みなさん、こんにちは。
関西外国語大学の櫻井夢人です。
この記事をご覧になられている方は、少なからず留学に行く予定があり海外でのインターンシップを視野に入れておられる方が多いのではないでしょうか?
最初に断っておきますが、この記事は「語学留学+インターンシップ」などと謳ったインターンシッププログラムの紹介ではありません。
この記事は、僕が実際にアメリカに一年留学をし、二ヶ月間カリフォルニアでインターンシップを経験したことから、海外でインターンシップをするべき価値についてご紹介するものです。
留学先でインターンシップをするか迷っておられる方は是非読んでいってください!
そもそも留学って何のためにするの?
みなさんにとって留学は何のためにするものですか。
語学力を上げるためですか?
現地文化を学ぶためですか?
マッチョなイケメンやブロンド美女とパーティを楽しむためですか?
いいですねー。全部いいと思います。
なぜなら、大金をはたいて留学をするのは自分なのですから、することに対して誰からも非難される筋合いなんてありませんし、目的は自由ですよね。
僕が思う留学の目的とは、「日本では得られないものを得ること」だと思います。
経験、学び、人脈、思い出、夢、、、なんでもいいと思います。それらはとても貴重な価値です。
当然といえば当然なのですが、これが留学に行く最大の目的だと僕は思います。
専門分野に特化した大学で学ぶこと
日本語が通じない環境で生きた英語を学ぶこと
様々な人種とバスケをすること などなど
海外でしか得られないものって考えれば結構出てくると思います。
その中に、僕が実際に経験した海外でのインターンシップがあります。
この経験が僕にとってこの留学における最大の価値ある経験でした。
カリフォルニアでのインターンシップ経験
僕は交換留学生としてニューヨークの大学に留学したので、留学先では普通に現地大学生と一緒に授業を受けます。
元々、大した英語力もなく留学していたのでついていくがやっとでした。
ですので、学期中はインターンシップをやる余裕なんてものはもちろんなく、ひたすら勉強していました。
寮→図書館→クラス→図書館→クラス→・・・ これの繰り返し。
おもんないでしょう。
合間合間にある友達との談笑やバスケなどがあったおかげでやってこられました。
ですので、インターンシップをしたのは夏休みの三ヶ月のうちの二ヶ月。
なぜ、インターンシップをやろうかと思ったのかというと、とりあえず海外経験を積みたかったからです。
時間を無駄にしたくなかった。一年間なんてあっという間ですからね。
ですので、インターンシップ以外にもボランティア、日本語クラスのTAなど一年間でやりたいことはいろいろとやってきました。
将来、海外で働くことを視野に入れていたので必ずこれらの経験は将来生きてくると思いました。
ただ、はっきりと将来何がしたいのかというビジョンはなかったので、インターンシップにはこれを探しに来たという理由もありました。
カリフォルニアでインターンシップをすることになった会社は、日本の中小企業がアメリカ進出するサポートをする事業を中心にやられている企業でした。
業種的にはコンサルティングになるのでしょうか。
社長と女性の日本人スタッフ以外はアメリカ人でした。
日本支社と合わせて全部で15人程の小さな会社でしたが、牛角やガリバーなどのチェーン店を立ち上げたバリバリのビジネスウーマンの社長や、日本でTop3に入るほどの建設技術を持つ日本支社長など一緒に働いていた人たちはすごい方ばかりでした。
そんな会社で僕がやっていた業務はというと、見込み客のリスト作り・SNSの更新・商品管理・HP作成などです。
全然大したことしてへんやん!ってなりますよね(笑)
はい、大したことはやらしてもらえませんでした。
インターン募集をしてない企業に何の経験、スキルのない僕が急にインターンシップをやらせてくださいって来たので当然と言えば当然でした。
じゃあ、何が価値ある経験だったのか?
