2021.12.29

大学の入学金っていくらなの?入学金と自分で賄えるのかについてご紹介!

近畿大学 インターン

原田和宗


来年から大学生になる方や、大学に入ろうか悩まれている方の中には、大学の学費について気になる方が多数入らっしゃるでしょう。

大学の学費には莫大な費用がかかります。

「大学生は人生の夏休み」なんて言われていますが、その人生の夏休みはお金を払って手にしているようなものなのです。

では、具体的にいくらかかってどうやって賄うのでしょうか。

 

大学の学費はいくらなのか

 

大学の学費の中には様々な費用が含まれていますが、大まかに分類すると、入学金と授業料に分けられます。

入学金はその名の通り、入学する際にかかる初期費用のようなものです。

それに対して授業料とは、毎年前期と後期の初めに支払う必要のある費用です。

そのため、学費のほとんどは授業料と言っても過言ではありません。

 

これらの入学金や授業料は、行こうと考えている大学が国立大学なのか、公立大学なのか、私立大学なのかによって大きく異なります。

 

まず、国立大学に入学する際の学費についてです。

国立大学に入った場合、入学金が28万2000円、授業料が53万5800円×4年間であるため、合計が242万5200円となります。

国立大学は難易度が高いですが、入れると学費が低いうえに在学者数が少ないため、研究室の質が高いとも言われています。

 

しかしながら、費用が国から出たもののみとなるため、設備の充実度に関しては私立大学に劣る場合があるでしょう。

 

次に、公立大学に入学する際の学費についてです。

公立大学に入った場合、入学金が39万3426円、授業料が53万7809円×4年間であるため、合計が254万7809円となります。

公立大学に関しては、地元の学生であれば入学金が免除されるなどの制度もあるため、ここに表記している学費よりも安くなる可能性があります。

そのため、詳しくは志望大学のホームページから学費に関する情報を見ておきましょう。

 

最後に私立大学に入学する際の学費についてです。

私立大学の場合、3種類に分けられます。

 

1種類目は文系の学部に入った場合です。

文系の学部であれば、入学金が24万2579円、授業料が74万6123円×4年間であるため、合計が300万9071円となります。

文系の私立大学と文系の国立・公立大学であれば、年間50万円ほどの差が出るということがおわかりいただけたでしょう。

それだけ、私立はお金がかかるということです。

 

2種類目は理系の学部に入った場合です。

理系の学部であれば、入学金が26万2436円、授業料が104万8753円であるため、合計が445万7448円となります。

国立大学の理系学部と比較すると、200万円ほどの差が出てきます。

そのため、理系学部に進みたいと考えている方は、お金面だけで考えると圧倒的に国立大学に進む方がお得です。

 

3種類目は医歯系の学部に入った場合です。

医歯系の学部となると、入学金で103万8128円、授業料が273万7037×4年間となり、合計1198万6276円もの費用が必要となります。

 

実は私立理系学部までであれば自分で賄える

 

上記の通り、学費には莫大な費用が掛かるということをご理解いただけたでしょう。

「親にお金を払ってもらえないから諦めよう」このようにお考えの方は、ちょっと待ってください。

確かに医歯系の私立大学となると、全ての費用を自分で支払うのは確実に不可能です。

しかしながら、私立理系学部までであれば、全ての費用を自分で賄えます。

 

この記事を書いている僕自身、私立理系学部で学費、生活費をすべて自分で賄っています。

できるならば親御さんから多少のお金をもらった方が良いですが、どうしても無理なら自分で賄って大学に行くべきです。

諦めないでください。

 

大学生は最大103万円までであれば、税金を支払わずに給料を得られます。

それに加えて、大学生には奨学金制度というものがあり、月々10万円まで借りられるのです。

つまり、223万を手にできるということです。

私は近畿大学の建築学部に通っており、授業料が年間150万円ほどかかります。

そのため、奨学金の120万円をすべて授業料にあて、残り30万円を給料から出します。

そして、残りの70万円ほどの給料をやり繰りして生活費を賄っています。

今時家賃が2万円程度で収まる賃貸があり、業務スーパーで食材を買って自炊すれば、食費も3万円以内に余裕で収まります。

 

入学するための初期費用はご親族の方に手あたり次第お願いして借りるか出してもらう必要がありますが、それ以降は自分で賄えるのです。

大学に行きたい方は諦めずに行ける方法を模索しましょう。

 

まとめ

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

大学の学費がいくらかかるのかこれで理解していただけたでしょうか。

学費が原因で大学に行けないと考えている方は、考え方を改めてみてください。

どうして無理なのかではなく、どうすれば行けるのか考えるようにしましょう。


この記事を書いた人

近畿大学インターン

原田和宗