2017.7.21

これだけ読めば大丈夫!グループディスカッションの基礎知識&攻略法

大阪府立大学 インターン

豊島 はるか


就職活動にやインターンにおける「選考」に多くの企業が採用しているのが、「グループディスカッション」です。

早い時期から就職活動を始めているという人は大体グループディスカッションの雰囲気、どんな流れで話を進めていくべきかということを体感的にわかっていると思いますが、

初めてのグループディスカッションは不安もいっぱいですよね。

 

「選考に行ってみるとグループディスカッションが始まった!何を話したらいいのかわからない!」

そんな状況にならないために、今回はグループディスカッションのコツをご紹介します。

 

 

グループディスカッションの流れ

グループディスカッションは限られた時間内に与えられた課題に対する答えを出さなければなりません。

そのため、ある程度GDの流れを知っておくことが議論を効率的に進めることにもつながります。

 

 1.時間配分を決める

「定義を決める時間、アイデアをブラッシュアップする時間、発表をまとめて練習する時間」など与えられた時間をどう使うかを始めに決めます。

時間を決めてしまうことによって、後半になって時間が足りないということもなくなりますし、迅速に議論を進めることができるのです。

※時間は全員が意識すべきだが、タイムキーパーは必要

 2.課題を定義する

聞かれている問題をしっかり定義することでチーム全員のイメージが付きやすくなります。

特に抽象的な課題こそ、具体的な課題定義を示しましょう。

例:○○の売上を2倍にする方法→何年で2倍にするのか、全国規模なのか1店舗規模なのかなど

3.チームメンバーのアイデアを引き出す

課題を定義したら、チームメンバーのアイデアを共有していきます。

この時に注意すべきポイントは、「自分の意見ばかり言わない」「相手の意見を否定しない」という2点です。

他のメンバーがアイデアを共有している時はとにかく笑顔でうなずきましょう。

4.アイデアを整理、選択、ブラッシュアップする

出てきたアイデアをまずは整理します。

各自の意見で気になる点があれば相手に質問をするか、「○○ということですよね?」と確認しましょう。

アイデアを整理した上で、課題に対する答えとなる意見を選択します。

※チーム全員が納得できているか周りを見渡しましょう。「○○さんはどう思いますか?」という声かけは重要!

 

そして、アイデアを選択後により深くアイデアを磨き上げていきましょう。

ここで発揮されるのが「思考力」の部分です。

思考力はGDの経験の差もありますが、地頭の良さも正直あったりするので、チームメンバーより良い意見が言えそうにないというときには魔法の言葉を使いましょう。

 

魔法の言葉「Aさんの意見はつまり~ことですよね?Bさんはどう思いますか?」

Aさんの言葉を反復してBさんに振っているだけですが、議論の流れを作っているという点でしっかり評価されます。

「発言しない人」だけにはならぬよう!

5.発表をまとめる

発表を上手くまとめることは議論を上手に進めるのと同じくらい重要です。

GDの議論の中身を重視する企業もありますが、一方で発表一発で評価が決まる企業もあります。どちらにせよ、議論したことを上手く発表できるに越したことはないですよね。

発表のコツとしては、「結論→理由→具体例→結論」という流れを作ることです。

※アイデアを複数発表することで全体的に意見が薄っぺらいものになってしまうことには注意しましょう。

 

グループディスカッションの評価基準

就職活動では会社によってグループディスカッションにしろ、面接にしろ評価基準が違うということも言われていますが、確実に言える基準があります。

それが、「チームの議論に貢献できたかどうか」ということです。

面接官はその人が会社の議論の中でどのような立ち振る舞いをするのかを見ています。

 

<チームの議論に貢献するための3つの要素>

チームの議論に貢献できたかどうかは「協調性・積極性・思考力」の3要素で決まります!

 

1、協調性…チーム全体で協力して問題に取り組もうとする姿勢

※協調性がない人は突出した思考力を持っていてもチームの生産性を下げるので低評価

→とにかく人の意見に対してニコニコしながら相槌を打ちましょう

例:「なるほど」「そういう考えも1つですね」「その通りですね」

 

2、積極性…自分の考えを発言して相手に伝える姿勢

※議論の中で全く発言しない人はその場にいないも同然とみなされます(^^;

→発言しましょう。自分の意見が思いつかない場合は相手の意見をわかりやすく言い換える手法も活用すると良いと思います

例:「○○さんの意見はつまり~ということですよね?」

 

3、思考力…他の人のアイデアに欠けている視点はないかなどを考えられる力

※積極性があって発言をたくさんしていても全く的をえていないものだと効率的な議論にはつながりません

→ある程度の場数を踏んでGDのパターンをつかむと良いでしょう

 

まとめ

 

グループディスカッションが不安という方はとにかく経験を積んでください!GDの流れも自分の得意なポジションも経験するうちにつかめてきます。

GDの心得を2つご紹介しましたが、個人的に思う最強のGD攻略法は「とにかく人の意見をメッチャ笑顔で聞く」「絶対に人の意見を否定しない」「発言する(魔法の言葉)」の3点だと思います笑

基本的な流れや評価基準はどの会社にも共通することなのでこの機会に頭の隅に置いておいてくださいね。

 

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