2019.6.5

興味本位でインターンに申し込んだら1000日も居た話

立命館大学 インターン

貝原 匠


はじめに

 

1回生の9月から4回生の5月まで。

その間、自分はこの会社、未来電子テクノロジー株式会社のインターンシップに参加させてもらいました。

その日数、およそ1000日。

なっがい 笑

そんな長期インターンを卒業するにあたり、なんでそんなに続けられたのか自分自身振り返ってみます。

 

インターンシップに何も求めていなかった

 

『なんで1000日続けたのか』と自問自答してみて、真っ先に思い浮かぶのはこの回答です。

 

自分はインターンシップに何か求めていませんでした。

成長させてくれるとか、勉強させてくれるとかの気持ちはなかったです。

 

けれども、興味はありました。

『インターンシップって聞いたことがある』

『インターンシップって何ができるんだろう?』

『なんか面白そう』

 

そんな気持ちでインターンを始めましたし、それは最後まで変わりませんでした。

 

目的はなくても、常に目標を持ち続ける

 

そんな興味本位で始めたインターンシップ。

『成長したい』とか『勉強したい』を思っている人と同じ環境で働き始めれば、次第に差がついていきます。

モチベーションが違ければ、というかモチベーションがなければ、それも当たり前です。

最初の数か月は他の人と競えるスタートラインにすら立てていませんでした。

 

そんな状態が続いている状況で組まれた社員さんとの面談。

勿論、モチベーションの事についても触れられた(はず)。

けど、自分は『デキる人のやり方を参考にしてみたらどうか』という提案をされたことを強く覚えています。

 

『モチベーションがない、成果もない』

こんな状態じゃ何事も続くわけがありません。

そこでモチベーションを変えるのではなく、成果のほうを挙げてみることに自分は取り組んでみました。

 

『モチベーションがなければ成果もでない』と思われそうですが、そうでもないです。

成果がモチベーションを引っ張ってくれることもあります。

というか、自分がそうでした。

 

『成果を上げてる人に話を聞く』

『その人が意識していることを自分も意識して業務に取り組む』

『成果が上がる』

『もっと成果を上げようと思う』

『競争のスタートラインに立てる』

『もっと成果を上げるための工夫を自分で考え始める』

 

こういう風にモチベーションが成果に引っ張られました。

そうすると、長期的なインターンシップに対する目的はなくとも、短期間の1ヶ月ごとの業務に対する目標を持ち続けられるようになっていたのです。

 

目標達成のために目的はいらない

 

振り返ってみると、目的がなかったおかげで目標に純粋に取り組めたのだと感じます。

『成長するためにもっとこういうことがしたい!!』

『私はこういうことを勉強するためにインターンシップに来たんだ!!』

上のようなインターンシップに対する目的は本当にありませんし、考えたことも覚えてないです。

『もっと成果を上げるための工夫には何が必要か』

1000日間ずっとこれだけを考えていました。

そのおかげで、社員の方から言われたことを素直に聞けたり、与えられた指標の達成に全力投球できたのだと思います。

 

そもそも自分は、先の事とか考えるのが得意じゃありません。

『話を盛り上げるには何を言えばだろう?』

『どういう風に言えば、自分の言いたいことが伝わるんだろう?』

人と話す際はこんなことを考えてしまって、そのおかげで常に緊張してしまいます。

 

でも、それで良いのだと思っています。

というか、20年以上生きてきてコミュニケーションが苦手なんだからどうしようもありません 笑

だったら、自分が得意なことを活かしたほうが行動しやすいし、楽しいです。

だから自分は、インターンの目的とかわかりにくい、不明確な事を考えずに、会社から求められている行動とか指標といったわかりやすい、明確なことの追及に力を注ぎました。

 

その成果と選択の正しさは、自分がインターンシップで残せた成果とインターン生No1賞が証明してくれています。

 

1000日のインターンシップで獲た場所

 

目的もなく始めたインターンシップも気が付けば1000日。

自分にとって、このインターンシップとは何だったのでしょう。

 

この記事の執筆にあたり、3日ほど考えましたが答えは出てきませんでした。

けれども、ずっと頭に出てくる言葉があります。

それは『好きな場所』です。

 

自分はこの会社で働く人が好き。

それは社員さんだけでなく、インターン生も。

そしてその人たちが働くこの環境が好き。

成果を上げて自分が好きな人達の期待に応えたかった。

成果を上げて自分が好きな人達から認められたかった。

そんな好きな人達と同じ環境で働き続けるために成果を上げる。

 

この気持ちで自分は今までやってきました。

好きになってしまったものはしょうがないです 笑

 

インターンに参加する目的は最後までありませんでした。

けれども、自分はインターンに参加して好きな場所を見つけられたのです。

自分にはこれが何よりも嬉しくて堪りません。

 

おわりに

 

大学生活4年間を日数になおすと1440日。

そのうちの1000日を自分はこの会社のインターンシップで費やすことができました。

大学生活におけるインターンシップであるけれど、大学なんか比較にならない楽しかったし、好きな場所も獲られました。

 

関東に就職するため関西は離れますが、ここに来られたことが自分が関西に来た最大の収穫です。

語りたいこと、お礼の言葉は山ほどあるけれど、簡潔にまとめさせていただきます。

 

お世話になった方々に心から感謝いたします。

1000日間、本当にありがとうございました。

 


この記事を書いた人

立命館大学インターン

貝原 匠