「大学院に進学するか、就職するかなかなか決められない」
このようにお悩みの方は多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響もあり、就職できるか不安という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、大学院に進学するメリットとデメリットを紹介します。
進路でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
大学院の主な種類とは
大学院と一口に言っても、いくつかの種類に分けられます。
以下では、それぞれについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
1つ目は、学部を持つ大学院です。
これは、基礎となる学部組織がある大学院のことを指します。
具体例としては、文学研究科や工学研究科などがあります。
2つ目は、独立研究科です。
様々な学部の卒業生を受け入れ、それぞれの専門性を融合させながら研究していくのが大きな特徴です。
例えば、ビジネスデザイン研究科やエネルギー科学研究科などがあります。
3つ目は、大学院大学です。
これは、学部のある大学を持たない大学院のみの機関で、独立大学院と呼ばれることもあります。
具体例としては、政策研究を専門とする「政策研究大学院大学」があります。
4つ目は、専門職大学院です。
研究に注力するのではなく、実務の場で活かせる高度で専門的な能力を養うことを目指す大学院です。
例えば、法曹を養成する「法科大学院」や教員を養成する「教職大学院」などがあります。
大学院に進学するメリットとデメリットとは
ここまでは、大学院の種類について解説しました。
どのようなタイプの大学院があるのかお分かりいただけたと思います。
ここからは、大学院に行くメリットとデメリットを紹介します。
進路を迷っている方はぜひお役立てください。
*大学院に行くメリット
1つ目は、就職先の選択肢が増えることです。
多くの方がご存知だと思いますが、大学院を卒業すれば就職先の可能性は広がります。
例えば、大手のメーカー企業の研究職では、採用条件を院卒・修士以上としていることも少なくありません。
そのため、研究職のような専門的な知識が不可欠な職業につきたい場合は、大学院に進学するべきと言えるでしょう。
2つ目は、学部卒よりも新卒の初任給が高いことです。
ほとんどの企業では、学部卒より大学院・修士卒の初任給が高く設定されています。
一年目から高い給料をもらいたい方は、大学院がおすすめですね。
3つ目は、高い専門性が身につくことです。
大学院に進学することで、学部時代以上に研究や実験に専念できるため、非常に高いレベルの専門性を身につけられます。
研究成果を学会などで発表する機会もあるので、各分野の有識者と知り合いになれることも大きなメリットといえるでしょう。
*大学院に行くデメリット
まずは、学費がかかることです。
このデメリットが懸念で、大学院進学を諦める方もいらっしゃいます。
大学院の学費は、国立では2年間で約150万円、私立は専攻分野によって異なりますが、2年間合計で200万円から400万円ほどかかることもあります。
また、研究や実験で忙しいため、アルバイトの時間を確保することも難しくなります。
社会人経験が2年遅れてしまうこともデメリットの一つです。
同年代よりも社会人になるのが2年遅れるのは人によってはデメリットかもしれません。
大学院時代を有意義に過ごせれば良いかもしれませんが、場合によっては何も得られなかったということもあります。
大学院で何も成長できなかったら、しっかり社会人経験をした同期とは大きな差が生まれるでしょう。
以上が、大学院に行くメリットとデメリットについてでした。
それぞれを考慮したうえで、進路を決めるようにしましょう。
まとめ
この記事では、大学院に進学するメリットとデメリットを紹介しました。
また、大学院の種類についても詳しく解説しました。
大学院に進学しようかお悩みの方の参考になれば幸いです。
未来電子には大学院生も所属しています。
大学院に通いながら、長期インターンに参加することも可能なのです。
私たちと共に、学生生活をもっと充実させましょう。