2019.5.4

対人会話の見直し術~おとなしい系男子の経験より~

大阪大学 インターン

山本卓也


未来電子インターン生の山本卓也と申します。

学びブログを書くのが久しぶりで、緊張していますが私の学びをシェアできればと思います。

 

#ゴール

対人会話を改善させたいけどどうすれば分からない。

おとなしい性格で友好の輪が広がらない。

このような思いを持った人に向けて、人との関わりをどう楽しめるようにするのかということについて自分の学びをシェアします。

あくまで、私の僅か23年間の経験ベースの話になります。

もっとこうした方がいいという内容があればご教示いただきたいです!

 

私は、話したことがある方なら分かるかもしれませんがおとなしいタイプの人間です。

自分ではそう思わない側面もありますが、10人中10人は「おとなしい」「真面目」「お堅い」と初対面では評価することでしょう。

私は20歳くらいまでは人間関係で苦しんだことの方が多く、人と仲良くなれないのは「おとなしい」からと思っていたりしました。

今は、あまり悩むことはなくむしろ外交的な性格に変わったのではと思うほど人と関わるのが好きです。

 

「あまり対人会話を楽しめないのは、他の人の見る目がないからだ」

「別に今のままでも楽しいし」

 

こう思うかもしれませんね。

ただ、人との関係が人生の中で多く占める中、断ち切ることはできないはずです。

どうせなら楽しんだ方がいいのかなって思うことが多いです。

人との会話というところで、何か気になる点があればお目通しいただきたいです。

 

#教室の隅で読書をした小学校時代

そんな事言ってるが、私はどんな人間であったのか。

小学生時代は教室の片隅で、シャーロックホームズを読んでいました。

昼休みに友達で校庭で遊ぶ友達を横目に見ながら、読書をしている自分に酔っていました。

読書を通して、好奇心が広まったのは良かったのですが友達を作る努力も何もしていませんでした。

 

**課題1:問題に気づくも改善の行動をしない**

 

#キョドッた中学時代

青春に何が起きるのかわかりませんね。中学1年次に異性数人から告白をされました。

ただ、あまり友達とかに免疫がなかった私は言葉を濁してしまいました。

何を話せばいいのかわからなかったのですね。

ただこれは今の所人生で一番の後悔ですね笑

当時クラスの中での話題にもついていけず、ぼんやりとしていました。

そんなこんなで、中学校は勉強に集中することで自分に酔っていました。

ちなみにですが中学校の卒アルを見たのですが、髪型がぼさっとしていました。

 

**課題2:見た目に意識が向いてない**

**課題3:何を話ていいのかわからない**

**課題4:共感できることがない**

 

#弁論大会に出場した高校時代

高校時代はひょんなことから、劇作家に興味を持っていました。

クラスの寸劇の台本を書いたりして楽しんでいたところ、学校内の弁論大会に出場しました。

題目は「眠れない」という内容で、時間とお金の話を考えると私は今日も眠れないと語りかけました。

自分では信じられないことですが、これが全校生徒にウケました。

体育館で私が喋るたびに笑いが起きました。

嬉しかったですね。

その後、先輩や同級生から「あ、眠れないの子や!」と話しかけてもらえてちょっとした変化が起きました。

真面目に面白いことをやる。

自分のやるべきことの原体験です。

探せば誰にでも面白いポイントってあると思ってます。

気づいてないだけかもしれませんね。

 

**課題5:自分のGAPに気が付けていない**

 

#ふとした家族内での会話

家庭での会話が他の人との会話のベースでもあると聞いたことはありませんか?

高校の時に親と話していた時に、「本当に聞いてるの?」と親に注意されたことがありました。

確かに。

聞いても、相手が認識する主体なので意思表示をしないといけないですよね。

そのために、聞いてるよと表示する相槌が大事なんでしょう。

こう思ったある高校の日常でした。

話に参加していない人には話題は振りにくいですよね。

 

**課題6:相手に話を聞いてるか伝わってない**

 

#課題がこんなにも

 

対人会話=話す前×話す時とすると課題が以下のようにありました。

 

**課題1:問題に気づくも改善の行動をしない**

**課題2:見た目に意識が向いてない**

**課題3:何を話ていいのかわからない**

**課題4:共感できることがない**

**課題5:自分のGAPに気が付けていない**

**課題6:相手に話を聞いてるか伝わってない**

 

もっと細かいのはありますが、大きな要素はこんな感じでした。

さあてどうしよう。

 

#準備は3週間。目指せ大学デビュー

現在の大学に行くまでに自宅浪人を経ます。

その時に気づいたことがあります。

「1人で勉強は孤独だな」と。

「人との関わりは意外と面白いのでは?」と。

皮肉なことに人との関わりを避けておいたにも関わらず、人との関わりが自然にない状態になった時に人との関わりが欲しくなったのです。

今まで向き合わなかったことに対してアクションを起こさなければなりませんでした。

どうしようか。

 

考えた結果、私は大きな作戦に出ることにしました。

 

「大学デビューを決めよう!」

 

そうです。大学デビューです。

具体的にやったことは

A:見た目の改善

B:喋りの改善

C:経験の増加

です。

大学の合格発表後に行いました。

 

A:見た目の改善

・ファッション雑誌を5冊ほど買って、安くかつ着回せそうなものを丸パクリする。

・男性専用眉毛サロンに行く(5000円!)

