2019.7.28


こんにちは。

神戸大学経営学部3回生の上田健太郎です。

未来電子では、マーケティングチームに所属し、マネージャーとアナリストを務めています。

今回は、社会はブロガーのちきりんさんの著書、「未来の働き方を考えよう」を読んで得た学びをブログにしたいと思います。

未来電子のインターン生は、研修時に本を6冊読むのですが、その内3冊はちきりんさんの本です。

「自分のアタマで考えよう」「マーケット感覚を身につけよう」「自分の時間を取り戻そう」の3つですね。

上記の3冊はどれもとてもいい本ですが、「未来の働き方を考えよう」も負けず劣らずの名著です。

それでは、僕と一緒に未来の働き方について考えてみましょう。

 

 

職業人生は2回ある?

 

大学生の皆さんの内、ほとんどの人は就職活動を行うと思います。

ですが、現時点で本当に「人生を通してやりたいこと」が明確になっている人はどれくらいいるでしょうか。

やりたいことがあるとして、それは本当に就職してからの40~50年間やり続けたいと思えることでしょうか。

おそらく、多くの人がやりたいことは特に分からず、就職活動をしているのではないかと思います。

そんな状況に、ひとつの解決策を提示するのがこの「未来の働き方を考えよう」です。

「未来の働き方を考えよう」を通して、ちきりんさんが主張したいことは

「一生の間に2つの異なる生き方を選べるものだと考えよう」

ということです。

20代で行う就職活動の時から、「職業人生は2回ある」という発想をし、40代で新しい生き方を再構築する、というキャリアを推奨しています。

20代の時と40代の時では、「やりたいこと」も「手に入れたい人生」も大きく違ってくる、なら20年間働き、能力も資金も人脈も、色々そろった40代というタイミングで新しい自分の生き方を考えればいいじゃん、ということですね。

 

 

現在と未来、働き方の変化

 

ちきりんさんがこうした主張をする背景には、「現在と未来では、働き方が大きく変わる」という考えがあります。

終身雇用制度や年金制度の崩壊、平均寿命の高まり(人生の長期化)やグローバリゼーションにより、過去に確立され、現在に引き継がれている日本流の働き方は全く通用しなくなると言われ始めて久しいですよね。

画一化された働き方をしておけば幸せになれた時代は終わり、これからは個人個人が自らの人生を設計していくことが大切だ、とちきりんさんは考えています。

さらに、「自分の好きなこと」で生きていくことが大切らしく、

「どうせうまくいくか、成功するかなんてわからないのだから、自分の好きなことをすべき。好きでもないことをし続けるなんて、あまりにもリスキー」

「好きなことをやればいい、投資対効果とか、将来のために我慢すべきとか、人生をそんな風に設計するのは変」

といった考え方をしているようです。

この意見には賛否両論あるかと思いますが、とっても面白い視点ですよね。

「好きなこと以外をして生きていくのはリスクが高い」

この本を読むまでは、そんな風に考えたこともありませんでした。

 

 

まとめ

 

今回紹介できたのは、この本で得られる学びのほんの一部です。

本当にためになる内容がぎっしりと詰まった本なので、興味があればぜひ読んでみてください。

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163764100/aniram05-22/

 

ちなみに、未来電子の研修時に読む本6冊で、ちきりんさんの本以外の3冊のうち、2冊は伊賀泰代さんの本なのですが、実はちきりんさんと伊賀泰代さんは同一人物だと言われています。

ですので、実質的には研修で読む6冊の内、5冊はちきりんさんの著作なのですね。

未来電子はちきりんさんが大好きです。

 


この記事を書いた人

神戸大学インターン

上田健太郎