2020.1.18

マーケットインの難しさとプロダクトアウトの簡単さ

京都大学 インターン

高田咲


□まずは自己紹介

 

改めて、京都大学修士1回生の高田咲です。

研究科では食品のフードシステムに関して研究しています。

研究の話をすると硬くなってしまうのでやめます。(笑)

私は2019年8月にマーケティング部に入社し、ライター→プランナー→人事AS→プランナーと進んできました。

今月は私の勤務最後の月なので、未来電子の長期インターンを通して学んだことをまとめたいと思います。

 

□マーケットインの難しさ

 

学んだことの一つが、マーケットインの難しさです。

何が難しいかというと、まず「相手の要望に応えること」です。

未来電子で私が主に生産したものは「ブログ」です。

ですがただのブログではなく、マーケットインの商品価値のある「ブログ」です。

(ここでマーケットインとプロダクトアウトについて説明は省略するので、分からない人はググってください。)

クライアントさんは、未来電子に自社のブログを代行してほしいという気持ちなので、私たちはそれに応えるために一生懸命ブログを生産します。

ただ、私たちがクライアントさんの全てを把握することは不可能です。

そのため、生産したブログがクライアントさんの意向に合わない場合があります。

コチラとしてはクライアントさんの事業内容とか、クライアントさんの顧客が求めているであろうものを推測しながら記事を書いているつもりです。

でも、その”つもり”が実際は全く違う方向に行ってしまう事があるんだな、と学びました。

2つ目に難しいと思ったことが、「効果を確実に出す」ということです。

プランナーという役職をしていると、Googleアナリティクスでそのクライアントさんのサイトへの流入情報が見れます。

(もちろん業務内容は見るだけではありません。)

その情報を見ると、もちろん流入数が下がったり全く伸びないといった企業は見つけられませんでしたが、伸び幅が一定ではないということが分かりました。

クライアントさんごとにも違いますが、同じクライアントさんの中でも伸びるときと伸び悩むときがあります。

同じ量の記事を更新していたとしてもです。

コチラがいかにツールを使いキーワードを分析し、効果があるように執筆した記事であっても、状況次第でその記事が役立つかは変わってしまうということを学びました。

ただ、だからこそ外部環境を入念にチェックし、真のマーケット内のニーズを可能な限り探すことで、ヒットする可能性を上げていくんだろうなという感じですが。

そう思うと完全な状態にいかにしていくか、が問われて面白いですね。

 

□プロダクトアウトの簡単さ

 

マーケットインの難しさの裏返しですが、もう一つ学んだことはプロダクトアウトについてです。

プロダクトアウトってあんまり脳みそ使わないな、と思いました。

暴言になるかもしれないので断りを入れると、マーケットインとは違う難しさがあると思うが、私はプログに関してはプロダクトアウトは簡単だと感じた、ということです。

プロダクトアウトは、始まりが「自分たちができること」発進です。

一度私は学びブログで「プロダクトアウト型」のブログを書いてみたことがあります。

私の考えを読み手も考えず、ただつらつらと書くだけの文章というわけです。

なんとまあ楽だったことか。

そしてなんとまあ読まれなかったことか。(笑)

最終的には「なんか難しい」とまで言われてしまいました。(笑)

この経験を通して、方向性もなくただ生産していくことの愚かさを感じました。

ただプロダクトアウトってやはり楽なんですよね。

自分のテリトリー内で考えればいいからです。

だから、知らない間にプロダクトアウト型の行動になりがちなんです。

アイデアベースの意見とか、これにあたるんではないでしょうか。

「私この経験してうまく行ったから、これしたらうまく行くんじゃない?」

この考えもプロダクトベースでしょう。

本来は、今の置かれている問題や求められているニーズに対して、どのような対応策があって、どれがベストなのかを吟味しないといけないですよね。

(もちろん、「この経験」をしたときと、状況がほぼ一致しているから同じ対策を打てばいい、という理論は一定の筋が通っていますが。)

気を抜いたらプロダクトアウト型になってしまうので、気を付けよう、ということを学べました。

 

□まとめ

 

夏の初めにビジネスを体験しよう、と思って入社しましたが、ここまで分かれば合格かな、と自分では思っています。

(自分に甘すぎる人間なので、まだまだだという声には耳をふさぎます。(笑))

未来電子に入って、価値を生むのは難しいからこそ面白い、と感じられたことが一番の成果かなと思っています。

次のステージでも自分の価値を出せるように頑張っていきます。

ありがとうございました!


この記事を書いた人

京都大学インターン

高田咲