2019.12.30


こんにちは。

京都人事責任者の神野です。立命館大学2回生です。

 

「えっ?神野即レス王子やったん?」

 

そうです。僕は”超”がつくほど、即レス王子です。

 

なぜ今回、即レス王子をやめようと思ったのか。

それは、『時間術大全』という本を読んだからです。

 

「京都の人事責任者をしているのに、即レス王子やめるん?」

「京都オフィスの困りごとが起こった時、どうするん?」

 

安心してください。きちんと素早く返信しますよ。

即レス王子を辞めるだけです。

 

さて、どのようなスタンスに変化するのかを説明していきたいと思います!

 

□メイクタイムの仕組み

 

前述した通り、僕が即レス王子をやめようと思ったのは、『時間術大全』という本を読んだからです。

 

この本の冒頭で強調して書かれていたことは、

『時間の9割は「デフォルト」で決まる」です。

 

ん?デフォルト?

 

そう、「デフォルト」とは、”初期設定”のことです。

 

2つの力の影響で多くの人が時間を削ぎ落としていると言います。

 

それは、「多忙中毒」「無限の泉」です。

 

「多忙中毒」とは、

 

・カレンダーに仕事の予定や遊びの予定、彼女との予定などひっきりなしに詰め込んでいる。

・睡眠時間が3時間くらいで、夜中にタスクを消化している。

 

などを指します。周囲に絶対いますよね?

(未来電子のインターン生ほとんどみんなそうな気がします。笑)

 

一方で、「無限の泉」とは世の中に溢れているコンテンツ全般を指します。

 

ツイッターやインスタグラムの投稿のチェック、HuluやNetflexなどのストリーミングサービス。これらによって、時間がいくらでも削ぎ落とされていきます。

 

私たちは、「多忙中毒」「無限の泉」の力に抗うことはできません。

 

そのため、自分で『デフォルト』を設定し、メイクタイムの仕組みを整える必要があります。

 

メイクタイムの仕組みには、全部で4ステップあります。

 

*1ステップ『ハイライト』

 

ハイライトとは、毎日の最優先事項を選ぶことです。

つまり、毎日、必ずやるべきことを設定する必要があるということです。

 

ハイライトは、「ちょうどいい目標」を設定しましょう。

また、その日を振りかえった時に、噛み締めたい成果や瞬間、活動が『ハイライト』として適当です。

 

具体的な基準としては、「緊急性」「満足感」「喜び」が挙げられます。

 

この基準を元に直感で『ハイライト』を設定し、『ハイライト』をメインとしたタイム設計を行います。

 

*2ステップ『レーザー』

 

『ハイライト』を設定したら、次は『レーザー』です。

 

前述した通り、世の中には一点の集中力を削ぎ落とす「無限の泉」で溢れています。

 

それは、「テクノロジーの情熱」 と「進化」という成分が影響しています。

 

次世代のテクノロジー製品やサービスが続々とリリースされていきます。

これらは作り手の「愛」で出来ているから、その製品やサービスは魅力的なものになります。

魅力的であるほど、ユーザーは「無限の泉」に引きずり込まれていきます。

 

また、作り手はその製品やサービスをどれだけユーザーが長く利用してくれるか、愛してくれるかを追求するために、データの分析を重ねます。

その結果、どんどん「進化」していくのです。

 

また、「競争」や「野生の脳」も影響しています。

 

世の中には、他にもたくさんのテクノロジーやサービスで溢れています。

いかに他のものに注意が移らずに、ユーザーが長く利用してくれるかがカギになり、他のものと差別化を行う必要があります。

つまり、他の製品やサービスに劣らないように「競争」をして、極上のものに仕上げる必要があるのです。

 

一方で、テクノロジーは古くからの脳の配線が影響しています。

人類があらゆる注意に気を取られるように進化したのは、危険から身を守る必要があったからです。

予測できない見返りを期待するように進化したのは、狩猟採取を続けられるようにするためです。

つまり、人間には古くからの「野生の脳」が今でも備わっています。

 

したがって、人間に”本能”がなくならない限り、「無限の泉」には勝てません。

 

じゃあ、どうやって『ハイライト』を着実に実行できるのでしょうか。

 

それは、『レーザー』を使ってデフォルトの設定を行なっていくほかありません。

 

気をそらさないようにするため、”バリア”を取り戻します。

”バリア”を取り戻すには、少しだけデフォルトを不便に設定し、すぐに反応できないようにすればいいのです。

 

具体的には、ラインの通知を切ったり、wi-fiの接続を切ったりするなどです。

 

*ステップ3『チャージ』

 

「無限の泉」に気を取られやすく、『ハイライト』に集中できなくなるのは、バッテリーが0の状態の時がほとんどです。

 

つまり、定期的に『チャージ』をする時間をデフォルトに組み込む必要があります。

 

『チャージ』を行うことで、エネルギーが回復します。

エネルギーがあるときに最も人間は集中力を発揮し、『ハイライト』を忠実にこなすことができるのです。

 

前述した通り、人間は古くからの「野生の脳」が備わっています。

また、見かけは変わっても心身は古代から変化していないのです。

 

古代人は週に30時間ほどしか、働いていませんでした。後の時間は余暇に当てていたのです。

 

私たちはそんな古代人の子孫であるので、世の中の変化のスピードについていける心身は備わっていません。

 

以上の理由から、定期的に『チャージ』する時間は必要です。

 

*ステップ4『チューニング』

 

ステップ3まで毎日行なっていると、改善点が生まれるはずです。

 

その際は、「観察」→「推測」→「実験」→「測定」の科学的方法に基づいて『チューニング』を行なっていきましょう。

 

他にも、メイクタイムの方法を紹介している本や記事が溢れていると思います。

しかし、メイクタイムが自分自身にあっているかどうかは自分しかわかりません。

毎日自分の身体を使い、”自分なりの戦術”を見つけていきましょう。

 

□僕、即レス王子辞めます。

 

以上の話から、自分自身も「多忙中毒」と「無限の泉」の力に脅かされないようにする必要があると考えました。

 

以前までは、セルフマネジメントは上手い方だと自負していました。

しかし、よく考えると2つの力に脅かされまくっていたのでは、、!と気づいたのです。

 

そこでとりあえず、「即レス王子」をやめようと決心がつきました。

(あ、僕の中の「即レス王子」の基準は5秒間でレスポンスを返すことです。笑)

 

具体的には、

 

・チャットワークとツイッター、インスタ、ラインといったメッセージアプリの通知をオフにする。

・『ハイライト』を実行している時は、スマホを機内モードに設定する。

 

を実践します。

 

そう、メッセージアプリも「無限の泉」に含まれます。

返信し続けていると、メッセージのやりとりが途切れることはありません。

ですので、一度にまとまった時間で良い解決策を提示した方がお互いメリットが大きいのでは!と気付きました。

 

というわけで、京都オフィスのインターン生の皆さま、2020年から即レス王子やめるので把握お願いします!

 

(あ、「YouTube」「Hulu」「TVer」も消そう!これこそ一番の「無限の泉」じゃね?)

 

□まとめ

 

今回は、『時間術大全』を読んで、即レス王子を辞めようと思った背景についてお話ししました!

「無限の泉」に踊らされずに、自分の時間を作っていく必要があることを改めて実感しました!

 

皆さまが充実した時間を過ごせるように。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 


この記事を書いた人

立命館大学インターン

神野凌太郎