こんにちは。久しぶりに記事を書きます、未来電子テクノロジー長期インターン生の鈴木です。
突然ですが、皆さんの周りに、こんな人はいませんか?
「俺にできないことはない」と、
自己評価が異常に高い超ポジティブまん。
富士山よりも気高くそびえる絶対的な自信を身に纏っている人。
え、そんなオメデタイ人いないって?
たしかに、常日頃から自分の周りにこんな人がうじゃうじゃいたら、気持ち悪いです。
けれどもし、口にしないまでも、自信満々な人たちがたくさんいる市場に放り込まれたら…?
その市場では、上のような人たちがフツウで、その人たちに対し、傍らからちょっと冷めた視線を送っていた人―もしかしたらあなたのことかも―が、損をしてしまうかもしれません。
この市場とは、言うまでもなく就活市場。
就活においては、たくさんの武器が必要とされますよね。
これから就活する人は、その武器を揃えようと必死になるかもしれません。
はたまた、今の時点で就活に必要な武器が何なのか分からなくて、漠然とした不安を抱いているでしょうか?
大丈夫。
私も、大学3回生になったばかりの一年前は、これを読んでくださっている方と同じように、就活に対して不安を覚えていました。
就活が不安だなんて、そんなの当たり前です。
でも、現在就職活動真っ只中の私だからこそ、就活の不安を拭うためにこの一年間で気づかされた、大切なことがあるのです。
もっと言うと、就活だけじゃなくて、その後の人生にも影響を与えるぐらい重要なことです。
これから就職活動をされる方も、私よりもうんと年上で、人生なんか~って自分なりの悟りを既にお持ちの方も、少しだけお時間を割いていただけると幸いです。
就活で必要な「武器」
皆さんが、就活で必要だと思う「武器」は何ですか?
有名大学に通っているという「学歴」でしょうか。
それとも、外国語やプログラミング等、働く上で持っていると重宝される「スキル」でしょうか。
これらは確かに、必要だとされることが多く、実際私が就職活動をしている中でも、往々にして大切だと感じます。
大切というか、「あったら多少有利になる」という感じでしょうか。
ふむふむ…「有利になる」か。
と、ちょっと当たり前すぎて面白くない答えだと思った方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、これは紛れもない事実で、さらにほとんどの方が認識していることなので、最初に書き留めておきました。
ですから、もしあなたが(学歴は今更かもしれませんが)、これから先述したような「あったら有利になるもの」を手に入れられるのなら、ぜひ頑張って身に着けてみてください。
ほんとうに大事なのは、目に見えない「武器」
さて、先程紹介した学歴やスキルといった武器は、どちらかというと、就活においてあなたを守ってくれる衣のようなものです。目に見えるベール。もしあれば、体に余計な傷がつくのを防いでくれます。具体的には、履歴書の左側に記載することが多い項目です。
しかし、この目に見える武器以上に大切なのがコレ。
「自信」
です。
いや。
いやいや…
普通
ですね(笑)
「ここにきて、何を当たり前のことを」
と思った方は、就活における「自信」の大切さをよくご存じの方でしょう。その方はどうぞ、下の方まで読み飛ばしてください。
ちょっと待った、気になる。最後まで読んでみようと思った方は、ありがとうございます。
自信というのは、普段は簡単には目に見えません。
でも、就活をしていて、自信を持っている人からは、確実に「自信」オーラを見て取ることができます。
かくいう私も、高校生の頃は実力があっても自信がなくてすぐ凹み、落ち込んでいました。さらに、最近まで「自信がない」とずっと思っていたし、度々周囲の人に不安をぶちまけてもいました。
でも、そんな私も、今は胸を張ってこう答えることができます。
「自信?そんなの、人にあげるほど持ってるわ」
…とまあ、さすがにここまで言えないですが(笑)
でも、少なくとも、今までずっと自分を過小評価して生きてきた私が、「ちゃんと自信を持っている」と心の中で唱えられるぐらいには、自信を確立してきたと思っています。
では、なぜ就活において、自信が大切なのでしょうか。
これほどまでに「自信」を追い求める必要があったのでしょうか。
その理由を、少しだけ解説したいと思います。
就活で見えない武器「自信」が必要なワケ
私が就活において「自信」が必要だと思う理由を、簡単に説明します。
会社が一人の人を生涯雇うのにかかる費用(生涯賃金)は、約3億円と言われています。
つまり、就職活動において「私を雇ってください」と言うのは、企業の人に、
「私を3億円で買ってください!!」
と言うのと同じだということです。
ここで一度、自分が企業の面接官になったつもりで考えてみてください。
企業側にとって、一人の学生を採用するのは、3億円の買い物をするということです。
3億円の買い物って、一体どんな買い物なのでしょうか。私にはその感覚が分かりませんが、単純にものすごい額の買い物であるということぐらいは皆さんお分かりでしょう。
