2019.4.21

マネージャーとして、メンバーが「壁」を乗り超えるための「踏み台」的な存在に

大阪大学 インターン

西村侑花子


こんにちは。

大阪大学3回生の西村侑花子です。

 

未来電子では、大阪マーケティングチームに所属しています。

12月からマネージャーを始めて、今月で4カ月目に入ります。

チームのメンバーは毎月変わり、この4カ月間で合計8人のメンバーと接してきました。

同じインターンに応募したこのメンバーの中でも、性格はもちろん、業務でぶつかる「壁」というのは違うものです。

しかし、マネージャーはそれぞれの「壁」をメンバーが打ち破れるようサポートしていく必要があります。

 

 

■まず「壁」が何かを把握する

 

新人の頃はもちろん、インターンを始めて数カ月経ったメンバーでも何かしら「壁」にぶつかることはあります。

しかし、「壁」にぶつかっていたとしても、それを話してもらえなければ、サポートしたくてもできません。

 

私自身、新人の頃は

「こんなこと相談してもいいのかな」

と考えて、自分で解決しようとしたこともありました。

 

もちろん、自分で解決できるならそれでよいでしょう。

しかし、中には解決できないまま、ずるずると悩みを引きずってしまい、業務に支障をきたしてしまうケースもあります。

 

このような問題を引き起こさないように、「何でも話せる」関係を築くことが大切です。

 

関係を築くために、面談では業務に関係ないような雑談を交えるようにしています。

さらに、相手の意見に共感したり、マネージャー自身も完璧ではないことを示したりすることで、「悩みを理解してもらえそう」な人として認識させます。

 

また、メンバーの記事の執筆量や記事の質を定期的にチェックすることで、「何か壁にぶつかっていないか」気にかけてあげることも大切です。

 

 

■「答え」は自分で導き出す

 

マネージャーも最初は新人でしたから、新人がよくつまずくポイントはある程度理解しています。

またその問題に対する解決策もいくつか提供できます。

 

しかし、壁にぶつかっていることに気付いても、すぐに「こうしたらいいよ」と解決案を出さないようにしています。

 

これはメンバーそれぞれに「自分で問題を解決できる」人材になって欲しいと考えているからです。

 

そのために、問題について考える時間を面談で確保し、「原因は何か」「どうすれば解決できるか」を言語化してもらうことで、解決のサポートをします。

 

しかし、もちろんメンバーから相談を受けた場合は、「どうすれば解決できるか」尋ねても、答えに詰まってしまうこともあります。

その場合は、問題を「要素」に分けて整理することで、解決策を導く手助けをしてあげます。

 

 

■ゼネラルマネージャーに教わった「フェルミ推定」

 

私自身、マネージャーをしていて、メンバーの問題をうまく解決できず悩んでいたこともありました。

その悩みを、当時ゼネラルマネージャーをしていた征録さんに相談したところ、おすすめされたのが「フェルミ推定」です。

 

「フェルミ推定」とは、一見回答を出すのが難しい問題に対して、回答を導き出す考え方のことです。

 

考える上では次のことが重要です。

 

・問題に対する条件をピックアップする

・具体的な数値を入れる

 

例えば、記事を書くスピードを上げたいと悩んでいるなら、まず「記事を書く時間」をざっくり要素に分解します。

記事を書く時間は一般的に「情報収集」「執筆」「校正」の3つに分けられます。

さらに、「執筆」なら「序論」「本論」「結論」を書く時間に分けられるでしょう。

こうして、細かい要素に分解していくことで、漏れなく問題の条件を洗い出します。

そして洗い出した条件に対して、具体的な数値を当てはめていきます。

 

こうすることで、具体的にどこをどれだけ短くすれば目標のスピードを達成できるのか明確になります。

 

 

■まとめ

 

マネージャーは自分の問題はもちろん、メンバーの問題にも立ち向かう必要があります。

そのため他の役職に比べて、問題解決能力が必要になる役職だと感じています。

よりよい人材を未来電子に残せるように、自分自身の、そしてメンバーの問題解決能力を育てていきたいです。

 


この記事を書いた人

大阪大学インターン

西村侑花子