こんにちは中津です。
今日はIPOについて書きたいと思います。
IPOにとは
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」と表します。具体的には、株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOといいます。
そして、IPO株投資とは、新規上場するときに投資家に配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場日のはじめに付く株価(初値〔はつね〕)で株を売ることで利益を出すことです。もっとかんたんに言えば、「上場する前に株を手に入れて、上場日に売る」という作業。 たったこれだけで利益が出る投資法です。(得体のしれない“未公開株詐欺”とは違って、信用のある証券会社から公正な抽選によって手に入れます)
企業側がIPOする5つのメリット
1 資金調達力が増大する
上場前は、投資家それぞれから直接資金を調達するしかないのに対し、株式上場から直接資金を調達できるようになります。
また、直発行増資などにより、比較的低いコストで資金を集めることが可能になります。
2 経営体質が強化される
株式公開を行うためには、経営管理体制をしっかり固め、関係会社との取引を整備する必要があります。
結果として、財務的にも経営体質の強化を実現することになります。
3 社会的信用度や知名度が上がる
株式公開は厳しい条件をクリアした裏返しです。したがって、高い社会的信用を得ることができます。
4 従業員の士気が上がる・優秀な人材を獲得できる
株式公開によって、会社の知名度が高まります。結果として、社会的に「安定している企業」「成長している企業」というイメージが形成され、従業員の士気の向上につながるでしょう。
また、優秀な人材も集まりやすくなり、長期的な企業の成長のためには、いかに優秀な人材に魅力を与えれるかが重要です。
5 法人税の課税が適正化される
同族会社が株式を公開する場合に、金融機関あるいは従業員持株会などの安定株主づくりを通じて、持ち株比率を引き下げ、特定同族会社から非同族会社になれば、留保金課税など、法人税課税における不利な扱いを受けることがなくなります。
まとめ
このように「創業者が株が売れるようになり、莫大な資産になる」と言うゴシップ的な目線だけはなく、様々なメリットが存在するのです。