2017.8.22

結局、インターンシップに参加する必要性は、あるの?ないの?

京都産業大学 インターン

高橋 共喜


~とある教室にて~

 

生徒君は、現在大学1年生。バイトをしながら、楽しくもちょっぴり暇だと感じる毎日を送っています。そんなある日、サークルの先輩がSNSでインターンシップについて投稿しているのを見ました。しかしなんの事かさっぱり分からなかったので、学校の先生に聞いてみることにしました。

 

先生、インターンシップって何なのですか?

生徒:先生、この前先輩がTwitterで、「インターンシップなう」ってつぶやいてたんですけど、インターンシップって何なのですか?

 

先生:インターンシップは企業や組織が学生に対して、一定期間仕事の体験をする機会を与える制度のことです。

 

生徒:そうなんだ。知らなかったです。ちなみにそのインターンシップでは、具体的にどんな仕事をするんですか?

 

先生:それに関しては、企業によりけりですね。アルバイトと同じような接客を任されることもあれば、営業を体験したり、新規事業の立案をしたり、中には農業をするインターンシップだってあります。

 

生徒:そんなに色々あるんですね。すごい。ちなみにインターンシップって、お金は貰えるんですか?あと、行くとしたらどのくらいの期間働くんですか?

 

先生:先に期間からお話しましょうか。インターンシップには、1日~5日で終わるような短期のものから、1~2ヶ月ほどの中期、さらにそれを超える長期のものがあります。またお給料に関して、短期のインターンシップは無給のことが多いです。逆に、中期や長期のインターンシップは有給であることがほとんどです。ただ、短期でもしっかり支払われる場合があるので、一度調べてみるとよいでしょう。

 

生徒:なるほど。1日のインターンシップもあるんですね。でも無給はちょっと嫌かも。。っていうか、そもそも何のためにインターンシップをするんですか? 必要性がいまいち感じられないのですが..

 

先生、インターンシップって何のためにするのですか?

生徒:何のためにインターンシップをするのでしょうか?

 

先生:非常に良い質問ですね。ではそれに答える前に、一つ聞きたいのだけど。君は、大学を卒業したらどうするの?

 

生徒:それは、、多分、就職するんじゃないですか?

 

先生:なるほど。では、どんな業界で、どんな仕事をしたいか、イメージはできていますか?

 

生徒:いや、、さすがにそこまでは分からないです。。 何も知らないし。。

 

先生:確かに君はまだ1年生だから、イメージができないのはよく分かります。でも、遅かれ早かれ、そういったことを考えなければならなくなるんですよ。そして、それを早くから考えていた学生の方が、納得のいく結果を手にしていることが多いんです!

 

生徒:良いところに就職できたっていうことですか?

 

先生:もちろん世間的に有名な会社に行く人もいるけれど、望んで名も無い会社に行く人もいます。大切なのは、実際に入社してからも納得感を持って、生き生きと働けるかどうかなのです。

 

生徒:生き生きと、かぁ。確かに、「会社に合わなかった」等のネガティヴな理由で辞める人もいるって聞きますよね。僕も出来れば納得感を持って、働きたいです。でも、どうやって会社を選べば、満足する結果を得られるんだろう。その条件って、何なのかな。

 

先生:生徒君!それを見つける一番の方法こそが、インターンシップなんです!君は将来何がしたいのか、何が得意なのか、どんな規模の会社が合っているのか、そもそも、就職が必要なのかどうか。そういったことを知るために、インターンシップをするんですよ。実際に働く中で、自分なりの条件、つまり軸を見つけていくんです。

 

生徒:なるほど!!そういうことだったんですね!そう考えると、数日間無給でも将来のためならメリットの方が大きく感じますね!

 

先生:そうなんです。そして、インターンシップは学生しか参加できない。まさに、今がチャンスなんです!!

 

生徒:インターンシップの必要性を、やっと理解できました。でも僕はまだ一年生です。参加できるのでしょうか。

 

先生:割合的には、三年生を対象にしたインターンシップが多いです。しかし、心配することはありません。全学年対象のインターンシップも、たくさんあります。そして、低学年のうちから参加している人たちも普通にいるんですよ!

 

生徒:そうなんですね!ちょっとワクワクしてきました!! 一度、近くで募集している企業がないか検索してみようと思います。

 

先生:うん。それがいい!最後に、調べるときは短期と長期、どちらのインターンシップに参加するのかを考えてから探すと良いと思います。特に長期インターンシップは時間が沢山必要になるから、春休みや夏休みに合わせて参加できると良いね。あとインターンによっては選考があって、それに合格しないと参加することができないものもあります。そういった選考情報も、しっかり集めましょうね。

 

生徒:分かりました!ちょっぴり暇だった長期休暇も、上手く活かします!また、色々教えてください。ありがとうございました!

 


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高橋 共喜