そこで、です。
自分自身の売り手である学生が、面接の場面で次のように企業の人に話をしたらどうでしょう。
「あ、あの…私、とにかくどこかの会社に就職したいんです。だから、どこでもいいので、就職させていただけるなら、、嬉しいです…」
かなり大袈裟な例を出しました。
この学生からは、「とにかくどこかで雇ってほしい」という気持ちが駄々洩れています。
もちろん、現実でこんなことを言う人はいないと思いますが、もしあなたが採用担当者だとすれば、このような学生は採りたくないですよね。
なんてったって、3億円の買い物です。
どれだけ想像力が豊かな人でも、自信をもって商品(自分)を売り込めない人が、会社にどう貢献してくれるのか、イメージできないと思います。
反対に、自信を持っている人はどうでしょうか。
「私には○○という強みがあります。この強みを発揮して、御社の●●において貢献できます」
と、胸を張って言える人です。
わざわざ再び念押しする必要もないかもしれませんが、後者のように「自分に自信を持っている」「会社に貢献する自信がある」という学生なら、企業の人が3億円を払ってでも手に入れたいと思われる人材になれるでしょう。
ただし、自信過剰はいけません。
単に自信を持つだけでなく、自信を持って言ったことと行動が伴っていなければ、自分の価値を大幅に下げてしまうことになりかねません。
大切なのは、「自信+誠実さ」だということを忘れないようにしてくださいね。
自信をつけるために大事なことは…
さて、「就活には自信が大切だ」ということはよく分かったし、何となくその理由も理解できたけれど、皆さんの中にこのような疑問を持っている方がいらっしゃるでしょう。
「自信ってどうやったらつくの?」
「ていうか、筆者は何様なの?」
はい、これです。
後者に関しては色々と偉そうに語ってすみません、筆者も一介の就活生です。
だから、私の言うことをすべて鵜呑みにする必要はないですし、納得できないならご自身で自分なりの答えを見つけていただけると良いと思います。
ただ、私が就活をする上で辿り着いた答えを、一つの価値観として眺めていただけると幸いです。
…と、少し話が逸れましたが、問題はここ。
「自信はどうやってつけるのか」
ですよね。
この答えを一緒に探っていきましょう。
ちょっと話は変わりますが、よく「就活と恋愛は一緒だ」という言葉を聞きませんか?
私はこの考えに賛成も反対もないのですが、この「就活と恋愛は一緒だ」という言葉から、私は自分に自信をつけるヒントを得ました。
皆さんは、自分に好きな人ができた時、その人に好かれるために何をしますか?
デートに誘ったり、普段からよく話しかけに行ったりと、具体的なアクションを起こす人は多いと思いますが、私ならまず、こうします。
それは、
自分を大好きになること
です。
他人から好きになってもらうために、自分を好きになる。
何だか頓智みたいな話ですが、先程の採用の話と同じように、立場を入れ替えてみれば意味がよく分かると思います。
誰だって、普段の生活が充実していて、やること全てに一生懸命になっている人を見れば、「キラキラしてて、魅力的だ」と思うのではないでしょうか。
じゃあ、どうしたら他人から「あの人って素敵だな~」と思ってもらえるのか。
それは、「自分のやることなすことに誇りを持つこと」。
仕事でも趣味でも遊びでも、何でも構いません。
自分がやっていることを心の底から好きだと思うこと。
そして、好きなこを全力でやっている自分を、人にイイと勧められるほど大好きになること。
自惚れではなく、偽りでもなく。
心から自分を好きになれば、就活においても、自信を持って自分という大切な商品を、買い手(企業)に売り込むことができるのではないでしょうか。
これが、自分に自信をつけるために私が辿り着いた答えになります。
最後に
何者でもない、いち就活生の記事をここまで読んでいただき、ありがとうございました。
一年間就職活動をしてきた経験を通して、私がほんとうに必要だと思ったこと。
それは「自信」ですが、そのために大事なのは、「自分を大好きになること」だとお話しました。
実はこれは逆も成り立っていて、「自信がつけば、自分を好きになる」ということも言えます。
私も初めは喉から手が出るほど欲しかった「自信」を手に入れるために、インターン生として仕事をしながら、この一年間の就職活動をしてきてきました。
その結果、未熟な点が多い中でも、声を上げれば必ずチャレンジさせてくれる環境にいることで「自信」をつけて、前より自分を好きになれたと思っています。
別に、長期インターンでなくても、何だっていいんです。
何か一生懸命になれることをとことんやってみて、自分を大好きになる。
一年前よりも、一か月前よりも。
もっともっと好きになって。
一年後は、きっと今より笑って、胸を張って、こう言います。
「いまの自分が、いちばん好き」
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