就職活動時に、誰もが考えるのがガクチカ(学生時代に力を入れたこと)です。
エントリーシートの項目であることが多く、皆さんもご存知でしょう。
しかし、「自分のガクチカがわからない」「話すエピソードがない」など悩まれる方も多いです。
そこで今回は、採用担当者に対して魅力的に伝わるガクチカの書き方を解説します!
そもそもガクチカを聞かれる理由とは?
ガクチカに効力を持たせてアピールするためには、採用担当者の質問の意図を考える必要になります。
学生に対してガクチカを聞く理由は、「入社後に活躍できる人材かどうかの判断をするため」です。
社会人の中途採用とは異なり、新卒採用では応募学生の実務スキルや経験を測ることは困難です。
それゆえ、学生時代に頑張ったことのエピソードを聞くことで、応募者の人柄や課題に対しての向き合い方を知ろうとしているのです。
基本的に、採用担当者はガクチカのエピソードの内容を見ていません。
見ているのは、その過程を通して知れる人柄や価値観を重視しています。
つまり、結果を出すために就活生がした工夫や成果を出すための取り組みについて見ています。
エピソードそのものには価値がなく、自分なりのアクションや思考の跡が見られれば評価の対象になるということを念頭に置いておきましょう。
魅力的なガクチカの書き方とは?ポイントを解説します
ここでは、評価されるガクチカを書くためのポイントを解説します。
ぜひチェックしてみてください。
まず1つ目は、結論から書き始めることです。
文章でも口頭問わず結論から伝えることは非常に重要です。
いきなり、エピソードから紹介されても面接官は話の内容が理解できません。
「学生時代に何に取り組んだか」を知りたいということを念頭に置いて、具体的なエピソードの前に結論を端的に伝えるようにしましょう。
2つ目は、行動理由を説明することです。
行動理由を示すことで、その応募者の人柄がわかります。
どんなことをするにしても、行動のきっかけがあるはずです。
行動のきっかけには応募者の人柄が背景にあります。
応募者の考え方や価値観を知り、自社の人材として適しているのかを判断したいでしょう。
その取り組みを行うに至った理由については深く考えて盛り込むようにしましょう。
3つ目は、どのような困難に直面したかを伝えることです。
努力の過程で、具体的な困難にぶつかった際の対応を伝えることは人柄を伝える上で重要です。
具体的な数字を盛り込み、困難に直面した際の状況を的確に伝えましょう。
4つ目は、困難を乗り越えるための行動を伝えることです。
ガクチカにおいてどのような行動をしたかが応募者の人柄や努力の過程として見える部分です。
同様の問題でも解決方法は人によって様々です。
その中で、自分なりにどのように考えて行動したかを明確に記載しましょう。
5つ目は、行動した結果どのような成果を出したかを述べましょう。
成果は定量的かつ他者にわかりやすい形で表現しましょう。
具体的な数字を提示すれば、説得力が増します。
客観的な評価として他者からの評価を交えるとさらに良いでしょう。
6つ目は、ガクチカを通して学んだことを伝えましょう。
入社後にどのように活かせるのかを明確にすることは大切です。
採用担当者が入社後の活躍について気になるのは明白ですよね。
学んできたスキルをどう活かすか伝えられるようにしておきましょう。
ガクチカの書き方について解説しました。
論理的に伝わるように、この流れを押さえてガクチカを書くように心がけてください。
まとめ
今回は、採用担当者に対して魅力的に伝わるガクチカの書き方を解説しました。
ガクチカを聞かれる理由は応募者の人柄を知り、入社後の適性を見るためです。
解説した魅力的なガクチカの書き方について参考にしてみてください。
そして、ご自身の人柄をアピールしましょう!