2017.8.3

ソーシャルに無知な理系の京都大学院生が、ひょんなことから長期インターンでSNS広告を運用するまで。その③

京都大学 インターン

定光 達斗


こんにちは!

前々回からダラダラと自分語りを繰り広げている定光です。

このブログも今回で最終回になります。少し寂しい気持ちもありますが、最後まできっちり書き切ろうと思います。

 

研究 and 就活 and 長期インターン

研究室で忙しい毎日を過ごしながらも、細々と就活と長期インターンを継続していました。

普通の大学院生ならば、就活は3月から開始するので、普段は研究のみに没頭しているはずですし、そのくらいの覚悟を持ってやらなければいけない作業量を求められます。僕の場合は、そこに+α就活と長期インターンを掛け持ちしていたので、一時期は遊びも休暇もほとんどないくらいに何かに追われていました。

そうなってくると、時間を管理するというよりも生み出していくようなタイムマネージメントを覚えていくようになります。こういった経験は現在の自分自身の業務を管理する上で本当に役立っています。

就活終了→退学

多忙な中で細々と就活を続けていたのですが、ありがたいことに限られた会社の中から複数社内定をいただくことができ、最終的に自分が本当に貢献したいと思うような東京のITベンチャーに就職することが決まりました。と同時に大学院を退学することにしました。(笑)

就職先で行う業務は、もちろん今までやってきた研究と全く異なることですし、自分の将来に対して繋がらないことができるほど、自分自身に対して余裕がある状態ではありませんでした。

就活でするなかで出会う優秀な社会人、自分よりも圧倒的に会社に対して利益を生んでいるインターン生。すでに僕の目線は就活ではなく、社会人として何ができるかに向いていました。

業務を繰り返す日々

研究室をやめた僕は本当に毎日長期インターンシップに取り組んでいました。長期インターンに取り組んでいたとはいえ、研究室に在籍した当時はひたすら中小企業のブログ代行をしていただけで、オフィスにもほとんど出勤できていない状況だったため、大きな結果を残すことはできないでいました。

ただ、僕が担当したクライアントの中での評価もそこそこ良かったらしく、社会の本質的なニーズやクライアントの事業の本質的な価値を意識して書いた記事は一定の評価は頂いていたようです。こ

ういった一見だれにでもできるような業務の質を意識して取り組んでいる中で会社からの信頼も一定溜まっていき、退学することを決め、毎日出勤するようになって1ヵ月経ったころに会社としての新規事業のPRチームに配属されることになりました。

やったこともないSNS広告を運用することに

新規事業のPRチームに配属されて、まず僕に与えられた業務はWeb広告を運用することでした。もちろん、Webにも疎く、研究室でせこせこと実験に取り組んでいただけの大学院生がWeb広告の運用方法など知る由もなく、まずはインプットから始めることにしました。

Webの良記事を集めたり、Amazonで高評価のハウツー本を読み漁ったりして、徐々に知識をつけていきました。この時に気づいたことではあるのですが、こういった知識を身に付けていくのに、中小企業のブログの代行した経験がものすごく活きていました。

どういうことかというと、中小企業に対して良質な記事を素早く納品するには大きく大事な要素が二つありました。

一つ目は、シンプルにタイピングのスピードです。限られた時間内で多くの記事を量産するには、タイピングの速さが必要不可欠でした。

もう一つが、クライアントの事業の本質をいかに素早く理解するかです。その企業に勤めているわけでもない外部の人間がその会社を本質的に理解するためには、その会社のWebサイトから自分に必要な情報を抽出していかなければなりません。何かを学ぶときでもライティングで培った、こういった情報の取り方、本質的な要素の抽出の仕方はものすごく活かすことができました。

最後に

今は上記で学んだSNS広告の知識を活かして、インターン生募集部署で、ソーシャル広告やリスティング広告全般を担当させていただいています。今考えると夏のインターンで苦しみ、研究室で苦しみ、となかなかつらいことが多い大学院生1年間でしたが、あのような苦境に立つ経験が本当の意味で人間を鍛えてくれると感じています。

最後にまとまりのないただの自己満文章になってしまい申し訳ありませんでした。(笑) もしこの記事を読んで長期インターンに興味を持ったという変わり者がいれば、ぜひ一緒に働きましょう。そして一緒に苦境に立たされましょう。


この記事を書いた人

京都大学インターン

定光 達斗