社のビジネス発展のために受講しているのに、
無駄な「input」までしているのではないかと思いました。
これって僕だけではなくて、
周りでも感じることがあるんじゃないかなと思うんですよね。
例えば、 読書の場合「月に本を◯◯冊読了した」
「本を読了して新しい考え方を学んだ」など。
勉強会でも「新しい知識を習得できた」
「他社はこんな事例があった」など。
これらに共通しているのは「input」が目的になっていること。
「input」をする上で意識することが2点あります。
・人間は忘れる生き物
・「input」と「output」を定義する
人間は忘れる生き物
どんな人でも「input」した内容を継続的に100%覚えていられることはありえない。
日にちが経つに連れて必ず薄れていきます。
そのため、「input」をする上で「人間は忘れる生き物」ということを
前提に理解しておく必要がある。
有名な「エビングハウスの忘却曲線」では、
下記のようなことが言われている。
・20分後には、42%を忘れ58%を記憶。
・1時間後には56%を忘れ、44%を記憶。
・1日後には74%を忘れ、26%を記憶。
・1週間後には77%を忘れ、23%を記憶。
・1ヶ月後には79%を忘れ、21%を記憶。
「人間は忘れる生き物」と理解しておくと、
「input」する内容を取捨選択しなければいけないと気付ける。
無駄な読書や無駄な勉強会などで脳が埋め尽くされることなく、
本来のビジネス発展するためのだけの「input」に変えることができる。
間違えた「input」と「output」
良くinputとoutputの繰り返しが重要だと聞く。
しかし、inputとは何か?outputとは何か?を
明確にしておかないと感覚値でinput とoutputを繰り返し
実行しても何も身に付かないし、成果も出ない。
例えば、営業数字を上げるために、営業関連の書籍を読了したとする。
input=
アイスブレイクでは◯◯するべき。クロージングでは◯◯と伝えよう。
output=
見込み顧客との商談で書籍の内容を実践する。
アイスブレイクでは◯◯。クロージングでは◯◯と伝えた。
正しく、inputとoutputを実行している状態です。
しかし、僕自身この繰り返しをしていても何も変わらないと思った時期があり、何がダメなのかを考え俯瞰的に見てみました。
僕が考える「input」と「output」
先ほど、「input」とは何か?「output」とは何か?を
明確にする必要があると申し上げました。
僕の中での「input」と「output」は、
input=
ビジネスの発展。
僕の中でのinputはこれに尽きます。
時間は有限だと認識しているので、あれもこれも知りたいとは全く思わないです。
これ以外のinputは避けるようにしています。
output=
周りの評価×体系化
周りの評価とは?
基本的にアウトプットに対しては行動が伴います。
この行動にフォーカスする必要があり、
行動しているだけではダメで、この行動に対して周りの評価が必要です。
例えば、ファイナンスの知識を取得したのであればファイナンスの知識を
共有するだけでは全然ダメで周りが評価するビジネスでの成果が必要。
体系化とは?
ビジネスは自分1人ではできません。
例えば、営業マンが5人いたとして1人だけ物凄い数字を上げていて、
他の4人は全く数字が上がっていない。
1人だけが属人化している状態です。
属人化が悪いわけではないですが、数字を上げようと思うと1人だけではなく5人全員の数字が上げるのがベストです。
この場合、トップ営業マンの商談の進め方などを体系化する。
体系化した内容をもとに残りの4人が実行して成果が出る。
つまり、「周りの評価×体系化」=ビジネスの発展に繋がる「output」ということです。
まとめ
①人間は忘れる生き物だと認識する。
②「input」の目的を明確にする。
③自分なりに「input」と「output」定義する。
最後になりますが、
実は1つだけこの「input」と「output」について課題があります。
それは、「input」から「output」に移行させる部分です。
まだ、僕の中では答えが見えていません。
このあたり、答えが見えている人は話きかせてください。
食事ご馳走します(笑)
それでは、本日もありがとうございました。
来週も宜しくお願いします。