それは、インターン最後の業務として特別に参加させていただいたニューヨークでの展示会に参加したことにあります。
それは雑貨品の展示会で、日本を含め世界中から2,500社以上の企業が集まる非常に大規模なものでした。
僕はそこでとても貴重な出会いをしたのです。
それは、世界で唯一の技術力を持った日系中小企業との出会いです。(どのような技術かは長くなるので省きます。)
その企業の社長といろいろお話しさせていただき、アメリカ進出に困難していると言うことを聞きました。
世界で唯一の技術、ましてや需要は必ずアメリカにあるにもかかわらず事業拡大に困難していると言うお話を聞いた時、純粋に「?」と「もったいないな」と思いました。
と同時に、世界で戦う厳しさと日本企業の弱点を目の当たりにしたのです。
僕が学んだ日本企業の課題と世界という市場のデカさ
これは特に日本の中小企業に言えることですが、日本の企業というのは技術力は世界トップクラス、しかしその他は、世界で戦えるレベルではない。
その他というのは、非技術的な部分です。
例えば、セールス・マーケティング・市場分析・語学・多文化理解・資金・人員などです。(僕はまだ学生で、ビジネスのことなどはペーペーなので薄っぺらい理解度で申し訳ありません。。。)
そして、世界という市場のデカさ。
僕が参加した展示会は一年中アメリカ全土で行われる展示会のほんの一部にすぎません。
それでも、世界中から2,500社以上の企業が世界を視野に事業展開しようと集まっている。
アメリカは、ほとんどの業種において事業拡大するのに最難関の市場だと言えます。
つまり、アメリカ進出に手応えがあれば他の市場へ進出できる可能性というのは十分に見込むことができるのです。
それだけアメリカという市場への進出というのは価値があること、世界市場のデカさというものを身をもって感じることができました。
アメリカインターンシップでの価値ある経験
とまあ、わかったように世界市場のことを少し話しましたが、こんなことはインターネットや新聞で調べればすぐに分かることです。
ネットで調べればなんでもわかりますからね。
しかし、ネットでは知ることしかできません。
僕は実際に世界中の企業が集まる場所で、世界でも事業を展開していける可能性のある日本企業が足踏みしているのを間近で見ました。
原因はたくさんありますが、武器はしっかりと思っています。
ただ、それを活かす術を持っていなかった。
このような中小企業が他にも日本にはたくさんあることを知り、将来僕自身が彼らのような企業を非技術的な面からサポートして、日本企業をよりグローバルで戦えるようにしていこうと思うことができました。
こんなことは、アメリカでインターンをしていなかったら思うことはなかっただろうし、日本企業が海外展開に苦しんでいる原因をハッキリと理解することもできなかったでしょう。
もし、ネットを通してでしか知ることができなかったら、将来日本企業の海外進出サポートをしたいとは思うことはなかったと思います。
なぜなら、ネットでは身をもって知ることはできないからです。
人は身をもって知るからこそを心を動かされると思います。
そして、心を動かされることによってそれに対する想いが強くなり、行動を起こすことができると僕は思います。
そのことを経験することができたというのは非常に貴重でした。
まとめ
長々と話してきましたが、海外インターンをすれば貴重な経験を得られます。
それは僕が得たようなことかもしれないし、全く違うことかもしれません。
しかし、日本にいたりネットを読んだりしているだけでは到底得ることのできないものが必ずあります。
何よりも僕はアメリカでのインターンを通して将来やりたいことや貴重な人脈、経験を得ることができました。
それらは必ず将来活かすことができるでしょう。
みなさんも是非、留学した際はインターンシップをしてくださいね。
海外でインターンをすれば、その国のビジネスのことを少しは知ることができるし、客観的に日本を見ることができます。特にビジネス的な面を。
少なくとも日本では得られない、新しい発見や出会いは必ずあります。
将来、海外で働くことを視野に入れておられるのなら尚更です。
そこでの経験は将来何かの役に立つことは間違いないと僕は思います。