2020.2.29

『テセウスの船』から学ぶ人の絆

立命館大学 インターン

神野凌太郎


みなさんこんにちは!

京都HR責任者の神野 凌太郎です。

 

僕、ドラマが大好きです!

ドラマは、退屈な日常を生きる僕に新しい気づきや視点を与えてくれます。

(前回は、『同期のサクラ』を題材にブログを書きました。詳しくはこちら

 

今クール、僕に新たな視点をくれるドラマが『テセウスの船』です。

『テセウスの船』は、竹内涼真主演でTBSの日曜劇場で放送されているドラマです。

 

主人公の田村心が31年前に起きた「音臼小無差別大量殺人事件」の犯人とされている、

父・佐野文吾の無実を証明するためにタイムスリップをして事件の真相にせまる物語です。

 

僕は、このドラマは単なる「謎解き」ドラマではないと思っています。

むしろ、「謎解き」に一切興味ありません。

 

このドラマは、「人の絆」を意識して見ることによって、自分の人生に新たな気づきを見ることができます。

 

今回は、僕が感じた「人の絆」をテーマに記述していきたいと思います!

 

先入観の怖さ

 

心は、父の文吾と会ったことがありません。

なぜなら、心が生まれる前に文吾は逮捕されてしまったからです。

 

そのため、心のイメージする文吾は凶悪な殺人鬼を持っています。

世間からバッシングされて、精神的なダメージを抱えていたので、文吾を悪者にするしか自分を守れなかったと思いますが、、

 

しかし、タイムスリップした時の文吾の姿をみて、そのイメージが一蹴されます。

家族思いで、アントニオ猪木をモノマネをする父の姿を見たからです。

 

心は、こんな人が殺人をする訳が無いと信じます。

なぜ、今まで父と向き合ってこなかったのかを激しく後悔。

 

これを受けて、本当に先入観は怖いなと感じました。

現代でも、たびたび不祥事や噂で炎上したり、バッシングを受けていたりする人たちがいます。

 

それ、”先入観”を持って攻撃してないですか?

 

もしかしたら、それ自体が嘘かもしれないし、不祥事を起こしたとしても、誰かを守るためにやむなくやったことなのかもしれません。

僕自身も、人事をする上で先入観を持って表面上で判断していたと反省しました。

問題が発生した時に、責めるのではなくどういう思いで行動したのかを考察した上で、人を判断する必要があることを学びました。

 

判断される側も、普段から「人の絆」を大切にするべきです。

「人の絆」を大切にしていれば、問題が発生した時でも仲間がカバーしてくれたり、決めつけられにくくなったりするのではないでしょうか。

 

「田村由紀」の存在

 

他にも、「人の絆」を感じた部分があります。

それは、上野樹里演じる「田村(岸田)由紀」の存在です。

 

心がタイムスリップをする前は、心の妻として生きています。

(心のことを全て承知しています。)

 

前述した通り、心は父の文吾を憎くて仕方ありません。

一方で、由紀は冤罪を信じており、心に文吾と向き合うように説得します。

(由紀は、個人で過去の新聞記事を調べ尽くしています。)

 

その後、タイムスリップで過去を変えたことにより、現代では心とは結婚をしておらず、「音臼小無差別大量殺人事件」を追う週刊誌の記者になっていました。

 

最初は、事件の話を聞くために心に近づきますが、心の良き仲間として必死に支えます。

心が挫けそうになっても、妻としてではなく仲間として励ましたり勇気づけたりします。

(4話の事件の同窓会に乗り込む上野樹里は、本当にかっこいいです。演技が神です。)

 

そう、この由紀のおかげで「人の絆」は変わらないことがわかったのです。

 

信念と人格は変わることなく、全く別の世界に生きていたとしてもその人はその人自身です。本質は変わりません。

 

立場や環境が変わって驕る部分が出てきたり、調子に乗っていたりする人がいると思います。

そのような状況であったとしても。本質を見抜いて人付き合いをしていくかが大切だということを学びました。

 

僕自身も、いつまでも自分の軸をしっかり持って人生を歩んでいきたいと思います。

 

まとめ

 

『テセウスの船』ぜひ見てほしいです!!!

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『同期のサクラ』から学んだ理想の管理職


この記事を書いた人

立命館大学インターン

神野凌太郎