2020.8.19


こんにちは、京都大学法学部二回生の山内大地です。

8月から、マネージャーをさせていただいています。

 

今回のブログでは何を行う上でも利用できる思考方法の一つである分割的思考について少し書こうと思います。

 

分割的に物事を考えるとは

 

私は現在京都大学の起業部に所属しています。

起業部では起業に興味のある学生や、すでに起業されている学生、社会人の方と交流しながらビジネスアイデアをブラッシュアップしたり、プレゼンを行ったりしています。

自分は昨年度から新規事業を行っており、今年度はさらなる事業を始めようと考えています。

 

様々な物事を考えていく上で身についたのが分割的思考方法です。

これは未来電子の活動内でも十分活用できています。

 

みなさんは、ある問題が生じた際にその問題を解決するためにどのような手段を取ろうと考えますか?

 

多くの方がその問題に対して直接的な答えを求めようとするはずです。

もちろん、その答えが問題に対して本質的であれば何も問題はありません。

しかし、いくら直接的に物事を捉えようとしてもなかなかその核は見つけられませんよね。

そこで活用できるのが分割的思考方法です。

分割的思考を行う上で大切なのが問題を足し算と掛け算に分割するということです。

 

例えば、「記事がうまく書けない。」という問題があったとします。

この問題はどのように分割できるでしょうか。

 

初めに、この問題を足し算の形に分割します。

「記事を書く」という行為は、「実際に執筆する」という行為と「書くべき情報を整理する」という行為に分割できますよね。(他のセグメントもあるかもしれません。)

それでは、このセグメントを掛け算で分割するとどのように分割できるでしょうか。

 

「実際に執筆する」という行為は、「タイピングする」と「一度整理した情報を記述し直すという形で整理し直す」という行為が掛け合わされているといえます。(なぜ掛け算なのかというと頭で情報を整理しながら執筆するというマルチタスクが可能だからです。書くべき情報を選んでいる時に執筆は行えませんよね。)

また、この「執筆する」という行為には「集中力」という不確定要素が掛け合わされていますよね。

 

「書くべき情報を整理する」という行為は、「ネットで情報源を見つける」行為と、「サイトの中から有益な情報を見つけだす」行為、「見つけた情報を取捨選択する」行為の掛け算であると捉えられますよね。

加えて、この行為にも「集中力」の要素は不可欠でしょう。

 

これらの行為をさらに足し算、掛け算で分割していくと自ずと自分が直面している問題の本質が見えてくるはずです。

その段階でようやく解決方法を考えるようにすると解決速度が段違いになるでしょう。

 

分割力からみる地頭とは

 

地頭と聞くと、先天的なものであると感じる方も多いでしょう。

確かに、少なからず先天的な要素を含んでいることも確かです。

しかし、私は地頭の幾分かの要素の一つとしてこの分割思考が行えるかどうかがあると考えています。

 

分割的思考をするためには、問題があると気づくこと、問題という結論から考えられること、全体を把握しながら考えられること、それらを「分割」を通して単純化できること、の要素が必要です。

 

仮説をたてる、フレームを作って考える、抽象化するという思考プロセスを包括する分割的思考に地頭の一端が現れていることは確かでしょう。

 

まとめ

 

今回は、分割的思考方法について語ってきました。

しかし、ここまで書いた自分自身もまだまだ分割的思考を完璧に行えていません。

 

自分は、マネージャーになったばかりなのでまだまだ未熟ですが、分割的思考を活用しながら鍛えていこうと思います!

 


この記事を書いた人

京都大学インターン

山内大地