「就活、やらないといけないのはわかるけど、何をどう始めたらいいのかわからない」
「そもそも、インターンシップって行く意味あるの?」
こんなことを考えている大学生は多いのではないだろうか。
大学生活で一番の行事といってもいいのは就職活動である。この時期にどう動くかでその後の人生が大きく変わってしまうからだ。
しかし、どのように動いたらよいのかわからず、とりあえず3年の夏にインターンや説明会に応募しているという人は多いのではないだろうか。
そんな人のために、この記事ではインターンの意味に踏み込んで考えてみたいと思う。
◇なぜインターンシップを行うのか
多くの人が3年の夏に何となく応募しているインターンはなぜ行われ、なぜ行く必要があるのだろうか。
企業の目的は優秀な学生を集めたいからで、大学生の目的は業界を知るためであるといえるだろう。
もちろん大学生の中には志望業界が決まっている人も中に入るが大半の学生は何がしたいのかわからないから行っているのである。フットワークを軽くし、いろんなセミナーや説明会等にも参加することでやりたいことが見つかるのであれば、参加する意味はあるだろう。
◇インターンシップとバイトの違い
一番大学生が疑問に思っているのはこれではないだろうか。
この違いを私は「経験」と「お金」という目的の違いであると考える。インターンシップは私たちが時間を提供した分それを経験に変えてくれる。
一方でバイトはお金を稼ぐ一つの手段に過ぎず、ルーチンワークをひたすら繰り返すものにすぎないのである。
インターンシップではバイトをしていては得られないような貴重な体験ができるので同じ時間を使うのであればインターンシップに参加したほうがいいと私は思う。
◇長期インターンと短期インターンの違い
長期インターンは実際に業務を行い仕事の体験をすることができる。
一方で、短期インターンは新規事業立案といったことを行うことが多い。行きたい業界が決まっていない人は短期インターンでいろんな企業を回ってみるのがおすすめである。
しかし、短期インターンで体験したことと実際に入社してから行う業務との間にギャップが起きることがあるので注意が必要である。業界が決まっている人は長期インターンで実際に業務を体験してみるのがいいだろう。その中で、新たな発見が生まれるのではないだろうか。
インターンを選ぶ基準を自分の志望業界が決まっているかどうかにするのもありだと思う。
◇長期インターンシップのメリット
1つ目は友達ができることである。
どうしても1dayといった短期のインターンだとそこで出会えた人とはその場だけの縁になってしまい、そこからのつながりは見いだせない。これは大変もったいないことだと思う。長期インターンの場合一緒に業務をする時間が長くなるのでいろんな話をし、仲を深めることができるのだ。
2つ目は企業にとって必要な人材はどんな人か考えて動くようになることである。
常に考えて動くことで、自分には何ができるのか。必要なものは何か、どうやって企業に貢献をしていけばいいのかがわかってくる。これを社会人になる前に理解しておくことは大変重要であると思う。
3つ目は評価がもらえることである。
この評価は第三者の目線で決められるので就職活動のアピールポイントにもなる。また、企業の評価の基準も把握できるので社会人になってからの企業内の振る舞いも変わってくると思う。
■ワンポイントアドバイス
就職活動をこれから動こうとしている人はインターンや説明会、セミナーにただ行くだけじゃもったいない。
より良いものにしたいのなら行く前にしっかり業界について予習をしておくことがポイントである。
これは質問や疑問が浮かびやすくなるからである。
事前準備なしで行くとせっかく人事の方が目の前にいるのに話すことすらできないという悲劇に見舞われてしまうのだ。
いろいろ書いてきたが、インターンシップを考えている人にこの記事を参考にしてもらえると幸いである。