2015.5.25

ベンチャーがちっこい中小企業になる時に起こる「問題解決中毒」

クリエイティブ統括執行役員 インターン

モリ ブン


こんばんは、デザイナーのブンです。

この春からディレクターとして入社した本ちゃん。
彼女がこれまでふわふわしていたディレクション業務を明文化してくれたことで、5月に入ってからクリエイターチームの業務は格段にスムーズなりました。

スケジュールや進捗管理もキッチリとしてくれているので、デザイナー側はとても助かっています。

無駄な時間が省かれることで、制作にかけられる時間も確保。
勉強会などに参加できる時間も、以前よりはるかに増えました。

 

しかし…

 
 

なんか…
モヤモヤする…

 
 

特に何か心配な事があるわけではないのに、モヤモヤが止まらない。
このモヤモヤは何なんだ?

 
 

全て上手くいっているのに…モヤモヤ

そんな事を考えながら過ごしていた時、西さんとミーティングがありました。

最近業務はどんな感じ?
やっぱりディレクターっていう欠けてたピースが埋まって、全体の業務としてはスムーズに動いてますね。
忙しい?
忙しくない、って事はないです。
ただ何か…こう…何となくだらけてる感じはしますね。
ってことは暇ってこと?
暇ではないですね。でも…う〜ん…
つまり燃えてないってことやんな?
そうですね…。
それって、今まで問題が山積みな時期がずっと続いてたのに、急に大きな問題とかが無くなったからじゃない?
!!

 
 

問題解決中毒

思い返してみれば、未来電子に入ってからは問題しかありませんでした。
毎日毎日、大きな問題が出てきては全員でその問題に挑み、部署でまた新たな問題が出ては解決のために必死になる。

ベンチャーの会社というのは、イカダで海に乗り出すようなものです。

雨が降れば雨除けを作り
乗組員が増える度にイカダを大きくし
時々船底に穴が開いては皆で塞ぎ

そしてようやく、海の航海に最低限必要な漁船は完成、つまり、ちっちゃい中小企業のようなモノになりました。

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この時、毎日200%の力で問題解決に挑み緊張状態だった日々が、120%の力で毎日を過ごせるようになります。
何かトラブルがあった時も、150%の力で解決出来ます。

この時起こる「緊張の糸のゆるみ」これが「問題解決中毒」です。

当然ながら問題が起こると、人はストレスを感じます。
しかし日々問題を解決していく事で、問題に対しての耐性が出来ます。

ベンチャーは幸か不幸か問題には欠かないので、当然「問題が起こる」事に対しては早々に麻痺してきます。
というのも問題が起こった時にのんびりストレスを感じている時間も無いので、その前に改善策を考えだすようになってしまうからです。

更にはこの問題を解決した時の快感が中毒になり、問題を目にするだけでアドレナリンがどこぞの梨のようにブッシャー!!となるわけです。

もはやパブロフの犬。

 
 

マイナーアップデートの終わり

ではこの問題解決中毒になってしまった時、どうすればいいのか?

実はとてもシンプルです。

メジャーアップデート=革命を起こす。

これまではマイナーアップデートを続けて、ある程度安定した状態。
当然これからも細かな改善は、日々続くと思います。

しかし、あくまでマイナーアップデートでの改善では「1を1.2にする」のが限界なので、「1を2にする」革命をいずれ起こさなくてはいけません。
もちろん全てを急に変えてもリスクしかないので、現状をキープしながら、同時並行でメジャーアップデートの準備をします。

あとは時期を見て、革命を起こすだけ。

あなたもチェ・ゲバラだ!

あっすみません、世界史とか得意じゃないんで適当に名前出しました。

 
 

そんなわけで

革命の準備に、やるべきことに、やりたいことに、ようやく今手を出せる時期が来たんだ!
と気付いたので、また200%の日々に戻りそうです。

中毒患者は未来電子にいらっしゃ〜い!

あでゅ!


この記事を書いた人

クリエイティブ統括執行役員インターン

モリ ブン