こんにちは!
立命館大学経営学部経営学科4年の川崎修(かわさき しゅう)です。
僕は大学生活のほとんどをインターンとして働いていました。
期間でいうと大学2年の4月~大学4年の卒業まで(*この記事を書いたときはまだ卒業していません笑)です。
この約3年間「未来電子テクノロジー株式会社」でお世話になっていました。
この3年間はあっという間に過ぎた反面、すごく得るものが多かったです。
いろんな経験をした中から、今回は下記のテーマをこのブログを見てくれている人たちに届けられればと思っています。
- なぜインターンシップを始めたのか?
- アルバイトではダメだったのか?
- インターンシップと学業との両立は大丈夫?
- インターンシップは将来に役に立つの?
では、さっそく見ていきましょう!!
なぜインターンシップを始めたのか?
これはいろいろ小さな要因はありますが、大きく2つです。
”コンプレックスからくる危機感”と”周りの環境”
この2つがインターンシップを始めた大きなきっかけだったなと感じます。
この2つは大学1年のときの友達と環境が深く関わっています。
僕はもともと大学は社会人になるための養成期間だと思って入学しました。(なんでこう思っていたかは忘れました。笑)そのため、あまり派手には遊ばずに大学の授業に専念したり、外部の勉強会に参加したり、短期留学やビジネスツアーに参加したり、いわゆる”意識高い系”大学生だったのを鮮明に覚えています。
そんな意識高い系だったので、いろいろなコミュニティに参加して多くの仲間ができました。
しかし、その反面強く思うことがありました。
「自分ってしょぼすぎる・・・。」
「このままで将来社会人になったとき、大丈夫か?」
このような”できない”自分に対する危機感や不安にいてもたってもいられなくなったんです。
もともと心配性というのもあったんですが、「社会人になってからでいいや」と割り切れませんでした。
そして、自分なりの活動をしている中で出会った2人の仲間も同じ感情を持っていたのですが、自分と違いそれぞれ新たな行動を決めていました。
それが”長期インターンシップ”です。
これにもまた危機感にグイグイ締め付けられました。
そこで「自分も何かしないと」と思ったのと、「社会人になったときの危機感は社会経験を積めば克服できるのではないか」と考えた結果、”インターンシップ”という答えに行き着きました。
ただ、大学のようにいろいろなサポートをしてもらえるような環境では意味がないと思っていて、厳しい環境を探していました。
そこでたまたまTwitterのタイムラインに、顔も名前も知らない、ただ同じ大学で同じ学部だという人が「インターンに興味ある人いませんか?」というツイートを見つけたんです。
それを見て、その人にダイレクトメッセージを送り、会うことになりました。
その人は学生団体の一員だったのですが、そこから学生団体の代表に会い、最終的につながったのが”未来電子テクノロジー株式会社”です。
当時の未来電子は創業4年目で社員が10人ほどの小さな会社でした。また、面接の時に初対面にもかかわらず、罵倒されたのを覚えています。笑
そんなことからビビッと「これだ!」というスイッチが入り、インターンとしてお世話になることになりました。
未来電子を選んだ理由は、正直直感です!笑
アルバイトではダメだったのか?
もちろん、僕もアルバイト経験はあります。
でも、感じていた危機感は今の環境では克服できないと感じていました。
その理由は、何かを変えないとどうせなにもしないと思ったからです。
自分の性格は自分が一番分かっているつもりです。
今までの経験上、やる気は何かを変えないと忘れてしまって、持続しない、結局何も変わらないことがわかっていました。
「じゃあ何を変えればいいのか?」を考えたところ、「”環境”を変えたら絶対やるな」というところに落ち着きました。
将来に対する壮大な不安は、得体の知れない厳しい環境でこそ、自分を奮い立たせて行動でき、得るものがあるんじゃないか!
こんなイメージです。
なので、アルバイトではなく、インターンシップという得体の知れない環境に飛び込みました!
