聞きたいことを喋らせる極秘テクニック


こんにちは人事の中津です。

今日は自分の聞きたいことを相手に話させるテクニックについて話たいと思います。

 

相手の本音を引き出す暗示

初対面の相手と心の距離を縮めるために、オフィシャルではない空間でプライベートな会話をすることが非常に有効です。

しかしここでひとつ大きな問題となるのがその会話そのものをどうやって成立させるかでしょう。

 

いくらプライベートな会話をしたい個人的な話を聞き出したいと思っても初対面の相手にいきなりではハードルが高いのも事実です。

 

ここで使えるのが相手を誘導するテクニックです。

自分が聞きたいことを相手に話してもらうためにはどうしたらいいのか。

 

それは自分が聞きたいことをまず自分から話すということです。

 

「それだけ?」と思うでしょう。

そう、それだけです。

これなら誰にでもできると思いませか?

 

例えば相手の兄弟のことを聞きたい話題にしたいとしましょう。

しかし大体の人はこういう場合、

「〇〇さんには男の兄弟がいらっしゃるんですか」

なと相手に質問をしてしまいがちです。

こう聞かれると相手は例外なく警戒します。

「何でそんなことを質問するのだろう」と。

でも

「僕には9歳上の兄貴がいるんですよ。その兄が実はー」

必ず最初は自分から自分の兄弟の話をします。

まず私から兄弟の話をしたことによって相手は

「今この場は兄弟についての話をする場なんだ」

という暗示にかかり、次に自ら兄弟の話をしてくれるようになるのです。

 

「兄弟」という話題をテーブルに乗せているのにいきなり昨日の夕食のことを話し出す人はまずいないはずです。

兄弟の話を聞き出したければまず自分の兄弟の話をするそれによって、相手に今「ここでは兄弟話をしましょう。」

という暗示をかけて相手の話題を制限しているのです。

こちらから先に自己開示することで相手の警戒心を制御するという効果もあります。

向こうが兄弟の話というごくごく個人的な情報を教えてくれるのだからこっちも話したって大丈夫だろうと考えやすくなるのです。

自己開示

最初から

「兄弟はいますか」

「休日は何してるんですか」

「普段はどのあたり飲みに行くんですか」

などと質問攻めにすると多くの場合は相手を警戒して心を閉じてしまいます。

「なんで初対面のあなたにそんな個人的なことを話さないといけないのか」

という感情になってしまうわけです。

ですから相手の警戒心を解くためにも自分から先に話すこと。

相手に開示してもらいたい情報があるならまず自己開示することが先決です。