どうも人事の中津です!
今日は決算書について勉強してみました。
就活にも決算書が必要?
決算書って言ったらめちゃめちゃ難しいイメージありますよね
僕も最初はそうでした。
決算書って経営者だけに必要なイメージがあっんたんですけども
実際に勉強してみると経営者だけじゃなくて投資や就活に役立つことがいっぱいあったんですね。
就活でよくあるのが名前だけを聞いてとりあえず受けてみようと
一部の大手企業に集中することはたくさんあるんですけども
実はあまり知られてないメーカーや中小企業にも抜群の財務内容を持った優良企業がたくさんあるんですね。
ビジネス雑誌がよく企画する人気企業ランキングはイメージが先行することが多いです。
でもそれに頼ってしまうと聞いたことある大手企業でも数年後には潰れている可能性も全然あるんですね。
就職先でも投資先でも決算書を見ることによって人気ではなくて
安定性、収益性将来性といった本質的なことを読み取ることができます。
3つの危ない会社の見分け方
- 自己資本比率10%切ったら危ない
危ない会社を見分けるには中長期的な安全性を示す自己資本比率を見ます。
自己資本比率とは資産全体のうち返済義務のないお金の比率のことです。
これが20%以上を超えていれば安全性という面では一応合格です。
逆に金融業以外で自己資本比率が10%を切っていたらその会社は間違いなく自己資本が少なすぎます。
電鉄会社や電力会社のように日銭が入ってくる会社は自己資本比率が少々低くても大丈夫ですが
それでも何があるかは分かりません。
- 資産回転率が高い会社は要注意
売上の規模が貸借対照表の規模に比べて大きい会社は注意が必要です。
資産回転率は売上高を資産で割った数値です。
資産回転率=売上高÷資産
メーカーであれば通常1倍前後つまり売上高と資産がほぼ同じ金額です。
資産回転率は資産が有効活用されている度合いを示すと一般的には言われていますが
資産回転率の高い会社は資金難に陥った時に売るものがないとも言えます。
これは資産が少ないからです。
資産回転率が高い会社は投資家から見ると効率のいい経営が行われているため
プラス評価となりがちですが実際にはある日突然潰れるかもしれない危険性もあるのです。
- 赤字が続いてる会社はもちろん危ない
銀行は3期連続赤字になると追加融資に応じなくなったり
融資を引き上げようとしたりその会社に対する評価を変えることも少なくないです。
銀行は融資の契約をするときに「自己資本率を一定以下にしない」とか「営業利益を何億円以上稼ぐ」と言ったコベナンツと呼ばれる条件をつけることがあります。
このコベナンツに抵触すると金利が上がったり返済を迫られたりします
銀行は融資先の会社の経営をすべて見ることはできないですが
要所の数字を管理することで融資金の安全性を確認しています
まとめ
今までは聞いたことある会社だとか友達が入ってる会社だからという理由で
企業選びをしていたあなたは要注意です。
もしあなたが企業に安定性を求めるならばバイアスを取り払って
自分の目で確かめる必要があるかもしれません。