・美容室デビューを決める

 

B:喋りの改善

・ナンパ師のトークスクリプトを読み込む。

・ネットの記事で会話ベースのものがあれば、スクショにとったりメモして使えそうな表現を盗む

・自分のGAPを打ち出す。(真面目だがユーモアがある)

・上記を踏まえてイメージを作る

 

C:経験の増加

・1週間毎日カラオケに通い持ち歌を作る

・梅田の街を歩き、遊びに使えそうな店をインプットする。

・食べログに美味しそうなお店をひたすら登録する

など

 

上記の行動を3週間ほど行いました。

 

#いよいよ大学入学いざ実践だ

イメージ通りに入学式で隣の子に話しかけることから、スタートしました。

その後はラインを交換してご飯に誘ってみたり。(男の子です)

 

時間の合う限り、新入生のイベントに参加しました。

新歓もめちゃくちゃ行きました。

そして、先輩や同級生に慣れないながらも話しかけました。

 

ここで好循環に気づきました。

【見た目を気にする=>自信がつく=>喋る余裕がある=>踏み込んだ内容にも挑戦できる=>自分をさらけることができる】というサイクルがあるようです。

 

もちろん練習したトークが空回りすることもありました。

失敗したと感じることも多かったですが、改善されたと思うことも同じく多かったです。

変な話ですが、出会う人は多くいます。

失敗しても一時の恥、長い目で見て自分の改善が優先されるのではないでしょうか。

 

そんなこんなで、小さな成功体験が積み上げていきました。

結果としてなんでも話せる友達ができました。

段々対人会話も楽しめるようになりました。

 

#解決策の分析

A:見た目の改善

人は見た目が9割という言葉があるとおり、人は見た目から他人に興味が湧く側面は否定できません。

雰囲気がかっこいい人・可愛い人にはなぜか惹かれませんか?産まれ持った顔のパーツは変えられませんが、全体の雰囲気は調整可能です。

見た目だけではなく、五感に訴える匂いなどの要素も大事なものになります。

 

B:喋りの改善

喋る内容・喋り方と分解できますが、どちらも大事でしょう。

すぐに実践できるのは、内容の方だと思います。

パクれる表現や内容はどんどんパクりましょう。

何度も言えば自分の言葉になりますし、アレンジもできるでしょう。

英語の勉強も例文を覚えるように、日本語でも表現を覚えるのは有効なのかなと思います。

 

C:経験の増加

お金を払ってでも経験をすると、相手との共感するべきポイントが増えるのかなと思いました。

喋りの幅が広がりますし、純粋に楽しいです。

例えば、ユニバにいったことない人がユニバで高い熱量を持って盛り上がるのは難しいですよね。

経験しただけで、共感が増えると私は考えます。

 

数学の例題だけ解いていては、実践問題はできないですよね。

橋渡しとしての練習問題が必要でしょう。

いろんな人と話て練習を積むことが大切です。

 

#まとめ

 

*話す前に気をつけること

・ファッションは最低限似合うように

・髪型はそれなりに雰囲気を左右する

・匂いも大事な要素

・共感につながる経験を増やす

 

*話す上で気をつけること

・おとなしいと対局のギャップを押し出す(アツい部分やユーモア)

・聞き上手を目指す(分かる!すごいね!という共感の言葉)

・相槌と大げさなリアクション(聞いてるよと表現)

・恥ずかしいことをさらけ出す(共感してもらえるし、距離を縮められる)

 

*これらを量を多く実践する例えば、

・新歓にめっちゃ行く

・バイト先などでとりあえず一言喋る

・店員さんと雑談する

というようなアクションを行う

 

#最後に

大学デビューから4年経ちました。

もちろん、3週間の準備だけで悩み全てが改善されたわけではありませんでした。

大学に入って、バイトや部活で出会うような人々との人間関係から学ぶことも多くありました。

ただ、実行した解決策は基礎的な部分でうまくいってないなという時は上の解決策に立ち返るようにしました。

 

自分の拙い経験で、これをやれば全員が直面している人間関係を改善できるとは言えません。

ただ、これは本当に困っているという人の改善のきっかけになるパターンだとは思います。

 

自分も完璧ではありません。

喋り方でまだまだ改善しなければと思っています。

常に、「もっとこうしないといけないな」と人間関係では思うことばかりです。

でも立ち返って、基本的なことができているかなと振り返るようにしています。

 

もし実践された方がいれば、声を聞きたいです。

それと、おとなしい方へ。

おとなしいとギャップがうまく演出できるようですよ、やった!

 

今日も楽しくいきましょう。


この記事を書いた人

大阪大学インターン

山本卓也