こんにちは!人事の中津です。
最近読書会に多くの人が参加してくれるようになりました。
朝から違う人のインテリジェンスを聞けるのはとても有意義ですね。
受験頭とは
一つ一つの情報を個別に扱い、形を変えることなく動かします。
このタイプの人の多くは
インプットする
↓
記憶する
↓
思い出す
↓
アウトプットする
のように情報を移動することを得意とします。
1つの情報に反応してすぐ動き、手早く解答を求めようとする人が多く、良くも悪くもスピード感のある行動特性を持つと言えます。
受験頭型の人は、仕事を覚える時や覚えた通りに仕事を進める時に、その威力を発揮します。
例えば、学力の高い新人社員は、仕事の手順を早く覚えます。
そして、その情報をそのまま当てはめていく作業領域の仕事では、得意なタイプの情報処理を駆使できるので、あまり苦労することもなく、楽に優位性を発揮することができます。
そのような人にとっては、作業領域は実に居心地の良い場所となるはずです。
仕事頭とは
自力での目標設定が可能になるように、情報を集め、概念化に働きます。
情報を収集する際に1つでも多くの情報を巻き込み、一つでも多くの情報を概括する概念を得ることで、対象は全体に近づきます。全体感を得られて、初めて問題の中心、すなわち本質がどこにあるか知ることができます。
そして本質がわかって、はじめて物事に対する軽重識別がかない、今まず何をやるべきかが見えてくるのです。
未知の問題解決領域で、自力で動き出すためには、全体を知り、本質を知り、今何をやるべきかを掴んだ上で、自らがどこに向かうかという目標設定を行う必要があるのです。
まとめ
受験頭の人はAという情報に対して、Aという情報をそのままアウトプットする。
それに対して、仕事頭の人は、A、B、C、D、E、という情報から共通の要素を取り出し、その共通要素を汎用性の高い概念に落とし込むことができる。
つまり、受験頭の人はそれぞれの仕事によって一つ、一つ覚えてそれを使い、また新しい仕事になったら一から覚えて使うというやり方をしています。
これはやり方やマニュアルあがあればいいのですが、実例や正解がない未知の領域では無力になります。
一方仕事頭の人は様々な事象や情報から共通項を見出す、つまり再現性が高いので新しい仕事や未知の領域に取り組んだとしても力を発揮できるのです。