2017.8.10

アメリカのインターンは高校生から始めるのが主流!?

同志社大学 インターン

yuri shindo


こんにちは、同志社大学3回生の新道です!

本日はアメリカのインターンについてお話ししていきたいと思います。

「インターンシップ」とはだいたいアメリカから世界中へ広まっていったと言われています。
アメリカの「インターンシップ」という認識は世の中に広まっており、ほとんどの企業に存在するほどです。

そんなインターンシップ大国アメリカでは高校生のうちからインターンシップをすることが当たり前です。

 

アメリカの教育制度は、少し日本と少し違います。

この理由を言う前に、アメリカの教育制度についてざっくり説明します。

アメリカの教育制度ではエレメントリー(小学校)が5年間、
ミドルスクール(中学校)が3年でハイスクール(高校)が4年あり、
1年生から12年生という数え方をします。なので、高校生は9、10、11、と12年生と呼びます(日本でいうと中学校3年からハイスクールです)。

 

アメリカのインターンシップ事情。

本題に戻ります。

アメリカでは11年生からインターンシップを始める生徒が年々、増加しています。

なぜかというと、
ずばり、大学受験のためです。

大まかに言いますと、大学への一種のアピールのためです。

というのは、海外の大学受験は日本のように試験を通して受けるのではなく、論文と11年生からの2年間の成績を出願書と共に大学へ送り、面接を行います。この過程すべてが大学受験です。

なんだか就職活動みたいですよね?

この論文と出願書で学業以外の面でアピールをするために、高校生はインターンシップをします。

大学側は成績を見るのをもちろん、学校以外の領域での活動も重視します。
ボランティア活動だったり、部活だったりもアピールの一環ですが、一番有力なのがインターンシップです。

さらに、
長期なのにも関わらず、無給インターンがほとんど!

これは高校生だけではなく、大学生、さらには社会人に対しても同様です。

実力主義のアメリカは、実績を残さなければお金なんてもらえません。

実績を上げることはもちろんのこと、無給から有給になるには社内で良好な人間関係を築かなければなりません。

ロジカルに考えると当然ですよね?

 

日本のインターン生の甘さ。自分も、やっぱりそうだった。

しかし、日本で当たり前のように有給インターンをしている学生からしたら当然ではないようです。

というのは最初から有給で、さらには長期インターンをしているとこういった当たり前が見えなくなってしまいます。

なぜならインターンシップをある程度続けていていると仕事に対しての姿勢がマンネリ化してきてしまうからです。

例えば、

「学生なのになぜこんなにも仕事の容量が多いのだろう…」

「もう少し学生であることを自覚してほしい。」

「社会人としてのマナーなんて学生だからわかるわけない。」

などなど。
私の周りでもこういったことをよく聞きます。

しかし、
これらは通用しません。

インターン生であっても会社に所属している以上、社会人として振舞うことは当たり前です。

この自覚がない方は、なんのためにインターンシップをしているんですか?

アルバイトではなく、インターンシップであることを忘れてはいけません。
日本の長期インターンはアメリカのように無給ではなく、給料が発生しているわけですし、

「与えられた仕事をすることは当たり前。」

と、人ごとのように私は言っていますが、最近まで私も自分に甘いことを言っていました。

弱音を吐いたり、仕事のモチベーションが下がったり…

まさにマンネリの渦に飲み込まれてしまいました。

しかし、そんな私の姿勢を正すように指摘してくれた社員さんがいました。

会社の中で一番厳しい方と思っていたので余計に刺さり、その方のおかげでインターン生としての姿勢に気づくことができ、仕事の原動力にもなりました。

仕事をすることもそうですが、社会人として怒られることもインターンシップの魅力の一つです。

こんな恵まれた環境の中でインターン生として働くことが今ではとても嬉しく思います。

アメリカのインターンシップみたいに、
もがいて仕事をしてお金をもらうように、
私はいつでもインターン兼社会人としての自覚を忘れないようにしています。

まだまだ見習うことはたくさんありますが、
自覚をすることが始めの第一歩だと思います。

 


この記事を書いた人

同志社大学インターン

yuri shindo