あと、これはインターンをして気づいたことですが、アルバイトとの違いを感じました。
まずは、”費やした時間から得る報酬がお金だけじゃない”ということです。
これはアルバイトにもよりますが、ほとんどのアルバイトは”費やした時間の報酬がお金”だと思います。極端に言うと何もしなくても”いるだけでお金がもらえる”という感じじゃないかなと。
しかし、未来電子のインターンは何もしなければ何も生まれません。
成果を出して始めて、報酬も経験も生まれます。行動しなければいけない環境です。
そして、もう一つ”変化がない”ということです。
アルバイトのほとんどは与えられる仕事は決まっていると思います。
飲食店のアルバイトに例えると、ホールスタッフ、キッチンのお皿洗い、盛り付けとか。
一つのことを継続することは大切ですが、外から受ける変化への対応力が身につかないなとも思ってしまいます。
その点インターンでは、すごく大きな変化の中で取り組んでいたなと感じます。それは社会の変化です。一月前までは流行していたものでも、一月経てば古くなっていたり。こういう外の変化だけではなく、仕事の仕組みなど社内の変化にも触れることができるので、そういう変化に触れることと変化に対応していく経験はインターンならではの経験じゃないかなと思います。その経験を通して得られる考え方や心構えは大きな財産だなと感じます。
インターンと学業との両立は大丈夫?
これは個人的にはあまり問題ありませんでした。成績の数字でいうとGPA4.2→3.8に多少下がったくらいです。
成績は下がっていますが、それ以上に得るものが大きかったなと思うことの方が多いです。
一番のポイントは、”理論と経験の行き来ができる”という点です。
僕は経営学部だったので特に思うのですが、大学の授業は”理論”を学ぶことが多いと思います。なので、インターンを始める前の大学1年のときは『実践に落とし込むとどういうこと?」と感じるときが多かったです。とりあえず理論を暗記するというような学習パターンなので、テストが終われば全て忘れてしまいます。何も残りませんでした。*これは僕だけかもしれません。
反面、インターンでは実務に取り組んでいたので、実際のビジネスの考え方に触れることができました。そのおかげで大学での学びの理解が早かったなと感じます。また、インターンでの経験は授業での成果物やゼミの活動にもすごく役立ちました。レポートや企業分析でインターンで調べていたことやそこで得た考え方、知識を活かして構成して良い評価をもらえたという記憶があります。
それから、ゼミでも大きな助けになりました。
僕が所属していたゼミは商品開発に関するマーケティングを研究していて、Student Innovation College(通称:Sカレ)という商品企画の大会に出場します。その大会は0から商品企画を考え、企業にプレゼンして選ばれたものが商品化するというものです。この大会のポイントは、独自性と実現可能性でした。インターンではいろいろな人の考えやアイデアに触れ、実現していく過程にも触れていたので、すごく助けになりました。
僕は大学を4年で卒業すると親と約束していたので、休学せずにインターンを続けていました。具体的なスケジュールは週に2日は1日もしくは午後全てを空けられるように授業を組み、平日2日と土曜日に出勤するというスケジュールです。できるだけ出勤できる時間を確保していました。
インターン生の中には、休学して毎日出勤して追い込んでいる仲間もいます。どれを選ぶかは自分次第です。どっちを選んでも自分の気持ち次第でどうにでもなります!
インターンシップは将来に役立つの?
この答えは、今の段階ではわかりません。
でも得たものは大きいです。
それは、”経験”、”考え方”、”精神”、”心構え”です。
3年間でいろいろありました。
その中には、多くの失敗や挫折があります。実際のビジネスの場での失敗や挫折は社会人になってからがほとんどだと思います。そういう意味では学生時代にそれが経験できるのはすごく大きいです。
そして就職活動でも活きました。もともと就活のためにインターンをしていたわけではありませんが、インターンをしていたから得られた経験や考え方、マインドを持って内定につながったと感じています。これはあくまで結果論です。もともと就活のためにインターンを始めていません。
「就活のためにインターンをする」というのをよく聞きますが、個人的にあまりいいとは思えません。
絶対に続かないし、何も得られないと思います。
というのも、「こうなりたい」「ああなりたい」という気持ちはすぐに変わります。「こうなりたい」と思っていても将来のある時点で、意味がないものかもしれません。そうなっては個人の将来の姿は全く意味がなくなりますよね。
大切なのは”今どう生きるのか”ということです。
今を生きる一番いい選択をしてください。
大学生でいられる期間は限られています。休学をすれば数年延長できますが、ずっと休学しているわけにもいかないと思います。限られた期間に公開がないように、直感的に”今したい”と思えることや目の前の機会に飛び込んでみてください!!
僕からは以上です!