2017.8.2

僕がただのライターからプロジェクトマネージャーになるまで その①

神戸大学 インターン

東妻 航太


はじめまして。元PRチームで、現GOuniteチームの東妻と申します。

僕は9月末ごろに未来電子にインターンとして入社して、現在10ヶ月目ほどになります。

現在のGOuniteチームでコピーライターとして働かせていただくまでに、数多くの役職を経験してきました。

関わったプロジェクトの数では、インターン生の中で最も多い自信があります。

多くの経験を通じて、働いて行く中でどのように考え、どのように動くべきなのかがはっきりと見えてきました。

 

いま、続けながらもこれからどう頑張ればいいのかわからない方、悩んでいる方。

たくさんいらっしゃると思います。

そんな苦しい悩みを抱える方に、次の一歩を踏み出してほしい。

僕がインターンでどんなことを考えて、どう変わっていったのか。

この一連の流れから、苦しい現状を抜け出す一歩へのヒントを掴んでほしいと思います。

 

1.入社後1、2ヶ月ほどの話。

 

この頃の僕は、ただの社会を知らないアホ学生。

入社前の面接では「バイトよりは、インターンの方すごいことできそう。」みたいなことをアホ面で言っていました。

誰もが一度は通る道なんでしょうけど、今思えば社会を知らな過ぎました。

それでも幸運にも入社させていただき、すぐ次の日から参加することになりました。

実は最初は営業をするつもりでした。が、最初はPRでノルマを達成しなければならないということで、PRへの配属になりました。

 

でも、そのノルマがキツいんです。

いまでいう60000ptなので、ざっというと450文字の記事を100本くらいのノルマでした。

そこまでキツくないじゃんと思うでしょう。

でも、僕にとってはほぼ不可能と言えるほどに多い。

集中力が奇跡的なほどにないので、全然数をこなすことができなかったんですね。

でも、1つについて考え尽くすことは得意だった。

なので割り切って、記事の質を高める方に走ることにしました。この割り切りが、1つめの転機になります。

 

打席を掴もう。

記事の質は当時、評価対象ではありませんでした。「どれだけの記事を書いたか」だけが目に見える評価になる。

だからこそ、誰も記事の質にこだわる人はいません。

記事の質にこだわっても、ポイントにはならない。

 

でも、記事は未来電子の商品です。いつか質を問われる時が来るのは目に見えています。

ポイントが増えないのを耐えて質を高め続けた結果、あるクライアントが僕の記事内容を評価してくれました。

社内でもライティングテストなどで評価を受けてはいましたが、クライアントからの評価は非常に大きい意味を持っていました。

クライアントが評価をくれるということは、ドライな言い方をすれば「商品価値が高い」ということです。

なにか一点でも商品価値が高いと見なされれば、なにかを作るときに「とりあえずアイツにやらせよう」と真っ先に選択肢に上がるでしょう。

自分の持ちうる商品価値はなんなのか。これは就活でも絶対に聞かれることです。

商品価値を持っていれば、次の出番を与えてもらえます。

そこで価値を発揮できるかは別としても、とにかく打席には立てる。

打席をもらう努力をしない限り、いつまでも素振りで終わってしまうかもしれません。

 

そしてもう一点気づいたことがあります。

評価は「期待の外」で生まれるということです。

記事の質は、期待なんてされていないことでした。

誰も期待していないことだけど、実は大事なことだった。

だからこそ大きな評価が得られたんだと思います。

 

例えば「60000ptを取ってください」という指示があったとしましょう。

これは要するに「60000ptは取れると思っている」から指示がきているわけですね。

60000pt取ることはあくまで期待の範囲内なんです。この中で、評価を受けるにはどうするのか。

こういう依頼に対して、120000pt取ればいいんです。

それが無理なら、質のような違う切り口でもいい。

どんな方法を使ってでも、期待を超えましょう。期待を100%達成するだけでは、なかなか次の打席は回ってきません。

 

『1人』から、『たくさん』へ

一度は評価を受けましたが、ここからさらに評価されようと思うと一筋縄ではいきません。

期待値が高くなってしまったので、大体のことは期待の範囲内になってしまいます。

こんな状況になってから僕は考えました。これから会社が自分に期待することはなんだろうかと。

 

皆さんならどう考えるでしょうか。

僕は「いまの自分の価値を、誰でも出せるようになること」だと考えました。

そう考えて、記事のタイトルの考え方やネタの作り方などの拙いノウハウを社内コミュニケーションツール(いまで言うslack)で積極的に共有し、自分の考え方をシェアしまくりました。

いま見るとだいぶ雑な資料ですが、そんな資料を共有していたのもこのような考えが基になっています。

 

シェアを繰り返していった結果、PRチームの統括に抜擢されました。

第2回の打席です。全員のライティングテストを見て判定とフィードバックをする役割だったので、評価基準を作り、フィードバックをものすごい分量で返していました。

これも「今の自分の価値を、誰でも出せるようにする」という考え方と、「期待を超えなければいけない」という考え方が反映された動きでした。

朝からフィードバックをスタバでやってたら外が真っ暗になっていた時はさすがにキツかったですが、それでも評価を受けるのに必死でした。

 

評価を受けていれば、なにか新しいことを始めた時に真っ先に声がかかるのは間違いなく評価が高い人からです。

評価を高めるのは、あくまで次の打席のため。

次のステージに進むには、声がかかる位置にずっと立ち続けていなければいけないんです。

統括として立ち続けたことが報われて、また次の出番がやってきました。

この話は、また次にお話します。

長くなってしまったので、少しお茶でも飲んで、落ち着いてから次のお話も聞きに来てください。


この記事を書いた人

神戸大学インターン

東妻 航太