決断経験が強くする


こんにちは!人事の中津です。

 

最近筋トレにはまっていますが、背筋がめっちゃ弱いことに気がつきました。

頑張ります。

本日はサイバーエージェントの人事の曽山さんの本からアウトプットしていきたいと思います。

 

決断経験

 

人材育成で最も大事な考え方は何かと言われれば「決断経験」です。

研修や勉強会、面談、フィードバックなども人材育成には必要ですが、何よりも大切なのは決断経験なのです。

 

営業担当がお客様にA商品を提供するか、B商品を提供するかを決めるのも決断ですし、部内で起きて切るトラブルを部長に伝えると決めるのも決断です。

 

決断と言うと、10億円の投資を決めるような大きな決断を意味することが多いと思われがちですが、人は日々決断しているものです

 

人事の方が引き抜きたいと思う人は、同じ年齢や社会経験なら、大きな決断を下した数が多い人だとよく聞きます。

なぜなら、一度決断したなら、同じようなケースの決断を行う知恵に加えて、胆力があるからです。決断経験がない人は、高スキルであっても、決断できるかどうかがわからないため、逃げてしまったり先送りしたりしてスピードが落ちる可能性があるからです。

 

さらに、10人中5人に、決断経験があったなら、その5人の中で、その決断によって、成功した人、つまり決断の質が高い人を選ぶのです。

 

まずは決断の数を自らどれだけ増やしているか、量が大事です。量が増えてくれば、次に質が大事になります。

自分から上司や先輩に対して問題を提起している人は、決断量が多くなります。

受け身の人は成長しないとよく言われることがありますが、それは主体的な決断の数が少ないからです。

 

自ら能動的な意思を決めて、判断するのが決断です。決断の量が増えると、同じような決断は簡単にできるようになります。

トラブルも、同じようなトラブルなら慣れて、「また起きたか。でも、これ解決できるよ」とすぐに解決策を指示できるのと同じです。

 

良質な決断経験をしてもらうためには環境が必要です。「環境が人を育てる」ことは間違いありません。新入社員を配属するときも、人事から現場に「どんなん決断経験をさせるのか」をよく考えるようにするのです。

 

内省する人は育つ

 

伸びる人は、自分の決断を認識して内省します。決断⇨認識⇨内省というサイクルが回ります。

同じような仕事の修羅場をくぐった人でも、自分なりの成功メソッドが溜まっている人と、溜まっていない人に分かれますが、これは決断経験の内省をしているかどうかです。

「内省するリーダーは育つ」とよく言われますが、自分の決断から得られたことを、成功でも失敗でも自分の学習にします。

学習することで、自分の持論を作り、成功のパターンを増やします。

成功パターンが増えたら、それを言語化します。言葉にできると再現性が生まれ、メンバーに伝えることができ、それにより、自分も再学習でき、成功のパターンの内容が深まり、学習定着率も上がります。

成功モデルがより、高まり、強みとなって固まっていくのです。