2020.8.19

ラグビーに見る組織論

立命館大学 インターン

新宅真仁


こんにちは、立命館大学の新宅真仁(まひと)です。

現在はライターマネージャーという役職についています。

 

突然ですが、皆さんはラグビーというスポーツをご存知でしょうか。

ラグビーは日本では2015年にあったワールドカップを契機に少しづつ周知されており、皆さんも昨年日本で行われたワールドカップの存在を知っているという方も多いのではないでしょうか。

 

私は縁あって10年以上ラグビーという競技に携わっており、そこからたくさんのことを学びました。

そこで今回は、ラグビーというスポーツから見える組織とはについて個人的な見解をお話ししたいと思います。

 

キャプテンには良い人間性が求められる

 

チームには基本的に監督というポジションがあり、試合中のおおよそ全ての事柄について決定権を持つことが多いですよね。

そのため、試合中に監督からの指示でフォーメーションが組まれたり、サインプレーを行ったりするはずです。

ラグビーにおいても監督というのは基本的に存在しますが、試合の中では監督という存在はほとんど何の力も持ちません。(メンバー交代の時くらい)

試合中の全ての権限はキャプテンにあり、セットプレーや戦術の決定、審判との対話など全ての行動を戦況やその場の雰囲気、に合わせて決めなければいけません。

 

つまり、試合の中においてはキャプテンが全ての責任を負うことになることを意味します。

試合においてチームの行く末を決定づける決断をチームメイトから託されるようになるためにも、キャプテンはその実力もさることながら人格を重視されることがしばしばあります。

だからこそ、ラグビーにおいてキャプテンは圧倒的な称賛の対象になるのです。

 

組織の上に立つ人間は、ただ仕事がデキるものが立つべきではなく、むしろ尊敬を集められるだけの信頼関係を構築するのが上手な人や、何が最適なのかを判断するのが速い人が立つべきだと思っています。

 

キャプテン=リーダーではない

 

キャプテンは良い人間性が求められると上では述べましたが、だからと言ってキャプテンがリーダーというではありません。

キャプテンは必ずしも実力が一番というわけではないからです。

 

そもそもラグビーでは、ポジションによって任されるプレーがそれぞれ異なることが多いため、一概に誰が一番プレーが上手か、という判断をすることが非常に難しいです。

そのため、細かいプレーにおいて人の向き不向きが分かれることもあります。

逆にいうと少し苦手なプレーがあったとしても他でカバーすることができる、というかなり万人受けするスポーツなのです。(それは言い過ぎ?)

 

その中でリーダーとは、あるプレーやシチュエーションを先導できるくらい得意な人間がなるべきです。

最も上手な人間がリーダーになるため、時にはリーダーがキャプテンと同等かそれ以上の発言権を持つ場合もあるでしょう。

タスクは細分化され、それぞれに向き不向きがあることからリーダーは複数いても構いません。

 

それぞれが得意なことにフォーカスして高いパフォーマンスを発揮し、それをキャプテンが総括することでより良い組織になっていくと思っています。

 

まとめ

 

今回はラグビーを通して見える組織についてのお話しをしました。

皆さんははじめいちインターン生として入社しますが、だからと言ってただ誰かの指示に従うだけのインターンは面白くないはずです。

何か得意なことを見つけて、リーダーに立候補してみては?

 

あと、これから日本のラグビーはもっと盛り上がるはずなので皆さん見てみてください!

目標はみんなで試合を見に行くことです!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 


この記事を書いた人

立命館大学インターン

新宅真仁