2018.3.22

大学生諸君、プログラミングを学べ!! 社会で活躍するための力をプログラミングで身に着けろ!!

立命館大学 インターン

貝原 匠


皆さんこんにちは!

現在、未来電子テクノロジーでプログラミングを勉強している貝原です。  

 

はじめに

 

皆さんの中には、プログラミングに興味を抱かれている人もいるでしょう。

現在、プログラミングのスキルは社会で必要とされています

では、何故、必要になのかを考えたことはありますか?

 

「そりゃあ、情報化社会が…」

勿論、それも理由の1つです。

インターネットがより発展していく事が考えられる将来において、プログラミングでホームページやアプリケーションを作れる能力は必須となっていくでしょう。

しかし、それだけではありません。

プログラミングで学べることは、そのような技術面だけではないのです。

これからプログラミングを勉強する人は勿論、現在勉強中の人もご覧になってみてください。

今回は、自分が気が付いたプログラミングで学べる2つの能力をお伝えします。

 

  

会社の在り方

 

プログラミングで学べる能力。

1つ目は、「会社の在り方」です。

聞いただけでは、あまりよくわかりませんよね。

では、早速説明していきます。  

 

会社というのは、いくつもの部署で成り立っています。

営業部だけでは、契約は取れても十分なサービスが提供できず、契約を更新してもらえません。

技術部だけでは、最高のサービスを作れても、それを発信する力がなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。

それぞれの強みを生かし、やるべきことを明確にするために、会社には役割ごとに部署が分けられているのです。

また、部署の中で人ごとに仕事が割り振られていますよね。

会社に属する一人ひとりの力が組み合わさることによって、会社が成り立ち、会社が定める目標を達成できるようになるのです。  

 

実は、この仕組み、プログラミングでも同じことが言えます。

会社をアプリ、部署をファイル、人をコードに置き換えてみましょう。

1つのアプリを作成するためには大量のコードが必要です。

数千、数万のコードを入力することによって、1つのアプリが作られていきます。

ただ、1つのファイルに何行にもわたるコードを書いていては、どのコードがどの仕様を担っているのかが、わかりづらくなってしまいます。

そこでプログラミングでは、役割ごとに複数のコードをファイルに分けられるのです。 「計算するのは○○ファイル」、「画像を表示するのは△△ファイル」といった風に分けられます。

その結果、ファイルごとに役割と仕事が明確になるのです。  

 

そうすることで、それぞれのファイルに書かれるコードの内容も充実していきます。

全体を意識しながらコードを書くよりも、はっきりと一つひとつの仕様を意識しながらコードを書く方が効率良く作業ができますよね。

このように、効率良く書かれたコードが質の高いファイルとなり、それらが組み合わされることによって、自分が作りたいアプリが完成するのです。

 

 いかがでしたでしょうか?

これって、会社の在り方と似通っていますよね。

社会人になれば、この仕組みの下で働くことが求められます。

「自分の力が会社を支えている」と理解しているだけでも、モチベーションは大きく変わるでしょう。

 

この仕組みを理解することは、就活にも役に立ちます。

「あなたが希望する仕事ができなくても大丈夫ですか?」

このような質問を受けることもあるでしょう。 プログラミングを通じて、会社の在り方を学べていれば、完璧な応答ができるようになります。

自分が望む将来に近づくために、プログラミングを勉強し始めてみませんか。

 

 

現状改善能力

 

技術面以外でプログラミングから学べる能力。

2つ目は、「現状改善能力」です。

 

プログラミングにエラーは必ず発生します。

命令のスペルが間違っていたり、処理に必要な条件が間違っていたり、エラーの内容は様々です。

エラーが発生すれば、今まで自分が打ち込んできたコードを全て見返さなければなりません。

自分がやってきたことを疑わなければならない作業は、なかなかにしんどいです。

しかし、エラーの対処を行わなければ、目標を達成できません。

最後まであきらめずに、エラーを改善していくのです。

 

完璧なアプリやシステムというのは存在しません。

人によって求めることは違いますよね。

一度作ったものも、どうすればより多くの人に満足してもらえるのかを考え続けて、工夫を繰り返さなければならないのです。

これを見ると、プログラミングに手を出しづらくなってしまうかもしれませんね。

ただ、このような現状を改善していく力はあなたを大きく成長させます。

 

失敗すればその原因を見つけて対処、成功すればより良くするための工夫。

これらを繰り返していけば、どんなことでも極めていけるようになるでしょう。

社会に出てからのことを考えてみてください。

学校の勉強とは異なり、仕事に正解はありません

あるのは成果を出せるかどうかです。

いきなり、「答えのない問題に取り組め」と言われても手の付け方がわかりませんよね。  

 

プログラミングを学んでいればそれを解消できます。

エラーと聞くと、あまり良くないイメージを持たれるかもしれませんが、「やりたいことを実現するために必要な事を教えてくれる」という解釈もできるのです。  

エラーを出すためには、まずは最大限の努力を他の人に見せなければなりません。

会社であれば先輩や上司にあたります。

場合によっては怒られることもあるでしょう。

しかし、そうすることによって、問題点を解決するためのアドバイスを貰えるのです。

それを改善し、より良いものを作っていく。

プログラミングを学んでいく事で、この習慣が身に着くのです。

道中は厳しいものになりますが、その道の到達点は誰よりも高い所にあるでしょう。

 

少しわかりづらかった方は、勉強で考えてみてください。

テストで間違えたところを、何故間違えたのかを考え、しっかりと復習して、次は間違えないようにする。

そして、次のテストで、より良い点数を取る。

これが現状改善能力です。

 

 プログラミングで現状改善能力を身に着ける場合、辛い思いをすることもあるでしょう。 しかし、取り組んでいくうちに、自然とその考えができるようになり、プログラミングの知識も身に着いていきます。

これを機に、プログラミングを通じて自分のスキルをより高めるための力を身に着けませんか。  

 

 

最後に

 

今回は、社会に出る前にプログラミングで学んで欲しい2つの能力をご紹介しました。

「プログラミングやってみようかな」と思い立った方は、実際にホームページやアプリを作ってみてください。

知識を学ぶのと、実際に作ってみるのとでは、得られる能力の質に大きな差が生まれます。

 

最初から インターネット上に公開する必要はありません。

自分のPC上、ローカル環境でも大丈夫です。

まずは、簡単なものから作っていって、プログラミングと社会に必要なスキルを徐々に身に着けていきませんか。


この記事を書いた人

立命館大学インターン

貝原 匠