2018.6.25

学歴というプレッシャーに打ち勝つために

京都大学 インターン

山本庸平


こんにちは。僕は未来電子に入社して3ヶ月目に入りました。ようやく会社にも慣れてきて、楽しくお仕事をさせてもらっています。

「興味ないわ!」って思われるかもしれないですが、今回は僕が未来電子に入社するに至った経緯についてお話ししていきたいと思っています。

京大に入れば将来安泰

僕は、とある熊本県の進学校を卒業し、現役で京大に行く予定だったのですが、見事に落ちてしまい、予備校に通い、再び京大への進学を目指しました。京大を目指した理由は、もちろん「学歴」。京大に行けたらもう将来は約束されたようなものだ、そんな考えを持って勉強を頑張り、なんとか京大に合格することができました。

そんなこんなで無事浪人生活を終え、京大に入学し、夢のキャンパスライフが始まりました。大学1回生の頃は正直全く勉強しませんでした。毎日が遊びとバイトの繰り返しでした。浪人していた頃には想像もできないくらい勉強とかけ離れた生活をしていました。単位はそれなりに取っていたので、卒業できないという心配もなく、何の危機感も持っていませんでした。

京大の本気を痛感…

こうした学生生活を一年送り続け、2回生になると、ゼミ活動が始まりました。僕の学部では、ゼミには真面目に活動する人が多く、僕もゼミはちゃんと頑張ろうと思っていました。しかし、ゼミの同回生のメンバーを見てみると、いわゆる「っパリピ」と呼ばれるようなメンバーが多く、初めはサークルみたいで、真面目にできるのか、なんて思っていました。

しかし、いざ活動が始まると、彼らの頭のキレは物凄いものでした。僕のゼミは人気も高く、確かに賢い人は多いんだろうなーとは漠然と思っていたのですが、実際は想像以上でした。まず頭の回転が早い。そして自分には思いつかないような視点から鋭い指摘がどんどん出てくる。周りの理解度は非常に早く、僕はただなるほどと納得するばかりで、自分だけが取り残されているように感じました。「こいつらには勝てねえ…」本当にそう思いました。

ゼミで見事に自信を失い、自分の頭の悪さが露呈するんじゃないかって思い、発言もどんどん減りました。こんなにも自分の無力さや不甲斐なさ、そして劣等感を感じたのは人生で初めてでした。

京大というプレッシャー

僕は割とネガティブな方で、ゼミで感じた挫折から、将来さえも大丈夫なのだろうかという不安を抱き始めました。こんな人たちと一緒に就活したら間違いなく、自分はどこにも拾ってもらえない。これまで大丈夫だろうと余裕をこいていたものが全て消し去りました。

自分は一般的な京大生のレベルにはないし、社会人になっても、上司や同僚から「あいつ京大なのに全然賢くないやん」そんなことを言われるんじゃないかとどんどん不安になっていきました。

「京大生」それが誇りに思えるどころか、次第に重みやプレッシャーに感じるようになってきました。

そういった不安に駆られる中で、僕はこれまでの自分の人生を振り返ってみました。

そこで今に似た経験を思い出したのです。

自信が全てを変える!?

中学の頃のサッカー部でのことです。僕は一個上の代のチームの試合に何回か出場させてもらっていたのですが、一個上の代となると、先輩に萎縮し、ミスをしてしまうんじゃないかと不安でした。どんなプレーをするにしても焦ってしまい、視野も狭まり、周りが全然見えなくなってしまいました。その結果として、ミスを繰り返し、先輩にも叱られ、自信を失い、どんどん負の連鎖に陥ってしまいました。

しかし、先輩が引退し、自分たちが最上級生の代になると、先輩に叱られる不安はなくなり、伸び伸びとプレーすることができました。不安が解消されたことで、視野も広がり、自分にも自信が芽生え、プレーのレベルも格段に上がったのを実感しました。チームの成果としても、去年の代の成績を大幅に上回る結果を出すことができたのです。

この経験を通して実感したのは、自信持つことが非常に重要なのではないかということです。これは高校のサッカー部でも同じような経験をしましたし、大学受験においてもそうでした。自信がなく、焦りや不安で頭がいっぱいになると、冷静な判断ができず、視野もかなり狭まります。それによって、自分の能力も存分に発揮できなくなります。これが一般的に当てはまるかどうかはわかりませんが、僕に関しては特にそうでした。

自信を持つことこそが自分の能力を最大限に発揮できるのだと考えたのです。もちろん自信といっても根拠のない自信ではありません。(根拠のない自信というのも時には必要な場合がありますが)きちんと自分はできるのだという成果や結果があってこそ生まれる自信です。

そこで、ネガティブで不安や焦りを感じやすい自分だからこそ、根拠の持てる自信を得たいと考えたのです。確かに、地頭の良さや頭の回転の速さなどは、自信どうこうで変わるものではないかもしれません。自信を得られたからといって、賢い人たちに太刀打ちできるかと言ったらそうではないかもしれません。

しかし、少なくとも自分の能力は最大限に発揮したい、そう思ったのです。もしかしたら自分にしかない強みがあるかもしれません。自信を持った先に、また新たな視点や考えが浮かぶのではないかと思ったのです。そうした可能性はきっとあると考えました。

人とは違う何かを求めた未来電子での長期インターン

自信を手に入れたい、そういった思いから、何か本気で取り組むものを見つけたいと考えていました。もちろんゼミでの活動にはしっかり取り組みました。しかし、それだけではない人とは違う何かをやりたいと思ったのです。

そこでたまたま先輩の紹介で見つけたのが、未来電子での長期インターンでした。

長期インターン。以前は意識高い系の人たちがやるものというイメージで、意識の低かった自分には縁のないものと考えていました。しかし、アルバイトとは違って、実際の会社の実務をこなす長期インターンシップというのは、自信や新たな視点、考え方を手に入れる上ではうってつけの存在なのではないかと思ったのです。

どんな仕事でもいい。まずは新たな環境に身を置いて、今まで経験してこなかったものを吸収し、見えていなかった視点を手に入れたいと思いました。その仕事が自分に合っているか合っていないかなどは、学生の自分にはまだわかりません。経験してみることで、自分がどういった仕事が好きで、向いているかなど、これからの就活での判断材料にもなると思いました。

そうして未来電子での長期インターンシップを始めました。未来電子では、自主性や主体性が重視されています。自分から何かを生み出す、そういった環境が整っているのです。実際、ここで僕はマネージャーという仕事や、サイト解析をするアナリストという仕事を今任されています。色々な仕事に主体的に取り組むことで、非常に有意義な経験を得られています。また、色々な考え方を持った、優秀で個性的なメンバーと一緒に働くことができることも大きなメリットです。

長々と話しましたが、未来電子での長期インターンを始めてことで求めていた自信も次第に持てるようになってきました。

自分の将来で悩んでいる方は、何か新しい環境に身を置いてみてはいかがでしょうか。そこから広がるものというのは無限大です。僕も今その可能性を信じてここで働いています。

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