大阪

学生はライティングから、なにを学ぶべきか。

日時 2017年11月02日(14:00~14:55)
開催地 未来電子大阪オフィス
住所 大阪市西区阿波座1丁目岡村ビル4F
参加費
定員 だいたい10
服装

インターンに来た理由は、何だったか。何かを学ぼうと思って来た人がほとんどだと思います。これから書き手として生きていくなら、ライティングスキルを学んでいけばいいけど、そうじゃない人は?学生がライティングで学ぶべきは、実はライティングじゃなかったりします。本当に学ぶべきことを、1時間で伝えていきます。今回は、その初回です。


What to sayって、なんだっけ?

コピーは、表現です。

でも、何かを表現する前に、表現を削ぎ落とした「要するに、これが言いたいんです」という根っこがあるはずです。表現になる前の、本当に言いたかったコト。これがWhat to sayです。

このWhat to sayがズレている限り、なにをどう上手く言っても人を動かすことはできません。題材となった「双眼鏡」。この題材をコピーにしたときによく書いてしまうのは、「このレンズを通せば、世界は狭い。」みたいなコピー。一見、コピーっぽい。

でも、この表現をごっそり削ぎ落として、What to sayまで落としていくと、「双眼鏡は、遠くがよく見える」と言っているに過ぎません。誰でも知ってますよね。このまま表現をどう上手く言い回しても、結局伝わる意味は「遠くが見える」。これでは双眼鏡を買おう、使おうという気持ちにはならない。

双眼鏡を、どんな切り口で話すのか。誰に?どんなシチュエーションで?何を?話すべきなのか。この切り口のことををクリエイティブ用語でWhat to sayと呼んでいます。そして、

What to sayは、コピーだけじゃない。

What to sayは、まだ表現になってない状態。だったら、コピーじゃない。What to sayをコピーとして「表現」したから、このWhat to sayはコピーになった。

 

じゃあ、このWhat to sayを話してみたら?

ビジネスではこれを営業と呼ぶ。

 

ビジュアルで表現したら?

これをデザインと呼ぶ。

 

ブログで表現したら?

これをライティングと呼ぶ。

 

全部同じです。表現の形が違うだけです。根っこが同じだったら、考え方さえわかったらなんでもできる。

すべてのアウトプットの根っこ。それがWhat to sayです。今回の講座ではこのお話をしました。

 

次回講座ではもう少しコピーに寄せた「What to sayを、いかに選ぶか?」についてお話します。

お時間が合えば、コピー書きに来てください。