こんにちは、未来電子でインターンをしている松尾雄太です。
突然ですが、みなさんマーケティングって興味ありますか?
おそらく将来はマーケティングを仕事にしたいと思っている人も多いんじゃないんでしょうか。
僕は今、未来電子でマーケティングに携わっています。
今回はその中でマーケティングに関して僕なりに考えていることをまとめてみました。
1.マーケティングは大学で学べない
「将来はマーケティングの仕事やってみたい」
マーケティングの仕事とは一体どんなものでしょうか?
一般的には、「売れる仕組みをつくる」
これがマーケティングの仕事だと言われています。
しかし、これだけでは十分に理解できた気がしません。
それは当然のことで、マーケティングとは、
一言で説明できる単なるフレーズでもなければ、
大学の講義を聞いただけで使えるようになる知識でもないからです。
ただし、ひとつ言えることは、
マーケティングとは、実務を通してのみ学ぶことができる、
体得型のツールであるということです。
マーケティングという言葉の意味を聞いても、
授業でその仕組みについて学んでも、どこかピンとこない気がするのは、
それを実際の場面で使ったことがないからなのです。
将来マーケティングの仕事をしたいと思っていても、
具体的な内容が上手く説明できないのはそのためだと思います。
しかし、このような場面はないでしょうか。
「この人のやっていることがマーケティングの仕事なのか。
なんだか面白そうなことをやってるな。私もやってみたい!」
マーケティングに限らずその仕事に興味を持ったきっかけが、
誰かが働いている姿を見て面白そうだと思ったから、
という事例は、少なくない気がします。
これは、多くの人が仕事の字面やその仕組みから、
それに対して興味を持つのではなく、
現実の事例や実際の経験を通して、理解する場合の方が多い、
ということを意味しています。
そして、これはマーケティングに関しても同じです。
マーケティングとは、購買者の行動を分析し、
それをもとに売れる仕組みを構築していくことを基本としています。
なので、実際にお客さんを相手にする商売、
もしくは仕事に従事しなければ、その本当の使い方は分かりません。
ただし、興味を持つだけであれば、
そのような業界で働く人のエピソードを聞いたり、
本を読んだりするだけでもできます。
それを本当に理解しようとした時に、
あるいは本当に興味があることなのか確かめようと思った時に、
必要となってくるのが実際の職場での経験なのです。
2.未来電子のインターンでマーケティングを学ぶ
「マーケティングについて深く理解するために実践の場で経験を積もう!」
それでは、いざマーケティングを実践の場で学ぼうと思った時に、
学生のうちは仕事につけるわけではないし、
マーケティングを学べるようなスクールも現実的にはないし、
実際に学ぶのはなかなか難しいものです。
そこで選択肢として挙がってくるのが、長期インターンシップです。
長期インターンシップは、一昔前までは就活を有利に進めるために、
いわゆる意識の高い学生がやることという、
ある意味偏った選択肢でしたが、今はそうではありません。
いまでは学生がごく当たり前に、仕事の経験を積める場として、
身近な存在になってきています。
なのでマーケティングを、長期インターンシップを通じて学ぶということは、
とても現実的なことなのです。
なかでも、私自身が未来電子テクノロジーという会社を選んだ理由は、
大きく二つあります。
一つ目は、マーケティングを学べる会社であったこと、
もう一つは、インターン生の教育に対して熱心であったことです。
一つ目に関して、長期インターンシップを受け入れている企業は、
数多くありますが、その中でマーケティングについて学べるかどうかについては、
あらかじめチェックしておかなければいけません。
営業やプログラミングを専門としているところもあるので、
なにを学びたいかによって企業を選ぶというやり方も一つです。
マーケティングを学ぶという場合には、
仕事内容の細かいところまでは分からないとしても、
募集職種の欄にマーケティングがあることが必要で、
これが一つの決め手になります。
もう一つの、インターン生の教育という側面ですが、
これはどういった意味で重要なのでしょうか?
企業の実務を経験できるという点では、
どこのインターンも同じように見えるかもしれません。
しかし、教育に対して熱心であるかどうか、
この違いによって、マーケティングを学ぶための環境、
しいては、マーケティングを実際に学ぶことができるかどうかが、
変わってくるのです。
短期のインターンシップやインターン生の受入れに慣れていない企業では、
インターン生に対してアサインされる仕事が、
「誰でもできる定常業務」にかぎられてしまう可能性があり、
これでは十分に学びたいことを学ぶことができません。
教育の体制が整っている企業というのは、
インターン生に対してできる課題からアサインします。
課題をクリアしていくことで、扱える実務の範囲が増え、
徐々に裁量が増えていくという感覚を、インターン生は味わうことができます。
この成功体験を通した自信を持って、
マーケティングに関する業務を経験できる、
これが学習の効果を最大限に引き出すために必要なのです。
3.マーケティングを学んだ経験が就活で活きる
ここまで話を聞いてきた中で、
「そこまで自分でやり切れるか分からない」
と、不安に感じる方がいるかもしれません。
長期インターンシップを始めて課題をクリアして、
会社で裁量を獲得してマーケティングを学べるようになるのは、
たしかに少し長い道のりに感じられますね。
やはり、この道のりを越えるためにはなにかしらのモチベーションが必要です。
一体どのようなモチベーションが考えられるでしょうか。
マーケティングを学びたい気持ちや自分にとっての必要性、
個人的な野心など、いろいろな感情が考えられますが、
学生にとって最も大きな比重となるのが、就活へのメリットです。
就活において、長期インターンシップの経験は、
メリットになると言われており、
マーケティングを将来の仕事にしたいと考えているなら、
そこへのメリットを意識することはある意味当然です。
しかし、就活へのメリットをそのモチベーションとするのは、
正当なものではありません。
一体どういうことかというと、
長期インターンシップを通してマーケティングを学ぶということの価値が、
マーケティングの手法を使えるようになること自体にはないということです。
就活へのメリットを意識する人の多くが考えがちなのが、
「マーケティングのスキルを身につければ就活に有利になる」
ということですが、これは明らかな間違いで、
インターンで学んだスキルが本当のビジネスマンに通用するということは、
確実にないことなのです。
それは単純に学生と社会人の仕事にかける時間の違いによるもので、
そこまで気にする必要はありません。
それよりもインターンでしか得られない価値に注目すべきです。
それでは、何をモチベーションにマーケティングを学ぶインターンに、
参加すれば良いのかというと、
単純に目の前の課題をクリアすることにやりがいを感じながら続ける、
ということです。
目の前の課題に対して価値を感じられるということは、
その人の課題に対する取り組みの効率を最大限に高め、
最速でその人を成長させます。
そして、日々の仕事に取り組み成果を上がられた経験は、
その後の人生に大きな影響を及ぼすでしょう。
そしてその時、マーケティングをあえて学ぶことの意味は、
マーケティングという仕事が、
日々取り組むことのできるほど興味のあることなのか、
将来仕事とするに値することなのか、
その断片を知ることができるということです。
その仕事に興味がなければ、成果をあげられるまでの日々の課題に、
取り組み続けることはできないのです。
しかし、あくまでマーケティングを現場で学ぶことの価値は、
その学びを得るプロセス全体にあります。
この観点で言えば、マーケティングは、
学びのための手段でしかないのかもしれません。