2019.4.25

人と比べるのってつらくない??『人間の本質は、完璧を目指さないことにある』 

大阪大学 インターン

小田雄斗


初めまして

大阪マーケティングチームに所属しています、3回生の小田雄斗といいます。

未来電子テクノロジーでインターンを始めて2ヵ月目に突入しました。

現在はチームマネージャーを務めています。

初めて書くブログで何を書こうか悩みましたが、このブログを通して僕の考え方を知っていただけたら嬉しいです!!

突然ですが、人生は人と比べられることで評価される厳しいシーンがあります。

僕もその「比較」に悩んでいた一人です。

この記事では、そんな自分と決別できたきっかけと、自分の考え方について書きました。

同じように悩んでいる方の役に立つ記事になったら嬉しいです。

■比べられること

人生、他人と比べることってたくさんありますよね。

幼いころは、テストの点数やかけっこの順位、なんでも比べられていた気がします。

「人と比べるとモチベーションがあがるから」という理由は、よく言われていることでしょう。

でも、いろんなことで比べるから、知らぬ間に「前へならえ」な人生になっていることってありませんか?

「勉強できる人が優秀」とか「速く走れる人がすごい」とか。

みんなが○○をやってるから自分も頑張るみたいな。

まるで、その比較のなかで一番になることが大正義であるかのように。

僕は幼いころから4つ年上の兄にいろいろなことで負け続けた経験からか、比較されると「負けるもんか!」とカッとなるタイプでした。

その気持ちのまま、中学生くらいまでは勉強や部活や生徒会など、何かとうまくいくことも多かったです。

しかし皮肉なことに、頑張れば頑張るほどこの「比較」は続くんです。

■高校時代のつらい経験

そんな僕が「人と比べること」を諦めた決定的な時期がありました。

高校時代です。

高校での僕はといえば、学力では下位をひた走る人間でした。

(勉強しなかったことが原因とはいえ)こんな経験は初めてで(笑)

自分なりに一生懸命勉強したつもりでも、順位はずっと下位。

最初は悔しいと思っていた僕でしたが、そんな気持ちも消沈するくらい

「自分ってすこぶるできない人間やなぁ」

と打ちのめされていたのを覚えています。

それでも点数や順位は出てしまうから、、、

勉強するのが本当に嫌になりました。それでも、勉強し続けないといけない。

当時のことを思い出すと、本当に胸が締め付けられる思いがします。

いつしか自分は、人と比べて一喜一憂することを諦め始めました。

■一年間の浪人生活で気づいたこと

結局、僕は勉強できない(しない)自分自身と向き合わないまま、大学受験に失敗しました。

そして始まった浪人生活。

それまでは他の人と比較してきましたが、浪人生活は常に自分との戦いです。

どんなにつらくても、勉強と成果には常に向き合わなければなりません。

一年間の浪人生活を終えて気づいたこと。

それは、比較すべき相手は常に自分だったという気づきです。

アドラー心理学にも「自分の課題」と「他人の課題」を分離するという考え方があります。

自分のやるべきことと他者のやるべきことを区別し、他人に必要以上に干渉しないという考え方です。

僕が無事大学生になれたのは、他人ではなく自分と向き合えたからかな、と思っています。

苦手な科目を分析して淡々とつぶし、得意科目は淡々と伸ばしていく。

その「淡々」の繰り返しこそが、自分にとって足りなかったのだと痛感しました。

たしかに、他人と比べて自分を測るのはとても大切な考え方です。

例えば、お互いに点数を競い合い、切磋琢磨して同じ志望校に合格するなんて最高のシチュエーションです。

他人と比べることをモチベーションに頑張れる人もいるでしょう。

それはとても素晴らしいことです。

他者と比べることで生まれる感情や努力はたくさんあるはずです。

しかし、他人と比べるのは本当に必要な時にするべきで、それが自分や周囲にとって意味のある比較がいいと僕は思うのです。

「人より順位が下だ」とか「彼はこれができるのに自分はできない」などと悩んでいるのなら、それは杞憂(きゆう)という可能性もあります。

その比較が自分の目標達成において本当に必要な悩みなのか、一度立ち止まってほしいです。

■大学生になって

さて、大学はとても自由な社会です。

順位なんて出るはずもなく、各々がやりたいことをやっています。

比べるべき人なんて最初からいるはずもありません。

入学当初はそれまでの競争生活とは真逆の生活に戸惑いもありましたが、人と比べなくていいという安堵の気持ちもあります。

そして今。

未来電子のインターンには、さまざまな目標を持った学生がインターンをしています。

マネージャーには、その目標達成をサポートするという役割があります。

しかし、メンバーの目標は決して一つではないため、マネージャー業務には正解がありません。

うまくいっている他のマネージャーやメンバーと比較しても仕方がないのです。

だからこそ僕は、それぞれのメンバーが納得できるような正解に導けるマネージャーになりたいと心から思っています!

■最後に

僕がこの記事を通して言いたいのは、「意味のない比較はしない」

ということ。

タイトルにもある『人間の本質は完璧を目指さないことにある』という言葉は、小説家ジョージ=オーウェルの言葉です。

他人と比較することで躍起になっていた自分に刺さった言葉でもあります。

自分の尺度で頑張った、成功したと思えたら、それこそが正解

そう考えたら、きっと少し肩の荷が下りるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


この記事を書いた人

大阪大学インターン

小田雄斗