こんにちは!
前回の記事で、意気揚々と自分語り始めたにも関わらず、すごい微妙なところで中断していた定光です。
前回の記事を読んでいない方はコチラ↓
ソーシャルに無知な理系の京都大学院生が、ひょんなことから長期インターンでSNS広告を運用するまで。その①
今回は、前回の記事の続きとして、京大理系院生がITベンチャーの長期インターンでSNS広告の運用を担当するまでに至る経緯についてご紹介させていただきたいと思います。
ベンチャー企業の短期インターン in 東京
前回ご紹介したように、嫌々ながらも研究をしつつ、一方で空いている時間に就活をしていました。
もちろん、見ていたのは大手の食品企業や化学メーカーなどではありません。
ただ、大手企業には行きたくないという漠然とした気持ちはありつつも、どんな企業を見たらいいのか全然思いつかなかった無知な僕は、せっかくの夏のインターンなので、自分のイメージの中で、最も攻めてるITベンチャー企業の短期インターンに参加することにしました。
インターンとは言え、厳しい選考ルートを敷いている人気ベンチャー企業の選考は手ごわいものでしたが、なんとか数社のインターン選考を突破することができ、8月と9月に東京に行って、短期(3日~5日)のインターンに参加させていただきました。
ちなみに、このインターンというのは、就活を一度経験した方にとっては、おなじみの新規事業立案や経営課題解決系の内容でした。
結論からいうと、結果は散々なものでした。
議論を正しい方向に推進していく論理力、現状の課題の本質を探る分析力、今の社会から課題のヒントを見つける情報力、すべてにおいて普段からゼミなどで議論を重ねている学生や、文化の中心地、東京で就活に励んでいる学生に比べてはるかに劣っていました。
正直、高学歴で、自分で自分のことを頭が良いと過信していたので、余計にショックだったのを覚えています。「あ、俺何もできねぇ」って。
先ほど挙げた、就活やインターンにおいて必要な能力に関してももちろんですが、一番欠けているのは、ビジネスにおける肌感覚でした。
本来、ビジネスにおいて、まず初めに必要なのは、社会が何を求めているか、またその中の個人が何を欲しているか、要は本質的なニーズを把握することなのですが、研究室で国のお金を使って、せこせこ実験を行い、ただただ自分の好奇心だけを満たしていた僕には、世の中が何を求めているかを判断する情報も、それは本質的に世の中が求めているものなのかどうかを判断するマーケティング感覚もありませんでした。
こうして、結局何も結果を残すことなく、しょんぼり京都に帰ってきてしまいました。
っつーことで長期インターン
夏の短期インターンの経験を踏まえて、僕が思い付いたのが長期インターンでした。
自分が将来、社会に出て、仕事をする時に活きる正しいビジネス感を養うためには短期インターンではダメだと感じたからです。
確かに夏の短期インターンでは、会社の雰囲気やビジネスコンテストのようなものは体験させていただくことはできたのですが、短期インターンは学生の満足度を高めて、企業に対するロイヤリティ(忠誠心)を高めるという意味合いの方が強く、本質的な能力を得る場所ではないと感じたからです。
要は、短期インターンは、優秀な学生を早期に囲い込んで、入社の意欲を高めさせるだけのものだと考えたということです。
短期インターンでボコボコにされた学生に最速で追いつくには、いくら短期インターンに参加してもダメだと感じていた僕に、残された思いつく選択肢は長期インターンだけでした。
長期インターンにいってよりビジネスに近い位置で、何かに打ち込むことで、短期インターンに参加していた優秀な学生が持っていた、言語化できない能力を得られるのではないかと考え、現在でもお世話になっているこの未来電子テクノロジーの長期インターンに募集したのです。
なんで、この会社を選んだのかというと、特にこれといった理由はありません。
京都での長期インターンが限られていて、かつ目に留まったからです。
何かを得ようと意気込んでいた長期インターンでしたが、最初の業務は中小企業のブログの代行という誰にでもできる業務でした。
最初は「なんやこれ?ほんまに意味あるんかな?」と思いつつも、自分で決めて入ったので、途中で投げ出すのも悔しく、研究室の傍ら、業務に取り組んでいました。
ただ、ライティング業務を行う中で、中小企業のHPを観察することがあり、その企業が持つ技術や、その企業に付随する競合などを想定するうちに、考えるクセができてきて、さらに社会の本質的なニーズについて思考するクセが身に付いていきました。
次回予告
ここまで来れば、後は大詰めです。
次回、なんとなく続けていた長期インターンで、SNS広告を担当させていただくまでの経緯についてご説明させていただこうと思います。ではでは。
ソーシャルに無知な理系の京都大学院生が、ひょんなことから長期インターンでSNS広告を運用するまで。その③