「インターンの選考に通らない」
「インターンの選考に通過するためのコツについて知りたい」
就職活動中で、このようにお考えの方はいませんか?
私は22卒として就活をしていました。
しかし私は芸術系の大学に通っており、いわゆる「就活に強い大学」ではなかったこともあり、夏インターンのES通過率は10パーセントほどでした。
しかし、冬インターンのESは80パーセント以上通過でき、その中のいくつかはインターン参加にまで漕ぎつけました。
そのおかげで、大手からメガベンチャーまで幅広い企業で貴重な経験ができました。
今回は上記の経験から、私が考えるインターン通過のコツを書いていこうと思います。
資格もなく学歴面でも不安を感じている方の参考になれば幸いです。
□インターンと本選考の一番の違いは
インターンと本選考の一番の違いはズバリ、志望動機重視かガクチカ(自己PR)重視かということです。
本選考では、学生の能力に加えて、「本当にうちで働いてくれるのか」という見極めも必要なため、志望動機も非常に重要です。
しかしインターンでは、「能力のある学生を早めに囲い込みたい」という企業の狙いから、「学生のポテンシャル」のみが評価の対象になる傾向にあります。
よって、インターンでは志望動機よりガクチカが重視されやすいです。
実際にインターンのESを見てみると、ガクチカしか問わなかったり、志望動機に比べてガクチカのほうが文字数が多かったりするのではないでしょうか。
よって、インターンの通過率を上げるためには、ガクチカを磨くこと、それによって自分自身の能力をアピールすることが非常に重要です。
次の章では、ガクチカをブラッシュアップしていくための具体的な方法について解説します。
□ガクチカを磨きに磨こう
続いては、ガクチカをブラッシュアップするための方法についてご紹介します。
磨きに磨いておけば、ESとして良いものになるだけでなく、どんな深堀質問にも対応できるようになるし、頭の整理になります。
ブラッシュアップのための手順は以下の2つです。
1.エピソードの詳細を「事実」と「心情」に分けて具体的に書き出す
2.このエピソードから自分のどんな能力を伝えたいのか整理する
それぞれ具体的に見てみましょう。
1.エピソードの詳細を「事実」と「心情」に分けて具体的に書き出す
事実と心情は文字の色を分けるなどすると良いでしょう。
面接では、起こった事実だけでなく、その時のあなた自身の考えや心情も問われることが多いです。
「なぜこの行動を起こしたのか」
「なぜこの課題を解決しようと思ったのか」
このような、あなたの心情やその変化もしっかりと言語化しましょう。
まっさらなワードを開き、一つのエピソードを時系列にして書き出すと良いでしょう。
私は、ガクチカのエピソードの期間が1年間であったため、月ごとに区切って書き出していました。
この時大切なのは、できるだけ具体的に書くことです。
具体的すぎるくらい具体的なほうが、説得力があります。
「定期的に練習した」→「週に3回、朝に2時間の練習時間を設けた」
このように数字をたくさん使うと良いです。
なんとなくでもいいので数字や具体的な言葉に当てはめてみましょう。
ネットには「ガクチカあるある質問集」のようなものがたくさん転がっていると思いますので、それらすべての質問に対応できる解像度で、エピソードの1から10を言語化しましょう。
以上のことを行うと、あなただけの「ガクチカ完全版」が完成します。
2.このエピソードから自分のどんな能力を伝えたいのか整理する
続いては2つ目のステップについてです。
おそらく「ガクチカ完全版」は数千文字にも及んでいることでしょう。
ここから、400字にまとめる必要がありますよね。
どこを切り取れば良いのか分からない方も多いと思います。
大切なのは、このエピソードからどんな自分の性格・強みを伝えたいのかを明確にすることです。
「異なる価値観の人と1つのことをやり抜く能力」をアピールしたいのであれば、他者とのやりとりで苦労した場面、乗り越えるための工夫を押し出して書くとよいでしょう。
「粘り強く妥協しない性格」をアピールしたいのでれば、他者との関わりより自分自身の困難とその克服方法にフォーカスを当てるとよいでしょう。
「あなたがESを出す企業はどんな学生を求めているのか」、「その業界ならではの求められる能力はあるのか」
などを考えたうえで、逆算してあなたの強みを押し出しましょう。
□まとめ
以上の2つを実践してみてください。
そして、できるだけ多くの社会人や先輩に見てもらい、別の言い回しや簡潔な言い換えがないか提案してもらいましょう。
それによって、あなたのガクチカはどんどんより良いものになっていくことでしょう。
ガクチカを磨きに磨いて、インターン選考を乗り越えましょう!!