自分はスマホ中毒かもしれない…
これを読んでいる方の8割くらいはそう思ったことがあるのではないでしょうか。
そのような方に向けて、今回は私が久しぶりに一気読みした本をご紹介します。
スマホを1日に2600回も触っている!?
“平均で1日4時間、若者の2割は1日に7時間も使うスマホ。
だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。
なぜか?
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存―――
最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。
教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。”
このような袖の内容紹介から始まる本書のメッセージは、
「今あなたが手にしている本は人間の脳はデジタル社会に適応していないという内容だ」というものです。
著者のアンデシュ・ハンセン氏はスウェーデンの精神科医です。
人間の進化の過程は、「飢えや死の恐怖からどのように逃げ出すことができるのか」
という点が一義的なものであった。
そんな人間の精神は、デジタル社会に十分対応できるものではないと著者は強調します。
著者よると、現代人は1日平均4時間、最低でも10分に1回はスマホに触れており、タッチする総計は1日2600回以上に上るそうです。
その結果、ストレスを溜める人たち、眠れなくて困る人たち、鬱状態に陥る人たちの多いこが非常に多いとのこと。
そしてこれらの問題のいずれもスマホによって引き起こされるというのです。
スマホ中毒って例えば?
スマホ中毒というと、例えばどのような症状があるのでしょうか。
例えば…
スマホを身近に置いておくと、着信音がするたびに気になって画面を覗いてしまう。
仕事をしていても、ついスマホを手に取ってしまい、長時間机に向かっていても、仕事がちっともはかどらない。
さらに、SNSで発信すると、「いいね」がどれだけつくか気になって仕方がない。
相手に送ったメールが既読スルーされると、不愉快な気持ちになる。
自分と見比べる相手が飛躍的に増え、若者たちはSNS利用後に自分の容姿や魅力に不満を感じている。
このような経験は現代人なら誰しも1度はあるでしょう。
リモートインターンを経験している未来電子のインターン生なら仕事についても共感できそうですね。
著者自身が本書の中で、デジタルで気を散らされ続けたことで、「本を集中して読むことが難しくなった」と述べていますが、実際私も同じことを感じていました。
気づいたらスマホを触っている自分、スマホを触っているとあっという間に過ぎる1時間が、読書をしているとなかなか時間が過ぎず、すぐに疲れてしまいます。
これは、人間の精神が『睡眠』、『運動』、『他者との関わり』によって不調から守られているにもかかわらず、デジタル化によって睡眠時間は削られ質は落ち、運動の頻度は減り、他者との関わりもリアルからデジタルにものすごいスピードで移行しているからだそうです。
このような現代社会ときっても切り離せないスマホ脳への対抗策として、本書の中では極めてシンプルな提案がされています。
それは…。
とそこまで書いてしまうと完全なネタバレになって誰も読まなくなると思うので、スマホ中毒だな、と感じる人はぜひ『スマホ脳』を読んでみてください!
まとめ
今回は、私が最近読んで、ほんとに当てはまるしこれからどんどんデジタル化するから気をつけなきゃな…と生活を見直した本をご紹介しました。
未来電子のインターン生は、特にパソコンを触っている時間が多いと思うので、気になった方はぜひ一度読んでみてください!