みなさん、初めまして。
京都大学工学部物理工学科1回生の志摩俊輔です。
プログラミングを始めてまだ2週間ほどで、正直まだほとんど何もわかっていない状態です。
とはいえ、これまでの学びから得られたことはあるので、それをお伝えできればなと思っています。
ご笑覧いただければうれしいです。
HTML&CSS目線って?
題にあるこの「HTML&CSS目線」とは何ぞやと思った方も多いのではないでしょうか。
ここでは以下のように定義したいと思います。
「HTML&CSS目線」 := 「HTML&CSSの持つ構造を通して物事を見ること」
しかし、そもそもこの「構造」ってどのようなものなのでしょうか?
HTML&CSSの構造について!
HTML&CSSの構造を少し抽象的にまとめると以下のようになります。
「大きな箱の中にいくつか仕切りがある。それぞれの中に装飾された様々なものが整理されて入っている。」
HTML&CSSはウェブページの作成に用いられる言語なので、ウェブページを例に挙げてみます。
この場合大きな箱とは、ウェブページのことです。
ウェブページには、申し込みフォームやカレンダーなど様々なコンテンツがあります。
このコンテンツ一つ一つが「箱の仕切りの中に入れられたもの」のことです。
もちろんページ上のコンテンツはただ存在しているわけではありません。
多くの場合、画像がついていたり、色が変わったりと何かしらの工夫が施されていると思います。
その工夫が装飾に値します。
身につけるとどうなるの
この構造を通して物事をみる、すなわちHTML&CSS目線を持つと具体的にどうなるのでしょうか。
簡単に言います。見る視点を1つ増やすことができます。
「何を当たり前のことを・・・」と思われる方へ。
自分一人で延々悩んでいた問題が、他者の簡単なアドバイスで解決できたことはありませんか?
この現象が生じる理由はシンプルで、「見る視点が異なると、見える世界が変わる」からです。
自分の中に別の視点を作り出すと、自分一人で社会や問題を新たな角度から見ることができます。
その結果得られるものがいかに有用かはここに書くまでもないでしょう。
HTML&CSS目線を使った1つの例
とはいえ、上の話は抽象度が高いです。
そこで、ここでは1つ社会問題を取り上げ、具体的な目線変更のやり方について書いてみます。
その問題は「満員電車にベビーカーを乗せていいのか否か」というものです。
もちろんこれは社会問題ですから、様々な主張が存在します。
ではこれをHTML&CSS目線で見てみましょう。
この問題は、「大きな箱」でしょうか。「仕切りの中のもの」でしょうか。
もし「仕切りの中のもの」であれば必ずそれを囲う「大きな箱」が存在するはずです。
結論から言うと、この問題は仕切りの中のものの1つに過ぎません。
「大きな箱」、それは現在の一極化の社会構造、ひいては現在の日本の労働環境です。
従って、ベビーカーを乗せる云々について議論を深めることは、確かに有用ではあるかもしれませんが、それは結局装飾を変えた程度のことでしかありません。
「大きな箱」の問題について議論することの方がよっぽど重要です。
このようにして、「新しい視点」は使うことができます。
これってHTML&CSSだけの話???
今回はHTML&CSSを学ぶことにより手に入れられる視点についてお伝えしました。
しかし、「新しい視点を手に入れること」それ自体はもっと普遍的なことです。
例えば、物理学を学べばこの世界の見え方が変わるのは容易に想像がつくと思います。
しかし学問以外からでも容易に新しい視点は手に入ります。
バイトの経験、他者とのふれあい、読書、映画鑑賞などなど・・・
身の回りに溢れている全てのものから新しい視点を手に入れられると私は考えています。
そしてこの視点獲得こそが学びの本質だと思います。
まとめ
今回はHTML&CSS目線の話を通して、視点獲得の有用さやその使用方法をご紹介しました。
この文章が一人でも多くの方の視点獲得のきっかけになればいいなと思っています。