マーケティングチームでライターチームのマネージャーをしている馬場です。
今日は研修課題であった、「自分を捨てる仕事術」を読み直しました。
今まで自身の中で能力があり仕事ができる方の定義は、強烈な個性と自分を確立している人でしたが、この本には実は逆なのかもしれないと考えさせられました。
仕事で壁にぶち当たった場合、独自の方法でその壁を乗り越え結果を残す方がいますが、そういった方はセンスがある上、圧倒的な努力をしているため実現できることで、ごく少数派といえるでしょう。
大抵の方は、壁にぶち当たった場合に自身のやり方で乗り越えようとしたら、どれほど努力してもほとんど失敗すると思います。
そのため、壁を乗り越え結果を出すためには、一度自分を捨て、自身よりできる人のマネをした方が上達し結果を残せる可能性が高いということをこの本はいっているのです。
ただ、その際に邪魔をするのがプライドでしょう。
ある程度その分野で経験と実績を積み重ねている場合、自分を捨てるということは、いままでの自分の行いを否定し、裏切るような感情を抱くことにもなります。
ただし、自身のプライドによってずっと殻に閉じこもってくすぶっているくらいなら、他人をマネして少しでも技術を盗めば良いのです。
人をマネするという方法のお得な点は、相手を真似ようとすると、その人がどのように努力しているのかを知ることになり、結果、「ああ、この人ははじめから転載なのではなく、考え、悩み、努力しているのだ」ということもわかってくるのです。
「あれ、思っていたよりもたいしたことないな。これだったら自分の方がうまくできるかも」と思えることがかなりあるのです。
プライドが傷つくことを恐れ、相手を遠ざければ遠ざけるほど、自分のなかで相手の存在は大きくなり、コンプレックスは増大します。
自分が苦手な人、嫌いな人、自分のなかに不安を膨らませる人。
でも、何か持っていないものを持っている人。
身近な人でいいのです。
そういう存在をマネして見ることを、強くお勧めしたいと思います。